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2016年9月 7日 (水)

ヒトiPS-NKT細胞の抗腫瘍効果を生体内で示すことに成功-iPSを用いたがん免疫療法の実現へ大きく前進-

2016年8月18日
理化学研究所
日本医療研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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要旨
 
 理化学研究所(理研)統合生命医科学
研究センター免疫細胞治療研究チームの
藤井眞一郎チームリーダー、
伊豫田智典研究員と
免疫器官形成研究グループの
古関明彦グループディレクター、
山田大輔研究員らの研究グループは、
iPS細胞技術で作製した
ヒトナチュラルキラーT(NKT)細胞[1]の
抗腫瘍効果をマウスの生体内で示すことに
成功しました。
 
 研究グループはこれまでにNKT細胞の
発見から、NKT細胞の活性化機構、
細胞機能について研究を進めてきました。
 
 特に、NKT細胞の活性化後、
多量に産生される
インターフェロンガンマ(IFN-γ)[2]
により、自然免疫系ナチュラルキラー
(NK)細胞および獲得免疫系キラーT細胞
[3]を共に増殖促進・活性化させること
(アジュバント作用[4])で抗腫瘍効果を
発揮することを見出していました。
 
 この原理を用いてNKT細胞標的がん治療
の臨床試験が行われ、長期平均生存期間の
延長効果が認められました。
 
 さらに、抗がん機能を持つNKT細胞のみ
を増殖させることができれば、
抗がん効果をより効果的に最大化
できると考えられます。
 
 そこで、研究グループはiPS細胞技術を
利用して、ヒトNKT細胞から抗がん効果の
高いiPS細胞由来のNKT細胞
(iPS-NKT細胞)を安定的かつ大量に
作製する方法を確立しました。
 
 そして、ヒトiPS-NKT細胞が試験管内で
6種類のヒト腫瘍細胞株全てを強力に
殺傷できることが分かりました。
 
 また、マウスの生体内でも直接的に
腫瘍細胞の増殖を抑制する効果があること
が示されました。
 
 さらに、マウス生体内で
アジュバント効果を発揮することも
明らかになりました。
 
 今後、iPS-NKT細胞は効果の高い
がん免疫療法に進展すると期待できます。
 
 本研究は、国立研究開発法人科学技術
振興機構(JST)の
「CREST 人工多能性幹細胞(iPS細胞) 作製
・制御等の医療基盤技術」及び、
国立研究開発法人日本医療開発研究機構
(AMED)の「再生医療実現拠点
ネットワークプログラム
(平成26年度までJST所管)」の
支援を受けて行われました。
 
 本成果は、米国の科学雑誌
『Stem Cells』に掲載されるのに先立ち、
オンライン版(8月1日付け)に
掲載されました。
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 素晴らしいですね。
 
 
>本研究により、試験管内および
>マウスの生体内でもiPS-NKT細胞が
>抗腫瘍細胞能を発揮することを示す
>ことができました。
 
>特に、iPS-NKT細胞は元のNKT細胞と
>同じようにアジュバント効果を
>発揮するだけでなく、
>直接的な腫瘍細胞殺傷能も持っている
>ことが分かったので、
>効果の高いがん免疫療法になると
>期待できます。
 
 効果の高いがん免疫療法になると
良いですね。期待しています。

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