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2016年7月 2日 (土)

ビフィズス菌が優勢になる乳児の腸内フローラ形成機構を解明―母乳に含まれるオリゴ糖の主要成分の利用がカギ―

2016.06.30 東京工業大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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要点
 
・ビフィズス菌は、乳児期の腸内フローラ
 において優勢になることが知られていた
 がメカニズムが分かっていなかった。
 
・本研究では、生後1か月の間に乳児の
 腸内フローラが大きく変化し、
 腸内細菌科およびスタフィロコッカス科
 に属する細菌群が優勢のフローラ構成
 から、ビフィズス菌が優勢の
 フローラ構成に変動することを
 明らかにした。
 
・ビフィズス菌が優勢になるためには、
 母乳に含まれるオリゴ糖の
 主要構成成分「フコシルラクトース」が
 重要な役割を果たしていることを
 ゲノム解析により解明した。
 
 
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概要
 
 東京工業大学 生命理工学院
生命理工学系の森宙史助教、
山本和也大学院生※、山田拓司准教授、
黒川顕特任教授
(兼国立遺伝学研究所教授)は
ヤクルト本社中央研究所の松木隆広博士、
帝京大学医学部の児玉浩子博士らの
研究グループと共同で、
乳児期のビフィズス菌優勢の
腸内フローラ[用語1]形成には、
母乳オリゴ糖の主要な構成成分である
フコシルラクトース(FL)[用語2]が
重要であることを突き止めた。
 
 FLを利用できるビフィズス菌が
定着した乳児は、そうでない乳児に比べて
便中のビフィズス菌の占有率や酢酸濃度が
高く、大腸菌群の占有率やpHが低いことが
わかった。
 
 ビフィズス菌に利用されるFLを輸送する
ABC輸送体[用語3]がビフィズス菌優勢の
腸内フローラの形成において
中心的な役割を担っていることを解明した。
 
 これはビフィズス菌のオリゴ糖利用性が、
乳児とビフィズス菌の共生関係の構築に
重要であることを示し、乳幼児期における
ビフィズス菌優勢の腸内フローラの意義の
解明につながることが期待される。
 
 研究成果は6月24日発行の英科学誌
「ネイチャーコミュニケーションズ
(Nature Communications)」に
掲載された。
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 なかなか複雑ですね。
 
>乳児期の腸内フローラ構成が
>成長後の個体の生理機能に大きな影響を
>及ぼすことが明らかとなっている。
 
 と言っていますが、具体的にどんな
影響があるのかな?
 
 ちょっと検索してみたところでは、
>腸内にビフィズス菌・乳酸菌が少ない
>乳幼児ではアレルギーを示すことが
>多く、このような乳幼児にProbiotics
>としてビフィズス菌や乳酸菌を投与
>するとアレルギースコアが低減する
>ことが明らかにされた。
 とかいうことが出てきました。
 
 ビフィズス菌・乳酸菌は身体に
良いようです。
 
 今回の研究は、ビフィズス菌が、
乳児期の腸内フローラにおいて優勢
になるメカニズムの解析でした。
 
 人は上手くできてますね。
 自然に育てると、これからの成長
にとって望ましい腸内環境になる。
 
 腸内フローラの研究は重要だと
思います。

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