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2016年6月30日 (木)

免疫を活性化させるミクロシナプス構造を発見-外敵を検知したT細胞のミクロの接着力が免疫応答を増強-

2016年6月27日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 免疫系は、ウイルスや花粉などの異物
(抗原)の体内侵入を感知して、
体を守る役割を担っています。
 
 抗原はまず、免疫細胞の一種の
樹状細胞などに取り込まれた後、
T細胞へとその情報が伝えられます。
 
 T細胞は抗原を感知すると活性化して、
増殖し、異物を排除します。
 
 この情報の受け渡しの際、樹状細胞と
T細胞は接着し、その接着面には、
お互いの細胞表面にある分子や重要な
シグナル分子が同心円状に配置された
「免疫シナプス」が作られます。
 
 免疫シナプスの中心には抗原を認識する
T細胞受容体(TCR)が集まり、
その周りを接着分子がリング状に取り巻く
構造であることが知られていたため、
免疫シナプスの中心こそが、
抗原を認識しT細胞が活性化される場
であると考えられてきました。
 
 免疫シナプス(接着面)の直径は
10マイクロメートルほど
(μm、1μmは1,000分の1mm)です。
 
 ところが2005年に、理研の研究チームは、
TCRが抗原と結合するときに、
TCRが100個ほど集まったクラスター
(TCRミクロクラスター)を数多く作り、
そこにシグナル分子を集めて、
活性化を引き起こすユニットになっている
ことを発見しました。
 
 さらに今回は、それぞれの
TCRミクロクラスターを接着分子が
リング状に取り囲む構造を発見し、
それが免疫シナプスの構造と似ている
ため「ミクロシナプス」と名付けました。
 
 1個のミクロシナプスの直径は
免疫シナプスの10分の1くらいで、
1μmほどです。
 
 T細胞表面のTCRが抗原を結合すると、
TCRミクロクラスターが形成されます。
 
 TCRミクロクラスターは、
接着分子(インテグリン)や
接着斑構成分子(paxillin、Pyk2)に
サポートされてシグナル分子クラスター
を維持し、T細胞を活性化するシグナル
を送るミクロシナプスが形成されます。
 
 抗原結合後、ミクロシナプスは
2分程でなくなり、TCRクラスターは
5分以内に中央に集まり、
免疫シナプス構造になります(図参照)。
 
 ミクロシナプスの接着分子リングは
T細胞の活性化初期の接着力を強めて、
TCRの感受性とT細胞の活性化を強める
働きをすることが分かりました。
 
 今後、接着分子リングを標的とした
薬剤を開発することで、T細胞の感受性と
活性化の強さを調節できる可能性が
あります。
 
 
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 免疫シナプスの前にミクロシナプスが
存在していたのですね。
 
 免疫の世界は、まだまだ未解明な部分が
おおいですね。
 
  侵入してきた抗原に対して免疫システム
がどう応答するのか?
 基本的なものなのに、
 
 
>TCRの感受性は、高すぎても低くすぎて
>も疾患につながります。
>本研究から、ミクロシナプスにおいて
>インテグリンや接着斑構成分子が、
>TCRの感受性とT細胞の活性化を調節する
>有望なターゲットになることが
>分かりました。
 
>将来的に、これらの接着分子を
>調節する薬剤でT細胞活性化の調節が
>できると期待できます。
 とのこと。
 
 期待しましょう。

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「ちきゅう」の断層掘削試料の分析と動力学解析による南海トラフ地震での断層すべり量の定量的評価

2016年6月20日 大阪大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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研究成果のポイント
 
・地球深部探査船「ちきゅう」(図1)
 により採取された日本海溝と南海トラフ
 のプレート境界断層試料を分析、
 モデル計算の結果、2011年東北地方
 太平洋沖地震での海溝付近の
 巨大すべり約80mを再現、
 さらに南海トラフ地震にて海溝付近の
 断層が、約30-50m程度すべる可能性を
 示した
 
・日本海溝の泥質な断層では透水率が
 低いため、南海トラフの砂質な断層では
 摩擦係数が高く温度上昇しやすいため、
 サーマルプレッシャライゼーション※1
 が強く機能し大きくすべることを、
 初めて定量的に評価
 
・今後、地震を引き起こす“巣”を
 より深く掘削し、断層試料の
 分析・モデル計算により、
 深部固着域(地震の巣)の断層すべりの
 規模をより正確に評価できることが期待
 
 
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リリース概要
 
 大阪大学大学院理学研究科の
廣野哲朗准教授、
清水建設技術研究所の
津田健一博士、
国立研究開発法人海洋研究開発機構
高知コア研究所の
谷川亘博士、
カリフォルニア工科大学の
Jean-Paul Ampuero教授、
建築研究所の芝崎文一郎博士、
東京大学地震研究所の木下正高教授、
京都大学防災研究所のJames J. Mori教授
の研究グループは、
統合国際深海掘削計画(IODP)※2
における、地球深部探査船「ちきゅう」の
研究航海で得られた断層掘削試料を用いて、
断層の鉱物組成と各種物理特性(摩擦係数、
透水率、熱重量変化など)を分析し、
海溝付近の断層のすべり量を解析しました。
 
 まず東日本大震災を引き起こした
日本海溝のプレート境界断層の試料を
分析・解析した結果、同震災で観測された
すべり量とほぼ同じ、約80mの巨大すべり
が再現され、本解析手法の有効性を
確認しました。
 
 その解析方法で南海トラフの断層試料を
解析した結果、海溝付近のすべり量は
約30-50m程度になる可能性が、
世界で初めて明らかになりました。
 
 これまで、断層試料の分析結果から、
地震時に断層がどの程度滑るのかを
定量的に予測することは不可能でしたが、
今後、地球深部探査船でより深く掘削し、
採取した断層試料を本手法で解析すること
で、将来の発生が危惧される
南海トラフ地震時の深部固着域
(地震の巣)の断層すべりの規模を
より正確に評価できることが期待されます。
 
 本研究成果は、英国Nature Publishing
Groupの「Scientific Reports」に、
日本時間6月20日(月)18時に
オンライン公開されま
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 「定量的に断層すべりの規模を
評価出来るようになった」というのは
素晴らしいこと。
 
 
>本研究により、世界で初めて、
>断層掘削試料から地震時の海溝付近の
>すべり量を評価する解析方法を
>確立することができました。
 
>今後、地球深部探査船「ちきゅう」で
>地震の“巣”のより深部の掘削調査を
>実施し、本メソッドを適応すること
>によって、将来の発生が危惧される
>南海トラフ地震時の深部固着域
>(地震の巣)の断層すべりの規模を
>より正確に評価可能になることが
>期待されます。
 
 期待したい。

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2016年6月29日 (水)

ガラス湾曲を利用した微粒子分離-ナノメートルの隙間を制御して高精度な分離を実現-

2016年6月20日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 微粒子とは、ナノメートル
(nm、1nmは10億分の1m)から
数百マイクロメートル
(μm、1μmは100万分の1m)サイズの
微小な粒子です。
 
 私たちは、印刷用トナー(約5μm)、
薬剤を詰めるためのマイクロカプセル
(数μm~数百μm)、
小麦粉(平均数十μm~100μmほど)、
花粉(スギは20~40μm)、
PM2.5(2.5μm以下)など、
多くの種類の微粒子に囲まれて生活を
しています。
 
 微粒子の粒子径は、どのようにして
計測されるのでしょうか?
 
