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2016年6月28日 (火)

希少元素を使わずに赤く光る新窒化物半導体を発見

2016.06.22 東京工業大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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要点
 
・発光デバイスや太陽電池への応用に期待
 
・マテリアルズ・インフォマティクスが
 物質探索を加速できることを実証
 
・窒素化合物に限らず新物質開拓の
 新たな道を開く
 
 
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概要
 
 東京工業大学 科学技術創成研究院
フロンティア材料研究所
/元素戦略研究センターの大場史康教授、
平松秀典准教授、細野秀雄教授らは
京都大学大学院工学研究科の日沼洋陽
特定助教、田中功教授らと共同で、
希少元素[用語1]を含まず、
赤色発光デバイスや太陽電池への応用が
期待できる新しい窒化物半導体を発見した。
 
 最先端の第一原理計算[用語2]を用いた
スクリーニングによる効率的な物質選定と
高圧合成実験[用語3]の連携により、
見いだした。
 
 この成果は窒化物半導体の応用の
可能性を広げるだけでなく、
先進計算科学に基づいた
マテリアルズ・インフォマティクス[用語4]
により物質探索を加速できることを
実証したものであり、本アプローチは
今後の材料開発において有力な手法に
なると期待される。
 
 研究成果は6月21日に英国の科学誌
「ネイチャー・コミュニケーションズ
(Nature Communications)」に
掲載された。
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 マテリアルズ・インフォマティクス
期待出来そうですね。
 
 
>11種類の有望な新3元系窒化物に関する
>理論予測と、CaZn2N2の実験的な実証に
>関する以上の結果は、窒化物半導体の
>これからの応用の可能性を
>広げるけでなく、
>マテリアルズ・インフォマティクス
>により物質探索を加速できることを
>示す実例である。
 
>今後、探索範囲を拡張して
>計算スクリーニングを実行し、
>より多様な新物質を選定し、
>実験により検証することで、
>新物質のさらなる開拓が期待できる。
 
 大いに期待したい。

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