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2016年6月30日 (木)

免疫を活性化させるミクロシナプス構造を発見-外敵を検知したT細胞のミクロの接着力が免疫応答を増強-

2016年6月27日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 免疫系は、ウイルスや花粉などの異物
(抗原)の体内侵入を感知して、
体を守る役割を担っています。
 
 抗原はまず、免疫細胞の一種の
樹状細胞などに取り込まれた後、
T細胞へとその情報が伝えられます。
 
 T細胞は抗原を感知すると活性化して、
増殖し、異物を排除します。
 
 この情報の受け渡しの際、樹状細胞と
T細胞は接着し、その接着面には、
お互いの細胞表面にある分子や重要な
シグナル分子が同心円状に配置された
「免疫シナプス」が作られます。
 
 免疫シナプスの中心には抗原を認識する
T細胞受容体(TCR)が集まり、
その周りを接着分子がリング状に取り巻く
構造であることが知られていたため、
免疫シナプスの中心こそが、
抗原を認識しT細胞が活性化される場
であると考えられてきました。
 
 免疫シナプス(接着面)の直径は
10マイクロメートルほど
(μm、1μmは1,000分の1mm)です。
 
 ところが2005年に、理研の研究チームは、
TCRが抗原と結合するときに、
TCRが100個ほど集まったクラスター
(TCRミクロクラスター)を数多く作り、
そこにシグナル分子を集めて、
活性化を引き起こすユニットになっている
ことを発見しました。
 
 さらに今回は、それぞれの
TCRミクロクラスターを接着分子が
リング状に取り囲む構造を発見し、
それが免疫シナプスの構造と似ている
ため「ミクロシナプス」と名付けました。
 
 1個のミクロシナプスの直径は
免疫シナプスの10分の1くらいで、
1μmほどです。
 
 T細胞表面のTCRが抗原を結合すると、
TCRミクロクラスターが形成されます。
 
 TCRミクロクラスターは、
接着分子(インテグリン)や
接着斑構成分子(paxillin、Pyk2)に
サポートされてシグナル分子クラスター
を維持し、T細胞を活性化するシグナル
を送るミクロシナプスが形成されます。
 
 抗原結合後、ミクロシナプスは
2分程でなくなり、TCRクラスターは
5分以内に中央に集まり、
免疫シナプス構造になります(図参照)。
 
 ミクロシナプスの接着分子リングは
T細胞の活性化初期の接着力を強めて、
TCRの感受性とT細胞の活性化を強める
働きをすることが分かりました。
 
 今後、接着分子リングを標的とした
薬剤を開発することで、T細胞の感受性と
活性化の強さを調節できる可能性が
あります。
 
 
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 免疫シナプスの前にミクロシナプスが
存在していたのですね。
 
 免疫の世界は、まだまだ未解明な部分が
おおいですね。
 
  侵入してきた抗原に対して免疫システム
がどう応答するのか?
 基本的なものなのに、
 
 
>TCRの感受性は、高すぎても低くすぎて
>も疾患につながります。
>本研究から、ミクロシナプスにおいて
>インテグリンや接着斑構成分子が、
>TCRの感受性とT細胞の活性化を調節する
>有望なターゲットになることが
>分かりました。
 
>将来的に、これらの接着分子を
>調節する薬剤でT細胞活性化の調節が
>できると期待できます。
 とのこと。
 
 期待しましょう。

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