 従来法では、比較的均一な大きさ、
組成、形状の試料にしか適用できない
という問題がありました。
 
 理研の研究チームは、
今回、さまざまな粒子径の微粒子を
サイズごとに、一回で分離できる
装置の開発に取り組みました。
 
 それは、ガラス基板と薄板ガラスを
貼り合わせて高さがnm~μmの
小さな隙間を作り、薄板ガラスを
湾曲させることで、その隙間の高さを
調整するというものです。
 
 まず、ガラス基板にフッ化水素を
使ったエッチングによって、
深さ36nmの浅い流路を作り、
その上に厚さ90μmの薄板ガラスを
設置しました。
 
 次に、ガラス基板と薄板ガラスの間に、
微粒子を分散させた液体を送液ポンプから
送るための細いガラス管を挟み込みました。
 
 このとき、流路の長さは15mm、
出口の高さは36nm、入口の高さは
360μmでした。
 
 そして、薄板ガラスの上に
220グラムの重りを載せて、薄板ガラスを
下向きに湾曲するようにしました。
 
 すると、出口から装置内に向かって
流路の高さが緩やかになり、
この高さの変化を利用することにより
粒子径ごとに微粒子を高精度に
分離できることが示されました。
 
 この装置の機能を検証するため、
粒子径が0.5、1.0、2.0μmの
ポリスチレン粒子を分散させた液体を
装置に送り込み、ガラス基板の下から
顕微鏡で観察しました。
 
 すると、粒子径が同じ粒子は同じ高さの
流路位置で移動を停止し、
粒子径に応じて一列に並ぶ様子を
観察できました(図a参照)。
 
 また、ヒト白血球細胞と
マウス胚性幹細胞の測定をしたところ、
装置での計測時と通常の顕微鏡観察時で
近い値を示し、軟らかい微粒子の場合でも
粒子径が正確に測定できることを
実証しました(図b参照)。
 
 これは、送液ポンプの圧力調整が
容易に行えるためです。
 
 今後、本成果は、nm~μmレベルで
ガラスを微細加工する技術への応用が
考えられます。
 
 また、軟らかい粒子の測定にも
使えるため、細胞小器官や細胞からの
分泌物などの微小構造体の分離や
解析への応用が期待できます。
 
 
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 なかなか面白い方法ですね。
 
 
>軟らかい粒子の測定にも使えるため、
>細胞小器官や細胞からの分泌物などの
>微小構造体の分離や解析への応用が
>期待できます。
 
 今後の展開に期待します。

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選択的オートファジーが標的のたんぱく質凝集体を認識・隔離するメカニズムを解明

平成28年6月17日
科学技術振興機構(JST)
公益財団法人 微生物化学研究会
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
○選択的オートファジーが標的とする
 たんぱく質凝集体の立体構造を
 原子レベルで解明し、これまで
 不明だった不要なたんぱく質の
 凝集メカニズムと、受容体が凝集体を
 認識するメカニズムを明らかにした。
 
○凝集体表面に結合した受容体が、
 目印になると同時に凝集体のサイズを
 調節し、オートファジーによる
 認識、隔離を促していた。
 
○パーキンソン病などの原因となる、
 たんぱく質凝集体が分解されずに
 蓄積するメカニズムを解明し、
 予防・治療方法を確立する足掛かりに
 なると期待される。
 
 
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 選択的オートファジー注1)が、
不要となった特定のたんぱく質や
細胞内小器官、病原性細菌などを
選択的に分解することで、
細胞の恒常性注2)は維持されています。
 
 選択的オートファジーが破綻すると、
不要なミトコンドリアやたんぱく質凝集体
が分解されず、パーキンソン病や
アルツハイマー病などの神経変性疾患の
原因にもなります。
 
 そのため、このメカニズムの理解が、
これらの病気の克服への足掛かりになる
と期待されています。
 
 微生物化学研究会 野田 展生
主席研究員、山崎 章徳 博士研究員ら
を中心とした研究グループは、
出芽酵母注3)で凝集性たんぱく質
アミノペプチダーゼⅠ(Ape1)が
選択的オートファジーで分解される現象に
着目しました。
 
 Ape1凝集体の立体構造と
凝集体形成メカニズムを原子レベルで
明らかにしました。
 
 さらに、Atg19受容体が凝集体に
結合してオートファゴソーム注4)に
取り込ませるメカニズムを解明しました。
 
 本研究結果は、Atg19受容体の
分解対象の目印としての従来の機能の
理解を深めるとともに、新たな機能
として、凝集体のサイズを制御する役割
を初めて示すものです。
 
 本研究の成果は、米国東部時間の
平成28年6月16日正午付の
Cell Reports誌
(Cell Press社)の
オンライン版に掲載されます。
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 オートファジー(飢餓により誘導される
細胞内分解メカニズム)は非常に重要です。
 
 
>本研究から、選択的オートファジー
>受容体が、従来考えられていた
>分解対象の目印としての機能
>のみならず、分解対象のサイズを
>適切に制御するという新たな機能を持つ
>ことを見いだしました。
 
>今回の研究対象は出芽酵母でしたが、
>ヒトなどの高等生物において見られる
>たんぱく質凝集体の
>選択的オートファジーでも、同様の
>メカニズムが使われている可能性が
>あります。
 
>本研究の結果を足掛かりとして、
>多くの神経変性疾患で見られる
>たんぱく質凝集体の分解不全の
>メカニズムの解明が進展し、
>将来的には予防・治療方法の確立に
>つながることが期待されます。
 
 選択的オートファジーの解明は
多くの神経変性疾患のみならず、
がんの予防・治療方法の確立にも
寄与するものと期待しています。

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2016年6月28日 (火)

希少元素を使わずに赤く光る新窒化物半導体を発見

2016.06.22 東京工業大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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要点
 
