エクソソームの高純度精製法の開発に成功
2016年9月23日 大坂大学研究情報
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
本研究成果のポイント
・細胞から放出される小胞、エクソソーム
を高純度で抽出する新しい方法を開発
・エクソソームは癌細胞など病的細胞の
バイオマーカー※1 として有用であるが、
これまでの精製法で得られる
エクソソームは純度が低く、
バイオマーカーとしての信頼性が
懸念されていた
・本研究成果を用いた高純度の
エクソソーム抽出のためのキットは、
国産試薬として既に製品化されている
-----
概要
大阪大学免疫学フロンティア研究センター
の華山力成招へい教授
(金沢大学医学系免疫学教授)、
中井渉特任研究員、和光純薬工業株式会社
らの研究グループは、
簡易かつ再現性の高いエクソソームの
高純度精製法を開発することに
成功しました(図1) 。
その結果、これまで同定することが
できなかったエクソソーム上の蛋白質や
RNAの同定が可能となり、
癌をはじめとした様々な疾患の早期診断や
治療効果の判定に革新をもたらすことが
期待されます。
本研究成果は、英国の科学雑誌
『Scientific Reports』
(日本時間9月23日18時)に
オンライン掲載されました。
---------------------------------------
良さそうですね。
>近年、エクソソーム研究が加速的に
>進展していますが、これらの研究では
>超遠心法やPEG沈殿法などで精製された
>純度の低いエクソソームが使用されて
>おり、エクソソーム本来の機能を反映
>しているのかは実際のところ不明
>であります。
>今回我々が開発したエクソソームの
>高純度精製技術は、エクソソーム研究
>そのものの方法論を大きく変える
>革新的な解析技術になると
>期待されます。
>今後、本技術によって精製された
>エクソソームは、癌のみならず、
>免疫系や循環器系、脳神経系、
>内分泌系など様々な疾患の
>バイオマーカーの同定と解析に
>有用となりえます。
高純度エクソソーム重要なんですね。
いろいろな疾患の有用なバイオマーカー
の同定と解析に役立つと素晴らしいと
思います。
バイオマーカー重要です。
| 固定リンク
« ポケットに入れて持ち運べる!「水素運搬プラスチック」開発に成功 高圧ボンベなどでの保管・運搬や爆発の危険など水素特有の課題を解決 | トップページ | 心不全の新たな発症メカニズム解明と新規遺伝子治療法の開発 »
「医療関連ニュース」カテゴリの記事
- iPS細胞由来の免疫キラーT細胞を用いることで悪性リンパ腫の治癒に成功〜難治性NK細胞リンパ腫に対する新規細胞治療法へ期待〜 (2019.10.14)
- 炎症反応を強力に抑える活性イオウ誘導体の開発に成功(2019.04.16)
- 皆保険制度の国で在住外国人に健康格差の懸念 ~ 富裕層対象の医療政策導入で悪化の恐れ日本人医師グループが英医学誌で注意を促す ~(2019.03.13)
- 脳腫瘍に対するウイルス療法の医師主導治験で高い治療効果を確認―日本初のがん治療ウイルス薬の製造販売承認申請へ―(2019.02.18)
- 国内初の医師向けオンライン診療手引書が完成 -安全で質の高い遠隔医療の普及に向けて-(2019.01.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント