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2016年10月13日 (木)

がんの転移を風邪薬で止める

2016/10/5 北海道大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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研究成果のポイント
 
・風邪薬の成分の非ステロイド系抗炎症薬
 のフルフェナム酸は,膀胱がんで
 アルドケト還元酵素を阻害することで
 転移をおさえて,なおかつ抗がん剤に
 対するがんの抵抗力をおさえることを
 発見。
 
・将来,進行した膀胱がんの治療として
 抗がん剤に風邪薬のフルフェナム酸を
 併用することで膀胱がんを完治させる
 ことが期待される。
 
 
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概要
 
 膀胱がんの中でも深く浸潤するタイプの
筋層浸潤型膀胱がんは,予後が悪く
効果的な治療法の確立が求められて
いました。
 
 今回,薬剤耐性を獲得して転移した
膀胱がんでは,アルドケト還元酵素が
3倍から25倍に増加していることを
発見しました。
 
 また,この酵素ががん細胞の動きを
高める作用があることをはじめて
見出しました。
 
 さらに,この酵素はシスプラチンなどの
抗がん剤の効きめを阻害する作用がある
ことも証明しました。
 
 風邪薬の成分のフルフェナム酸は
このアルドケト還元酵素を阻害するため,
フルフェナム酸を膀胱がん細胞に
投与すると,がん細胞の動きが止まり,
抗がん剤の作用の効きめが回復すること
がわかりました。
 
 将来の治療法の道筋を発見しました。
 
 本研究は,北海道大学大学院医学研究科
腫瘍病理学分野(田中伸哉教授),
腎泌尿器外科(篠原信雄教授)との
共同研究で行われました。
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 風邪薬の成分が筋層浸潤型膀胱がんに
効果を発揮するとは意外ですね。
 
 
>フルフェルナム酸は風邪薬の成分です。
 
>フルフェナム酸を抗がん剤と同時に使う
>ことで,膀胱がんの患者さんの予後を
>改善するための臨床研究が進むことが
>期待されます。
 
>現在,分子標的治療薬は非常に高価
>なものが市場に出てきており,
>医療経済のみならず国家経済の
>大きな負担となっていますが,本研究
>によって,風邪薬などの安価な薬の成分
>でも思わぬ抗がん作用があることが
>わかりました。
 
>将来,がん治療の現場に定着することが
>期待されます。
 
 大いに期待しましょう。

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