・発光デバイスや太陽電池への応用に期待
 
・マテリアルズ・インフォマティクスが
 物質探索を加速できることを実証
 
・窒素化合物に限らず新物質開拓の
 新たな道を開く
 
 
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概要
 
 東京工業大学 科学技術創成研究院
フロンティア材料研究所
/元素戦略研究センターの大場史康教授、
平松秀典准教授、細野秀雄教授らは
京都大学大学院工学研究科の日沼洋陽
特定助教、田中功教授らと共同で、
希少元素[用語1]を含まず、
赤色発光デバイスや太陽電池への応用が
期待できる新しい窒化物半導体を発見した。
 
 最先端の第一原理計算[用語2]を用いた
スクリーニングによる効率的な物質選定と
高圧合成実験[用語3]の連携により、
見いだした。
 
 この成果は窒化物半導体の応用の
可能性を広げるだけでなく、
先進計算科学に基づいた
マテリアルズ・インフォマティクス[用語4]
により物質探索を加速できることを
実証したものであり、本アプローチは
今後の材料開発において有力な手法に
なると期待される。
 
 研究成果は6月21日に英国の科学誌
「ネイチャー・コミュニケーションズ
(Nature Communications)」に
掲載された。
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 マテリアルズ・インフォマティクス
期待出来そうですね。
 
 
>11種類の有望な新3元系窒化物に関する
>理論予測と、CaZn2N2の実験的な実証に
>関する以上の結果は、窒化物半導体の
>これからの応用の可能性を
>広げるけでなく、
>マテリアルズ・インフォマティクス
>により物質探索を加速できることを
>示す実例である。
 
>今後、探索範囲を拡張して
>計算スクリーニングを実行し、
>より多様な新物質を選定し、
>実験により検証することで、
>新物質のさらなる開拓が期待できる。
 
 大いに期待したい。

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1万個の小さな試験管一つ一つで生体分子反応を見てみると-試行錯誤から全数検査へ-

2016年6月21日
東京大学生産技術研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
 
◆マイクロ流体デバイス(注1)技術を
 応用して、生体分子反応系において
 一度に1万通りの生化学反応を行い、
 最適条件を見いだすことができる
 新手法を開発しました。
 
◆従来、生体分子反応系を最適化し、
 診断などに利用できるようにするには、
 何ヶ月、あるいは何年にも渡る試行錯誤
 が必要でしたが、本手法によって
 数日間に短縮できるようになります。
 
◆今後、本研究を発展させ、最終的には
 人の身体のような生きた分子システム
 (注2)の理解と構築を目指します。
 
 
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発表概要
 
 フランス国立科学研究センター
(以下、CNRS)のロンドレーズ ヤニック
研究員らの研究グループは、
東京大学生産技術研究所と20年前から
運営している日仏国際共同研究ラボ
(LIMMS)で、1万通りの異なる
生化学反応条件を一度にテストすること
ができる手法(図1)を実現しました。
 
 東京大学生産技術研究所の藤井輝夫教授
の応用マイクロ流体システム研究室が
有する最先端ノウハウによって、
これまでは技術的に困難だった無数の
マイクロメートルサイズの液滴を
ランダムな濃度で作り、単層で
スライドガラスの間に挟んで保持(図2)
することが可能な実験手法を開発しました。
 
 この手法を用いることにより、試薬を
標識した蛍光マーカが顕微鏡で自動的に
読まれ、各液滴における反応条件を
読み取ると同時に、どのように反応が
進むかを観察することが可能となりました。
 
 本研究成果の活用により、医学分野での
検査・診断や、創薬開発などへの応用が
可能な分子プログラムの開発が大幅に
迅速化されることが期待されます。
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>従来、生体分子反応系を最適化し、
>診断などに利用できるようにするには、
>何ヶ月、あるいは何年にも渡る試行錯誤
>が必要でしたが、本手法によって
>数日間に短縮できるようになります。
 
 素晴らしい成果です。
 
 
>今後、本研究を発展させ、最終的には
>人の身体のような生きた分子システム
>(注2)の理解と構築を目指します。
 
 
 人の身体のような生きた分子システム
を理解するのは時間もかかり、
大変なことだと思いますが、
可能性に大いに期待したい。

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2016年6月27日 (月)

患者会に入るということ

2016年05月17日
Neurology 興味を持った「神経内科」論文
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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【米国の患者会に学ぶ】 
 個人的に手伝ったり参加している
米国の患者会が2つある.
 
 多系統萎縮症に対する
The MSA coalition(MSA連盟)と,
進行性核上性麻痺に対するCure PSPである.
 
 前者はSNSでその代表のPamさんと
知り合いになったのがきっかけ,
後者は患者会が企画する国際会議に
演題を応募して発表したのが
きっかけだった.
 
The MSA coalition
Cure PSP
 
 2つの患者会の印象をまとめると
以下のとおりになる.
 
1)インターネットやSNSを駆使し,
  情報を世界に向けて積極的に発信して
  いる.
 
2)一部の会員は,病気に対する
  高度な医学的知識を有している.
 
3)運営費が会費以外に,寄付,募金,
  グッズ販売など多彩で,かつ運営費の
  規模が大きい(HPのめだつところに
  donateの文字がある).
 
4)運営費の一部を研究費に充て,
  治療実現のためのアイデアを
  医師から募集し,支援・連携
  している.
 
【これからの課題】
 私見であるが,患者会が今後考えるべき
は,「患者運動」のうち
3)病気と闘う条件整備と,
1)病気の科学的な把握ではないかと思う.
3)の「病気と闘う条件整備」に関して,
要望の実現に向けた議論の場に,
患者さん自身が当事者として参画する
時代にすでになりつつある.
 
 これを広め,要望を実現するためには,
社会的関心を高めることが重要であり,
そのためには会員数を増やすことが
近道である.
 
 希少疾患では工夫が必要で,積極的な
広報活動や,賛否はあるものの
バケツチャレンジのようなアイデアも
必要だろう.
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 ほぼ同感であるが、現在の患者会に
いても、病気の科学的な把握は難しいと
感じる。
 
→病気の科学的な把握をしようにも
 日本にはPUBMEDのようなデータベースは
 無く、情報の入手が困難であるのが
 現状。患者会から得られる情報では
不十分だと思う。
 研究成果の報告言語が英語なのは
つらい。
 
 もう一つ大きな差があるのが、
4)項だと思います。
 もう少し大きな予算を持ち、会の方から
医師に働きかけられれば、と思う。

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人工知能による新しい医療 -IBMワトソン・サミット2016@東京-

2016年05月28日
Neurology 興味を持った「神経内科」論文
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 人工知能(AI)やその医療応用に関心が
あり,5月25~26日に開催された
「IBMワトソン・サミット2016」に
参加した.
 
 近未来,医療は大きく変わることを
実感させられる会であった.
 
 もっとも進歩が見込まれる領域は,
ガンに対するゲノム医療だろう.
 
 東京大学医科学研究所の宮野悟教授の
ご講演は示唆に富むものであった.
 
 まず宮野教授は,ガン研究は急速な進歩
のため,医療従事者が追いつくことが
できず,臨床的に困難な状況に陥っている
ことを以下のように指摘された.
 
1)関連論文の指数関数的増大・・・
  ガン領域だけで2014年に20万の論文が
  報告され,フォロー困難な状況に
  なっている
  (膨大な電子化知識の氾濫).
 
2)シークエンスデータの爆発的増加・・
  シリコン・シークエンサーが登場
  すれば,全ゲノムは100ドル,1時間で
  読めてしまう時代に突入する.
  パーソナルゲノム医療(★)が
  現実化する.
 
3)ガン・ゲノム研究の進歩・・
  従来,蛋白をコードしている
  全ゲノムの1.5%程度しか調べて
  なかったことに加え,
  タンパクをコードしていない
  ノンコーディングRNAにも役割がある
  ことが明らかになった.
 
4)ガン遺伝子の多様性の発見・・・
  一個人の同じガン組織のなかでも
  想像を越える多様性があること,
  遺伝子も生涯不変という常識は
  否定され,加齢とともに変異
  が蓄積し変化していることが
  明らかになった.
 
 Watsonが学習した膨大なデータの
使いみちは以下のようになる.
 
 まずパーソナルゲノム情報を調べると,
遺伝子変異が続々出てくる.
 
 これをどう解釈し,どう治療方針に
活かすか,つまり「副作用のない
ベストフィットな治療をいかに決定するか」
が現在の医療,人間の力では難しい.
 
 これをワトソン
(Watson Genomic analytics)にやらせる
わけだ.
 
 パーソナルゲノムデータから,
ガンの原因となっている遺伝子の候補を
寄与度の高い順にリストアップし,
治療標的となる遺伝子変異と分子標的薬の
候補が示される.
 
 そして「エビデンスボタン」を押すと,
その治療方針の根拠が示される.
 
 かつてインターネットでMEDLINEに
キーワードを入力し,論文リストが
表示された時の衝撃以上のインパクトを
感じる.
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 もうこんな時代になったのだと思う。
 
 日本も早急に人工知能の導入が必要に
なるだろう.
 そうでなければ高額な分子標的薬により
医療制度は破綻してしまうものと
思われる.
 同感です。
 
 今後の医療界の動きに注目です。

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2016年6月26日 (日)

初の臨床研究へ、老化抑制物質ニコチンアミド・モノヌクレオチドとは

2016.06.22 All About NEWS
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 老化を抑制する効果が動物実験で
判明しつつある物質、
「ニコチンアミド・モノヌクレオチド
(NMN)」を人間に投与し、
安全性や効果の有無を調べる臨床研究を、
慶応大と米ワシントン大が
来月にも国内で開始する計画であること
がわかった。
 
 22日、読売新聞が報じている。
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>NMNが老化と関係の深い
>サーチュイン遺伝子を活性化できる
>かもしれない、
>若返りを可能にするかもしれない
>と科学者たちが注目
 しているらしい。
 
 
>小林氏によるとNMNの生体内への
>取り込みや、そのほかの効果や副作用に
>関しては不明な点も多いといい、
>今回の臨床試験に注目していきたい。
 と言っています。
 
 臨床試験の結果待ちですね。

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北極海で過去最大の海氷融解、メカニズム明らかに

2016/6/25
日経ナショナル ジオグラフィック社
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
>北極海の海氷が急速に減り続けている。
>2016年5月に行われた観測では、
>過去の5月の海氷面積の最小記録を
>更新した。
 
>6月9日付けのオンライン科学誌
>『Nature Communications』に
>発表された論文によると、
>こうした北極の温暖化増幅が、
>グリーンランドの氷床を解かし、
>さらには海面上昇をも引き起こす
>可能性もあると論じている。
 
 ジェット気流の大きな蛇行が原因らしい
ですが、異常気象が頻発しています。
 
 地球温暖化もその原因の一つになるの
かな?
 
 心配ですね。
 
 シロクマも危機に瀕しているし、
自国の利害だけで動いている
ような現状で良いのでしょうか?

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2016年6月25日 (土)

「ベストチョイス」にこだわらない

2016年6月17日 早稲田の学問
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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・意思決定のメカニズム
 
・「最善」とは何を意味するのか?
 
ベストを求めすぎることの
わなに陥らないために、
私たちはどう考えればよいのだろう
 
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 多くの人は「ベストなもの」が
常に存在すると思っています。
 
 しかし、通常の意思決定では
多くの属性を考慮する必要がありますから、
「ベストチョイス」は一般的には
存在しないと言えます。
 
 大きな意思決定では、むしろベストな
意思決定を求めすぎて混乱するよりも、
最重視する価値に基づく決定をすることが
より大切になるのだと思います。
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 大変参考になりました。
 その通りだと私も思います。
 
>大きな意思決定では、
>むしろベストな意思決定を求めすぎて
>混乱するよりも、最重視する
>価値に基づく決定をすることが
>より大切になるのだと思います。
 同感です。
 
 今後決断する時の指標にしたい。

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敗血症の治療法開発へ新たな道筋- 血漿タンパク質 HRG がカギ -

平成28年6月17日
岡山大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
(医)薬理学の西堀正洋教授、
和氣秀徳助教らの研究グループは、
マウスの敗血症病態モデルの
解析によって、複雑で重篤な敗血症病態
を理解する上で重要な血漿タンパク質
Histidine-rich glycoprotein (HRG)を
同定し、HRG が循環血中の好中球 1)と
血管内皮細胞の静穏化維持に極めて重要
な働きをする因子であることや、
敗血症病態のカスケード 2)が
血中 HRG の低下を起点として進行する
ことを世界で初めて解明しました。
 
 また、本研究グループは HRG を
薬として補う新しい治療法を検討。
 
 敗血症時に HRG が著明に低下した
マウスに、HRG を注射によって補充する
ことで劇的な生存維持効果があることを
見いだしました。
 
 本研究成果は 6 月 10 日、Cell 誌と
Lancet 誌が共同サポートする科学誌
「EBioMedicine」電子版に掲載されました。
 
 本研究により、世界で年間
2000~3000 万人が発症していると
いわれるヒトの敗血症の治療にも
応用できるものと期待されます。
 
 すでに、哺乳動物細胞を使った
ヒト組み換えタンパクの製造にも成功し、
新しい治療薬の開発に向けての研究が
順調に進行しています。
 
 世界的に抗生物質以外の治療薬が
存在しない現状から、今後の成果が
さらに期待されます。
 
 本研究は、厚生労働省科学研究費
医療技術実用化総合研究事業
(臨床研究・治験推進研究事業)
(平成 25-27 年度)として
実施されました。
 
 なお、同事業は平成 27 年度より
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
(AMED)に移行しています。
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 素晴らしい成果ですね。
 
