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2016年7月 4日 (月)

眼球において不要な血管を退縮させる仕組みを解明 ―がんの血管を減らし、進行を抑える新たな治療法の開発に期待―

2016/06/21
慶應義塾大学医学部
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 慶應義塾大学医学部 機能形態学講座の
久保田義顕教授らは、同外科学
(一般・消化器)教室の北川雄光教授との
共同研究により、マウスを用いた
硝子体血管の実験を通じて、
血管が自発的に退縮する仕組みを
明らかにしました。
 
 血管の代表的な自発的退縮に、
胎児の時期にしか必要とされない血管が、
出生後に全て退縮するという現象が
あります。
 
 しかし、この退縮がうまくいかなかった
場合、さまざまな病態を引き起こすことが
知られています。
 
 その病態の一つに「第一次硝子体過形成
遺残」という疾患があります。
 
 目に存在する胎児特有の血管である
「硝子体血管」が退縮せずに出生後まで
残存すると、眼球内の光の通り道の妨げ
となり、組織傷害から重篤な視力障害を
引き起こします。
 
 これまで、硝子体血管を明瞭に可視化し
観察する技術が無く、その発生メカニズム
は明らかにされていませんでした。
 
 本グループは、硝子体血管の可視化技術
を確立し、体の中のあらゆる血管の
成長・維持に必要な血管内皮細胞成長因子
(Vascular endothelial growth factor
 : VEGF)に着目し研究を進めました。
 
 その結果、目の神経が出生後に、
旺盛VEGFを取り込み・消化することで、
目の中のVEGF濃度を低下させ、
硝子体血管を退縮させているという
メカニズムを明らかにしました。
 
 今回の成果は、これまで原因不明と
されてきた「第一次硝子体過形成遺残」の
病因の一端を解明するとともに、
将来的にがんの血管を抑える
新しい治療法につながるものと考えます。
 
 本研究成果は2016年6月20日(米国東部時間)
の「The Journal of Experimental Medicine」
オンライン版に掲載されました。
 
 
プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。 
 
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>血管が自発的に退縮する仕組み
 というものがあるのですね。
 
 
>今回明らかにしたメカニズムは、
>硝子体血管にとどまらず、状況が整えば
>全身どこの血管であっても起こり得る
>現象であることを示しています。
 
>発現を制御する技術が確立できれば、
>腫瘍の血管を自発的に退縮させ、
>腫瘍を血行不全に陥らせる
>新たながん治療の開拓の手掛かりと
>なることも期待されます。
 
 そうですね。
 期待したいと思います。

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