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2016年7月 7日 (木)

がん免疫の課題を克服する治療モデルを構築-自然免疫と獲得免疫両方を活性化させる画期的ながん免疫療法の可能性-

2016年7月1日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 現在のがんの治療は、手術、放射線、
薬物(化学)療法など、いくつかの
治療法を組み合わせる集中的治療が
主流です。
 
 患者個人の個々の状態に応じた
個別化医療を行うことによって、
これまでに比べて生存率も上がって
きました。
 
 一方、患者の免疫力が十分に働くように
することも、がんの治療には必要です。
 
 そこで、今、患者自身の免疫を活性化
することでがん細胞を死滅させる
「免疫療法」が注目を集めています。
 
 生体防御を担う免疫系には、先天的に
備わっていて初期防衛を担う「自然免疫」
と、生後獲得していく「獲得免疫」があり、
両者が協調して働いています。
 
 がん細胞は、その種類によって
自然免疫と獲得免疫に対する“感受性”
が異なるため、がんを完全に排除するには
自然免疫と獲得免疫の両方の活性化が
必要です。
 
 理研の研究チームは、両方の免疫系を
誘導できるがん治療製剤
「人工アジュバントベクター細胞(aAVC)
を開発し、研究を進めてきました。
アジュバントは“免疫反応を増幅させる”
こと、ベクターは“運び屋”を意味します。
 
 今回研究チームは、aAVCによる
治療効果について、マウスの腫瘍組織内の
微小環境に注目して解析を行いました。
 
 腫瘍が十分大きくなった時期に
aAVCを注射すると、腫瘍が壊死し縮小
しました。
 
 この腫瘍組織内の変化を調べたところ、
自然免疫を担う「樹状細胞」と
獲得免疫を担う「キラーT細胞」が
多数集まっていることが分かりました。
 
 そして、樹状細胞が腫瘍血管を
正常化させること、タンパク質を作る
ことで通常は腫瘍内に入ることができない
キラーT細胞が腫瘍内にアクセスできる
ことを突き止めました。
 
 さらに、研究チームはaAVCの
長期効果持続性を調べました。
 
 aAVCをマウスに注射し、その1年後に
解析したところ、全身に抗原特異的な
メモリーキラーT細胞
(以前の機能を記憶している)が
維持されており、再度同じ抗原に
遭遇すると、メモリーキラーT細胞が
増幅して免疫を活性化させることが
分かりました(図参照)。
 
 つまり、この結果はがんに対する
記憶免疫が誘導でき、腫瘍のある場所
だけでなく、転移や再発予防のために
有効であることを示しています。
 
 今回の発見は、aAVCが従来の
がんワクチン療法での問題点を克服し、
臨床に向けて力を発揮できると
期待できます。
 
 
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>人工アジュバントベクター細胞(aAVC)
 素晴らしい。
 
 「がん」には「免疫療法」に期待しています。
 なんと言っても、患者負担が少ないのが
良い。
 
>今回の発見は、aAVCが従来の
>がんワクチン療法での問題点を克服し、
>臨床に向けて力を発揮できると
>期待できます。
 
 大いに期待したい。

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