 敗血症治療に関しては、つい最近
2016年5月11日
 
 という投稿をしたばかりですが、
今回の方が臨床に近く、治療効果が
高そうな気がします。
 
>本研究成果は、複雑な敗血症病態の
>カスケード的進行に全く新しい理解を
>もたらしたことや、その理解に基づいて
>治療法の提案がされている点が
>特筆されます。
 
>すでに、哺乳動物細胞を使った
>ヒト組み換えタンパクの製造にも成功し、
>新しい治療薬の開発に向けての研究が
>順調に進行しています。
>世界的に抗生物質以外の治療薬が
>存在しない現状から、今後の成果が
>さらに期待されます。
 
 敗血症患者にとっては素晴らしい
発見です。共に大いに期待したい。

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2016年6月24日 (金)

死亡率の高い膵がんと肺がんを促進するタンパク質を発見

2016年6月21日 大阪大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント
 
・早期発見が困難で難治性の、膵がんと
 肺がんにおけるがん促進因子を発見
 
・両がんの細胞増殖を促進する
 タンパク質Dkk1※1 の新しい受容体
 としてCKAP4※2 を同定
 
・Dkk1とCKAP4が両がんの
 バイオマーカー※3 になることで、
 早期発見に繋がる診断薬の開発に
 つながるとともに、CKAP4に対する
 抗体が治療に応用できれば、
 効果の高い治療薬開発につながる
 と期待
 
 
-----
概要
 
 大阪大学大学院医学系研究科
生化学・分子生物学講座
(分子病態生化学)の菊池章教授の
研究グループは、膵がんと肺がん
において発現する二つのタンパク質
Dkk1とCKAP4が結合することにより、
がん細胞の増殖を促進することを
明らかにしました。
 
 また、同研究科の消化器外科、
呼吸器外科、病理学の研究グループとの
共同で、膵がんと肺がんの60%以上の患者
において、Dkk1とCKAP4がたくさん発現
していることを発見しました。
 
 両方のタンパク質がたくさん発現して
いるがん患者の予後が悪いことも
明らかにしました。
 
 さらに、CKAP4抗体をマウスに投与した
ところ、Dkk1とCKAP4の両タンパク質を
発現しているがん細胞の増殖を阻害する
効果があることが分かりました(下図) 。
 
 これらの結果から、Dkk1とCKAP4は
膵がんと肺がんの新しい診断マーカー
(指標)になるとともに、CKAP4に対する
抗体が将来治療に応用できる可能性が
でてきました。
 
 したがって、今回の発見は、両がんの
早期発見につながる新たな診断薬や、
効果の高い治療薬の開発に貢献すること
が期待されます。
 
 本成果は、日本時間6月21日(火)
午前5時に米国医学誌
「Journal of Clinical Investigation
(J. Clin. Invest.、ジャーナル・オブ
 ・クリニカル
 ・インべスティゲーション)」の
オンライン版に掲載されました。
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>今回、菊池教授のグループは、
>細胞表面に存在しているDkk1に結合する
>タンパク質を網羅的に解析すること
>により、CKAP4と呼ばれるタンパク質が
>Dkk1の受容体として働くことを
>発見しました。
 
>さらに、Dkk1とCKAP4が結合すると、
>がん細胞の増殖を促進することが
>知られているAKTと呼ばれる
>タンパク質を活性化することも
>分かりました。
 
 これらは、学術上の重要な発見。
 だそうです。
 
 
>本研究成果から、Dkk1とCKAP4が
>膵がんと肺がんの診断のマーカー(指標)
>になるとともに、CKAP4に対する抗体が
>将来治療に応用できる可能性が
>でてきました。
 
>したがって、今回の発見は、
>両がんの早期発見につながる
>新たな診断薬や、効果の高い治療薬の
>開発に貢献することが期待されます。
 
 期待しましょう。

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スーパーコンピューター「DEGIMA」を用いたプリオン病の治療薬開発に光明

2016年06月17日 長崎大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
感染免疫学講座(西田教行教授)の
石橋大輔准教授らのプリオン病研究グループ
と同講座で量子化学を専門とする
石川岳志特任准教授は、
長崎大学先端計算研究センターの
濱田剛准教授と共同で、狂牛病などで
知られるプリオン病の治療薬の
候補化合物を効率よく探索する手法を
開発しました。
 
 プリオン病はウシやヒツジ、ヒトなどに
起こる人獣共通感染症で、
ヒトのプリオン病である
「クロイツフェルト・ヤコブ病」は、
日本でも毎年約100万人に1人の割合で
発生しています。
 
 感染すると確実に死に至る恐ろしい病気
で、これまで、さまざまな治療薬開発研究
が行われてきましたが、まだ有効な治療法
が見つかっておらず、厚生労働省は、
同省が「難治性疾患克服研究事業」で
対象とする疾患の一つに指定しています。
 
 一方で、プリオン病の原因は突き止め
られつつあります。
 
 プリオン病は、正常型プリオン蛋白の
構造変換によって生じた
異常型プリオン蛋白が脳内に蓄積すること
で発症します。
 
 そこで石橋准教授らは、
「正常型プリオン蛋白の構造変換を
抑制する低分子化合物が治療薬の候補
となる」という仮説を立て、
治療薬開発を進めています。
 
 今回の研究では、正常型プリオン蛋白
との結合能をもつ化合物を効率よく探索
するために、濱田准教授が開発した
スーパーコンピューターの「DEGIMA」で
超高速計算を実施し、膨大な種類の化合物
とヒトの正常型プリオン蛋白との結合
についてシミュレーションを行った点が
大きな特徴となっています。
 
 タンパク質と化合物の結合性を計算する
ソフトウエアは、濱田准教授らが独自に
開発したものです
(Nagasaki University Docking Engine
 : NUDE)。
 
 研究では、まず計算によって候補化合物
の結合能を調べ、そのうち上位約100種の
化合物について、実験的に
正常型プリオン蛋白との結合能評価、
プリオン感染細胞および
プリオン感染マウスでの薬効評価を
行いました。
 
