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2016年7月26日 (火)

免疫のブレーキPD-1は、制御性T細胞との役割分担によって自己免疫性膵炎を抑制する

2016年07月20日 京都大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 本庶佑 医学研究科客員教授、
章白浩 同博士課程学生、
竹馬俊介 同助教(現、慶應義塾大学講師)
らの研究グループは、免疫細胞の攻撃を
弱めるPD-1分子が自己免疫疾患を
抑制する機構の一端を明らかにしました。
 
 本研究成果は、2016年7月7日に
米国科学アカデミー紀要
「Proceedings of the National
 Academy of Sciences of the
 United States of America」の
電子版に掲載されました。
 
 
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研究者からのコメント
 
 Tリンパ球に発現する抑制レセプター
であるPD-1、および制御性T細胞
(regulatory T cell:Tレグ)は、
どちらも自己免疫疾患の抑制に重要ですが、
PD-1とTレグが直接協調するのか、
それとも別の次元で活躍するのかについて
は明らか ではありませんでした。
 
 このたび、私たちが新たに見出した
マウス自己免疫性膵炎モデルを利用し、
PD-1とTレグが、緻密な役割分担
によって、自己組織に対する免疫系の
暴走を抑えていることを明らかに
しました。
 
 近年注目される、PD-1をターゲット
としたがん治療法では、免疫増強の
副作用として自己免疫疾患が問題と
なります。
 
 当研究の成果は、一部の患者で
自己免疫疾患が起こる原因の究明に
役立つと考えています。
 
 
 詳しい研究内容について
 
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 重要な知見だと思います。
 
 
>今回の結果により、T レグは、
>自己反応性の悪玉 T 細胞の活性化を
>間接的に抑制すること、
>一方で PD-1 は、悪玉 T 細胞の分化や
>組織への攻撃を直接抑制すること、
>この、両方の役割分担によって、
>自己組織に対する免疫系の暴走を
>抑えていることが明らかになりました。
 
>(図2)また、今回の致死的な
>マウスの表現型より、PD-1 の不全
>だけでは起こらない、致死的な
>自己免疫反応が、FoxP3 の不完全な
>発現により重篤化することが
>示されました。
 
 免疫の制御は複雑ですね。

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