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2016年7月11日 (月)

化学の力で見たい細胞だけを光らせる-遺伝学・脳科学に有用な画期的技術の開発-

2016/7/11
東京大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
 
◆レポーター遺伝子(注1)の一つである
 LacZ をもつ細胞(LacZ 発現細胞)のみ
 を明るく光らせる新規蛍光プローブ
 (注2)を独自の分子設計に基づき
 開発しました。
 
◆今回、β-ガラクトシダーゼ活性
 によって蛍光性になると同時に
 細胞内の分子に結合する蛍光プローブを
 開発することにより、生きた組織中の
 LacZ 発現細胞を生きたまま
 染色・可視化することに成功しました。
 
◆今後、開発した蛍光プローブを用いる
 ことで、遺伝学や脳科学等の
 生命科学研究の発展に寄与すると
 期待されます。
 
 
-----
発表概要
 
 レポーター遺伝子とは、目的遺伝子の
発現、またその発現部位を容易に判別する
ために、目的遺伝子に組み換える
別の遺伝子のことです。
 
 LacZ は最も汎用されている
レポーター遺伝子の一つで、LacZ を
導入された細胞は細胞内で
β-ガラクトシダーゼという酵素を
発現します。
 
 これまで、LacZ 発現細胞の染色には、
β-ガラクトシダーゼと反応して
青い色素を生成する XGalという
発色基質が使用されてきましたが、
発色には固定処理が必要であり、
LacZ 発現細胞を生かしたまま可視化する
ことはできませんでした。
 
 また、β-ガラクトシダーゼの酵素活性
によって蛍光性になる蛍光プローブも
開発されてきましたが、細胞膜を
透過しない、酵素反応生成物が細胞外に
漏出するといった問題があり、
LacZ 発現細胞のみを生きたまま
検出・特定することは困難でした。
 
 東京大学大学院薬学系研究科
/医学系研究科(兼担)浦野泰照教授らの
研究グループは、β-ガラクトシダーゼ
との酵素反応によって蛍光性になると
同時に細胞内のさまざまな分子に結合する
蛍光プローブの開発に成功しました。
 
 開発した蛍光プローブを用いることで、
LacZ 発現細胞の 1 細胞レベルでの
蛍光検出が可能であること、
また蛍光検出した LacZ 発現細胞
における電気生理学実験にも成功しました。
 
 本蛍光プローブを用いることで、
今後、これまで困難であったさまざまな
生命現象の解明に役立つことが
期待できます。
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>見たい細胞だけを光らせる
 
 出来そうでなかなか出来ないことで
良さそうですね。
 
 
>今回開発した蛍光センサー
>SPiDER- Gal-1 を使用することにより、
>生きた状態の細胞や組織における
>LacZ 発現細胞の特定をはじめとして、
>これまで実現できなかった生物学実験が
>可能となり、さまざまな生命現象の解明
>に役立つと期待されます。
 
 期待しましょう。

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