 この結果、複数の化合物に、明らかな
異常型プリオン蛋白の抑制や
マウスの脳病変の軽減が確認されました。
 
 つまり、DEGIMAの計算によって
抗プリオン効果を有する化合物を効率よく
見つけることができたと言えます。
 
 この研究結果が、難病中の難病と
呼ばれるプリオン病の克服に向けた
第一歩となることが期待されます。
 
 一方、今回の研究結果は、
クロイツフェルト・ヤコブ病の
治療薬開発だけでなく、
アルツハイマー病やパーキンソン病など、
プリオン病と同様の
コンフォメーション病
(たんぱく質の立体構造が変化して起きる
病気)の治療薬開発にも貢献すると
考えられます。
 
 また、DEGIMA/NUDEインシリコ創薬
システムを利用することで、感染症を
はじめとするさまざまな難病に対する
迅速な創薬が可能になると
期待しています。
 
 今回の新薬候補の開発プロセスおよび
その有用性に関する研究成果は、
平成22年度の長崎大学重点研究課題
「リアルタイム情報処理による技術融合」
に採択されたもので、本学における
医工連携事業の一つとして実施した
ものです。
 
 研究成果は、米国の科学誌『Cell』と
英国の医学誌『Lancet』が共同で発行する
オンライン医学誌『EBioMedicine』に
6月8日に発表しました。
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 良いですね。
 
 候補化合物をコンピューターで効率よく
探索するということはいろいろ実施されて
いるようですが、なかなか上手くいって
いないように思えます。
 
 その中で、今回の成果は、
>DEGIMAの計算によって抗プリオン効果を
>有する化合物を効率よく見つけること
>ができたと言えます。
 
 と言っているので、期待したい。

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2016年6月23日 (木)

世界初!マウス実験モデルを確立 金属アレルギー発症原因の解明に光

2016年6月10日 大阪大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント
 
・金属アレルギーは、身近な疾患である
 一方、その疾患発症メカニズムの解明が
 遅れていた
 
・これまで原因と考えられてきた
 金属イオンではなく、生体内外で
 自然発生する金属ナノ粒子が
 引き金となり発症し得ることを解明し、
 金属アレルギーのマウス実験モデルの
 確立に成功
 
・本モデルを用いた、金属アレルギーの
 発症メカニズムの解明や、
 予防・治療法の開発のみならず、
 安全な金属ナノ粒子の開発にも
 貢献し得る成果
 
 
-----
リリース概要
 
 大阪大学大学院薬学研究科の
平井敏郎博士後期課程3年生
(研究当時*)、東阪和馬助教、
吉岡靖雄准教授(研究当時**)、
堤康央教授らの研究グループは、
金属アレルギー発症において、
これまで原因と考えられてきた金属イオン
ではなく、この金属イオンが生体内外で
凝集し、金属ナノ粒子とよく似た形状
となり、これら粒子に曝露することが
引き金となり発症し得ることを
明らかとするとともに、金属アレルギーの
マウス実験モデルの確立に
初めて成功しました(図1)。
 
 なお、本研究成果は、英国の科学雑誌
「Nature Nanotechnology」の電子版に
5月31日(火)(日本時間0時)
に掲載されました。
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 金属アレルギーは、金属イオンではなく、
生体内外で自然発生する金属ナノ粒子が
引き金となるらしいです。
 
 以外ですね。
 
 
>本結果は、金属アレルギー発症の機序
>に関する新たな仮説を提示する
>とともに、金属アレルギーの
>マウス実験モデルを供するものです。
 
>今後、金属アレルギー発症における
>金属ナノ粒子の寄与をヒトにおいて
>検証し、本モデルを用いた
>金属アレルギー病態の解明や、
>その治療や予防に重要な知見が
>得られることが期待されます。
 
 期待します。

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「血液の固まりやすさを電気で計測」― 心原性脳梗塞の発症リスクを高感度に評価できる可能性 ―

平成28年6月9日
国立大学法人 東京医科歯科大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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【ポイント】
 
・血液が固まりやすくなる
 (血液凝固能が亢進する)と
 心房内などで血栓ができやすくなり、
 心原性脳梗塞の発症リスクが高まります。
 
・血液の誘電率を計測することで、
 従来は難しかった微少な凝固能亢進が
 評価できるようになりました。
 
・心原性脳梗塞の発症リスク評価と、
 治療薬の効果判定を感度よく行える
 可能性が期待されます。
 
 
-----
 東京医科歯科大学大学院保健衛生学
研究科・生命機能情報解析学分野の
笹野哲郎准教授、
長谷川由貴・濱田里美 大学院生 と、
同医歯学総合研究科心臓調律制御学の
平尾見三教授の研究グループは、
本学先端血液検査学(小山高敏准教授)、
循環制御内科学(磯部光章教授)、
難治疾患研究所生体情報薬理学
(古川哲史教授)との共同研究により、
誘電コアグロメーター
(ソニー株式会社による実験用試作機)を
用いて血液の誘電率変化を測定し、
その微分波形から新たな指標を算出する
ことで、血液の微少な凝固能亢進を
高感度に検出できることを明らかに
しました。
 
 この研究は文部科学省科学研究費補助金
の支援のもとでおこなわれたもので、
その研究成果は、国際科学誌 PLOS ONE
(プロスワン)に、2016年6月8日
午後 2 時(米国東部時間)に
オンライン版で発表されます。
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 良い成果だと思います。
 客観的に評価出来るというのは
素晴らしい。
 
 
>血液凝固能を正確に評価した上で
>治療を開始することで、
>心原性脳梗塞の発症をより効果的に
>予防できることが期待されます。
 
>さらに、心原性脳梗塞の予防には
>血栓形成を抑制する薬(抗凝固薬)が
>用いられますが、これらの薬剤の
>効果判定にも今回の検査が使用できる
>可能性があり、今後心原性脳梗塞に
>対するより効果的な治療に役立て
>られることが期待されます。
 
 期待しましょう。

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2016年6月22日 (水)

免疫細胞である樹状細胞の分化メカニズムの解明 ‐転写因子GATA2は樹状細胞の分化を制御する‐

2016年6月15日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学大学院医学系研究科
血液免疫病学分野の張替秀郎教授らの
グループは、免疫細胞の1つである
樹状細胞(dendritic cell: DC)
について、細胞分化する際に転写因子
GATA2が重要な役割を担っている
可能性を明らかにしました。
 
