「細胞内のタンパク質を分解する新しい仕組みGOMEDを発見」 ― 糖尿病罹患者の血糖調節への関与の可能性 ―
平成28年8月17日
国立大学法人 東京医科歯科大学
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
【ポイント】
○細胞内のタンパク質を分解する機構は、
難病との関連があり非常に
重要なものの、未解明な点が多く
残されています。
○本研究では、細胞内のタンパク質を
分解する新しい仕組み(GOMED と命名)を
発見しました。
○この新しい仕組みは、糖尿病罹患者の
血糖調節に機能している可能性が
あります。
-----
東京医科歯科大学・難治疾患研究所の
清水重臣教授らのグループは、
大阪府立成人病センターの辻本賀英
研究所長、順天堂大学大学院医学研究科の
綿田裕孝教授らのグループとの
共同研究で、細胞内のタンパク質を
分解する新しい仕組みを発見しました。
この研究は文部科学省科学研究費補助金
などの支援のもとでおこなわれたもので、
その研究成果は、欧州分子生物学機構
(EMBL)の科学誌 EMBO Journal に、
2016 年 8月 10 日にオンライン版で
発表されました。
---------------------------------------
>細胞内のタンパク質を分解する
>新しい仕組みを発見しました。
新しい発見ですね。
>今回の研究成果から、酵母細胞および
>動物細胞において、
>新しい細胞内タンパク質分解システム
>GOMEDの存在が明らかになりました。
>さらに、生体内では、不要になった
>インスリンを分解していることが
>分かりました。
>GOMED は糖尿病罹患者の血糖変動時に
>機能している可能性があり、
>本研究は、糖尿病の予防と治療法の
>新たな手がかりになる可能性を
>示しています。
新たな手ががりになる可能性。
大いに期待したい。
| 固定リンク
« 細胞内亜鉛動態に関わるタンパク質を一網打尽に捕捉する分子技術 -亜鉛に関わる生理現象や疾患の解明に期待- | トップページ | 糖尿病治療薬の新しい標的分子を発見―新たな血糖降下薬開発にはずみ― »
「医療関連ニュース」カテゴリの記事
- iPS細胞由来の免疫キラーT細胞を用いることで悪性リンパ腫の治癒に成功〜難治性NK細胞リンパ腫に対する新規細胞治療法へ期待〜 (2019.10.14)
- 炎症反応を強力に抑える活性イオウ誘導体の開発に成功(2019.04.16)
- 皆保険制度の国で在住外国人に健康格差の懸念 ~ 富裕層対象の医療政策導入で悪化の恐れ日本人医師グループが英医学誌で注意を促す ~(2019.03.13)
- 脳腫瘍に対するウイルス療法の医師主導治験で高い治療効果を確認―日本初のがん治療ウイルス薬の製造販売承認申請へ―(2019.02.18)
- 国内初の医師向けオンライン診療手引書が完成 -安全で質の高い遠隔医療の普及に向けて-(2019.01.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント