ZnOコーティングによる高性能ベアリングの開発に成功~摩擦を約3分の2に低減し、災害時用小型ジェットエンジン発電機を実現~
2016年6月 8日
東北大学プレスリリース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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国立研究開発法人物質・材料研究機構、
エネルギー・環境材料研究拠点の
後藤 真宏 主席研究員、
情報統合型物質・材料研究拠点の
佐々木 道子NIMSポスドク研究員、
構造材料研究拠点の
土佐 正弘グループリーダー、
ならびに、東北大学 多元物質科学研究所
の栗原 和枝 教授、粕谷 素洋 助教らは、
NIMSが独自に開発した環境に優しい
低摩擦材料である酸化亜鉛(ZnO)
について、その低摩擦特性を保持したまま
ベアリングボールにコーティングする
技術を開発し、ベアリングの摩擦係数を
約2/3に低減させることに成功しました。
また、このベアリングを
小型ジェットエンジンに搭載すること
により燃料消費量を1%削減し、
FOXコーポレーションと共同で、
災害時用の小型ジェットエンジン発電機を
開発しました。
本成果は、2016年8月5日、京都で
開催されるPRICM-9国際学会にて
発表される予定です。
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「ベアリングの摩擦係数を約2/3に低減」
と言うのは、いまいちのような気もします
が、どうなんでしょう?
>このZnO コーティング技術は、
>小型ジェットエンジンに留まらず、
>様々な駆動部分に応用可能なため、
>多方面の産業界と連携を深め、
>様々な分野で低摩擦化を通じた
>省エネルギーを実現したいと
>考えています。
遠い将来ではなく、今すぐ実現可能
ということに期待するとともに、
もう少し摩擦係数を低減したいですね。
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