 樹状細胞はTリンパ球を活性化する
役割を持ち、薬剤によってGATA2の
欠損を誘導したマウスでは、
脾臓における樹状細胞の数が顕著に
減少していました。
 
 本研究によって、GATA2異常に伴う
難治性の免疫不全症の病態解明に
貢献することが期待されます。
 
 本研究成果は、2016年6月3日Blood誌
(電子版)掲載されました。
 
 本研究は、文部科学省科学研究費
補助金及び血液分子治療学寄附講座寄附金
(中外製薬株式会社)の支援を受けて
行われました。
 
 
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 転写因子GATA2ね~
 
 
>本研究によって、GATA2異常に伴う
>難治性の免疫不全症の病態解明に
>貢献することが期待されます。
 
 いろいろありますね。

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止血役にはストレスが必要-巨核球細胞での小胞体ストレスが血小板を生む

2016年6月14日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 小胞体は細胞小器官の1つで、
膜タンパク質、分泌タンパク質、
脂質が合成される場です。
 
 合成されたタンパク質は、三次構造、
四次構造などの立体構造を形成した後、
脂質膜でできた袋に包まれて細胞膜や
他の細胞小器官に運ばれます。
 
 ところが、小胞体で作られた
タンパク質の立体構造がうまく形成
されなかったり、構造が壊れたりする
場合があります。
 
 このようなタンパク質が小胞体に
蓄積した状態を「小胞体ストレス」
と呼びます。
 
 小胞体ストレスの状態になると、
立体構造形成不全を起こしたタンパク質が
凝集しやすくなるため、
細胞にとって負担になるといわれています。
 
 一方、血小板は傷口の止血にとって
欠かせない血液成分です。
 
 血小板は、骨髄中に存在する前駆細胞の
巨核球細胞が多数の突起を持つ
胞体突起細胞になり、さらに脱核して
数千個の細胞質断片になることで
作られます。
 
 細胞が変形したり、ばらばらになったり
する現象は、細胞の自死現象の1つの
アポトーシスに共通しています。
 
 アポトーシスは、発生過程での組織作り、
古くなった細胞の消失、がん化する可能性
のある細胞の除去など、発生や健康の維持
にとって重要な現象です。
 
 理研の研究チームは、血小板形成と
アポトーシスの間の類似性に着目しました。
 
 両者に共通して「カスパーゼ族」と
呼ばれるタンパク質分解酵素が働き、
細胞形態変化を起こすのではないかと
考え、そのメカニズムの解明を
試みました。
 
 研究チームは、培養した巨核球細胞株
から血小板ができる過程を調べました。
 
 その結果、カスパーゼ3とカスパーゼ4が
活性化していることが分かりました。
 
 カスパーゼ4はイニシエーターとして、
小胞体ストレスに応答して起動し、
カスパーゼ3を活性化させて
アポトーシスを起こすことが
知られています。
 
 研究チームは、血小板が作られるとき
にも小胞体ストレスが起きている
実験的証拠を得ました。
 
 また、小胞体ストレスを解消する薬剤や
カスパーゼ4の阻害剤があると、
血小板が形成されにくくなりました。
 
 さらに、小胞体ストレスを増強する
薬剤によって、血小板形成効率が上がる
ことを突き止めました。
 
 これらの結果により、血小板形成の
ためには小胞体ストレスと
カスパーゼ4の活性化が重要であること
が分かりました(図参照)。
 
 本研究は、今後、培養細胞から
血小板を大量生産するための技術開発に
つながると期待できます。
 
 
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 血小板形成とアポトーシスの間の類似性
ね~
 以外ですね。
 
>本研究は、今後、培養細胞から血小板を
>大量生産するための技術開発に
>つながると期待できます。
 
 期待しましょう。

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2016年6月21日 (火)

ガラスの「形」を数学的に解明 -トポロジーで読み解く無秩序の中の秩序-

2016年6月14日 東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学原子分子材料科学高等研究機構
(WPI-AIMR)の平岡裕章准教授、
中村壮伸助教を中心とした研究グループは、
統計数理研究所および科学技術振興機構と
共同で数学的手法を開発することで、
ガラスに含まれる階層的な幾何構造を
解明することに成功しました。
 
 周期性を持たないガラスの原子配置構造
は非常に複雑であり、その構造を理解する
ために、適切な記述法を開発することが
長年求められていました。
 
 本研究グループは、トポロジーを
応用することでこの問題を解決することに
成功しました。
 
 さらに、ここで開発された数学手法は
物質に特化しない普遍的なものである
ことから、情報ストレージや太陽光パネル
などのガラス開発に加え、
マテリアルズインフォマティックスなども
含めた幅広い材料開発への応用が
期待されます。
 
 本成果は、平成28 年6 月13 日の週
(米国東部時間)に、
米国科学アカデミー紀要
「Proceedings of the National Academy
 of Sciences」オンライン速報版に
掲載されました。
 
 
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 数式化できたことは、素晴らしい。
 より正確に理解出来るということ。
 
 しかも、
>ここで開発された数学手法は
>物質に特化しない普遍的なものである
>ことから、情報ストレージや
>太陽光パネルなどのガラス開発に加え、
>マテリアルズインフォマティックス
>なども含めた幅広い材料開発への応用
>が期待されます。
 
 期待しましょう。

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ゲノム編集で初のがん治療臨床試験へ、米ペンシルベニア大が申請

2016年06月17日 ニュースイッチ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 最先端のゲノム編集技術である
CRISPR/Cas9(クリスパーキャスナイン)
を使い、米ペンシルベニア大学が
がん治療の臨床試験に向けた適用申請を
おこなっていることがわかった。
 
 来週開かれる「組み換えDNA諮問委員会
(RAC)」 での議題の一つとして、
米国立衛生研究所(NIH)が公表したもの
で、MITテクノロジーレビューが伝えた。
 
 提案されているのはがんの免疫治療の
一種。
 
 自分の免疫細胞の特定の遺伝子を
CRISPRで働かないようにし、がんを攻撃
しやすいようにするという。
 
 ペン大はすでに、今回提案した
遺伝子組み換えでの免疫治療法の基本技術
を確立済み。
 
 骨髄腫やメラノーマ(黒色腫)、
肉腫といったがんに対するもので、
体外に取り出した免疫T細胞の表面にある
受容体のPD-1を遺伝子組み換えで除去し、
体内に戻す。
 
 こうすることで、リンパ球の活性化を
抑制するPD-1を利用して、がん細胞が
免疫機構から逃れるのを防ぐ仕組みだ。
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 免疫細胞の特定の遺伝子を操作して
治療効果をあげる試みは既にいろいろ
なされています。
 
 今回のものは、PD-1受容体を阻害する
という意味ではオプジーボ」
(一般名ニボルマブ)と同等の仕組みを
利用したもののようです。
 
 今後こういう試みは増えていくと思われ
ます。
 
 CRISPR/Cas9(クリスパーキャスナイン)
の改良型のゲノム編集技術も出てきている
ようですし、期待大です。

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2016年6月20日 (月)

