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2016年10月20日 (木)

悪性化したがん細胞をその場で可視化―近赤外発光分子で高感度かつ迅速ながん検出手法を開発―

2016.10.17 東京工業大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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要点
 
○悪性化したがん細胞を検出する
 新しい血中投与型発光分子を開発
 
○マウスの腫瘍・転移組織に存在する
 低酸素がん細胞を高感度かつ迅速に検出
 
○様々な疾患研究に適用可能な
 高感度イメージング材料の設計指針を
 提案
 
 
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概要
 
 東京工業大学 生命理工学院
生命理工学系の近藤科江教授と
口丸高弘助教らは、腫瘍組織に存在する
悪性化したがん細胞を非侵襲的に可視化
することに成功した。
 
 悪性がん細胞で活性化する低酸素誘導
因子[用語1]に応答して、近赤外発光
[用語2]を生成するイメージングプローブ
[用語3](POL-N)を開発して実現した。
 
 このイメージングプローブは
ユビキチン-プロテアソーム系(UPS)
[用語4]による低酸素誘導因子の
分解制御機構と、近赤外生物発光分子を
組み合わせたタンパク質分子であり、
血中に投与するだけで、高感度かつ迅速に
腫瘍組織の低酸素誘導因子を発光できた。
 
 低酸素誘導因子は多くの腫瘍組織で
活性化が認められ、薬剤抵抗性や転移
といった悪性化に関わることが報告されて
おり、治療標的や診断マーカーとして
有望な分子である。
 
 これまで、腫瘍組織における低酸素誘導
因子の活性化を非侵襲的に可視化するため
には、がん細胞やマウスに前もって
遺伝子を導入する必要があり、
その場観察は困難だった。
 
 開発したイメージングプローブは、
外部から生体に血中投与した後、
低酸素誘導因子が活性化したがん細胞内に
蓄積され、生体組織透過性の高い
近赤外発光シグナルを生成することで
悪性化したがん細胞を可視化する。
 
 マウスを用いたがんの悪性化機構に
関する研究を加速させるとともに、
低酸素誘導因子が関わる多くの疾患研究に
有用なツールとなる。
 
 研究成果は10月4日発行の
ネイチャー・パブリッシンググループの
オンラインジャーナル
「Scientific Reports」に掲載された。
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 悪性化したがん細胞をその場で可視化
出来るとは素晴らしい。
 
 
>POL-Nイメージングプローブを用いて
>発がんや転移過程における
>低酸素誘導因子の役割を明らかにして
>いく予定である。
 
>また、イメージングプローブの
>分子設計は、低酸素誘導因子に限らず、
>UPSで制御される様々な分子活性を
>可視化するイメージングプローブの
>開発に利用可能であり、
>今後、多くのイメージング材料の開発に
>貢献することが期待される。
 
 大いに期待したい。

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