がん治療進展後押し 岐阜大開発の化合物、試薬として実用化

2016年06月18日 岐阜新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 岐阜大工学部の北出幸夫特任教授
(61)=ゲノム創薬化学=らが開発した、
マイクロRNA(リボ核酸)を用いる
次世代医薬品作りに必要な化合物が、
試薬として8月にも大手メーカーから
発売されることになった。
 
 同RNAはがんの遺伝子レベルでの治療に
活用が有力視されており、医薬品化に必要な
試薬の実用化は初という。
 
 北出教授によると、マイクロRNAは
細胞や血液にあり、細胞の分化や発生に
重要な役割を果たす。
 
 人体では約2600種を確認、
うち約10%は重要な病気と関係すると
され、メラノーマ(悪性黒色腫)や
ぼうこうがん、大腸がん、乳がんなどは
同RNAが減少すると発症しやすいこと
が明らかになっている。
 
 岐阜大は補充が有効と見て、
機能や安定性を高めたマイクロRNAを
合成した核酸医薬の開発に
取り組んできた。
 
 今回商品化されるのは、酵素で
分解されやすい弱点に対応して
同RNAの先端につなげて酵素に
認識されないようにしたり、
標的のがん細胞特有の受容体を識別して
核酸医薬を到達させやすくしたりする
5種類。
 
 製造販売契約を結んだ試薬大手の
関東化学(東京都)が発売する。
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 マイクロRNA、いろいろな疾患に
絡んでいるようです。
 
 
>現在のがん治療で主流の抗体医薬は
>遺伝子変異により効果が薄れることが
>多く、医療費がかさむのが課題だった。
 そういう側面がありますね。
 
 
 今回の実用化を始めとしていろいろ
挑戦して貰いたいと思います。
 
 マイクロRNAには期待しています。

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高周波圧電共振器の課題を解消する回路技術を開発

2016年6月15日
国立研究開発法人情報通信研究機構
国立大学法人東京工業大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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要点
 
○無線機の性能を決める重要な技術要素
 である発振器において、
 高周波圧電共振器の周波数ばらつき
 などの課題を解決する新アルゴリズム
 に基づく回路技術を開発
 
○信号の時間軸の揺らぎを示すジッタ特性
 において極めて優れた180fs RMSを達成。
 小数点分周位相同期回路(PLL)
 としては世界トップクラスの性能
 
○外付け部品である水晶発振器を、
 集積回路に内蔵可能な高周波圧電共振器
 に置き換えることが可能となり、
 IoT時代に向けた無線通信システムの
 小型化・低コスト化・高速化に
 大きく貢献
 
 
-----
概要
 
 東京工業大学 科学技術創成研究院
未来産業技術研究所の伊藤浩之准教授、
益一哉教授らはNICTと共同で、
高周波圧電共振器を位相同期回路(PLL)
に用いるための新しいアルゴリズムと
回路技術を開発した。
 
 従来のPLLに比べ、低雑音かつ
優れた性能指数(FoM)で動作することを
確認した。
 
 この技術により、従来の無線モジュール
で小型化・低コスト化のネックに
なっている水晶発振器を高周波圧電共振器
に置き換えることができ、
IoT時代に向けた無線通信システムの
小型化・低コスト化・高速化に
大きく貢献できる。
 
 高周波圧電共振器は小型で集積化でき、
Q値に優れており、これを用いた発振器は
優れたジッタ特性を有する。
 
 高周波圧電共振器は水晶共振器に比べ
共振周波数のばらつきや温度依存性が
大きいことが課題だったが、
新規のアルゴリズムである
チャネル調整技術を用いたPLLの開発
により課題を解決した。
 
 最小配線幅65nmのシリコンCMOSプロセス
で試作、最高約9GHzの周波数出力を
わずか180フェムト秒の位相ゆらぎで
達成した。
 
 消費電力は12.7mW。
 
 この性能はPLLの性能指数 (FoM)で
-244dBに相当し、小数点分周
(フラクショナルN)PLLとしては
世界トップクラスの性能である。
 
 無線通信システムの小型化・低コスト化、
高速化に貢献できる。
 
 成果は6月14日からハワイで開催される
「The 2016 Symposium on VLSI Circuits」
で現地時間6月17日に発表される。
---------------------------------------
 
 素晴らしい成果のようです。
 
>最小配線幅65nmのシリコンCMOSプロセス
>で試作、最高約9GHzの周波数出力を
>わずか180フェムト秒の位相ゆらぎで
>達成した。
 
>消費電力は12.7mW。
>この性能はPLLの性能指数 (FoM)で
>-244dBに相当し、小数点分周
>(フラクショナルN)PLLとしては
>世界トップクラスの性能である。
>無線通信システムの小型化・低コスト化、
>高速化に貢献できる。
 
 
 性能、コスト、高速化共、申し分ない
ように思える。
 
 今後の商品化に大いに期待したい。

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2016年6月19日 (日)

腎臓がん凍らせて破壊 高知大が四国初の療法

2016.06.17 高知新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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針刺すだけ、負担少なく
 
 CTなどの画像を見ながら
腎臓のがん細胞に細い針を挿入し、
零下20~40度に凍結させて
壊死(えし)させる「画像下凍結療法」を、
高知大学医学部付属病院
(高知県南国市岡豊町小蓮)が
2月から四国で初めて導入している。
 
 腎臓がんの凍結療法が保険適応になった
のは2011年7月から。
 
 高知大学では2月に凍結療法機器を
導入し、3月から3例の治療を実施。
 
 いずれもがん細胞の破壊に成功した
という。
 
 また、凍結療法は軟骨部など腎臓以外の
腫瘍にも良好な効果が期待できるため、
腎臓以外の臓器への治療も行っている。
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 腎臓がんの凍結療法、
保険適用なんですね。
 
 高知大学、なかなか先進的です。
 
 より多くの治療の選択肢を患者さんに
提示出来るよう頑張ってください。

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太陽光による水分解を高効率化するナノコンポジット結晶を開発

2016年6月3日 東京大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
 
◆ 酸化物薄膜の中に金属ナノ柱状構造を
 自己集積化するプロセスを開発した。
 
◆ 光触媒を利用した水の電気分解の電極
 となる金属ナノ柱状結晶を析出させる
 ことによって水の分解効率が著しく向上
 した。
 
◆ 本プロセスは高効率なエネルギー
 変換材料やデバイスの作製に役立ち、
 二酸化炭素を排出しないクリーンな
 水素社会への応用が期待される。
 
 
-----
発表概要
 
 東京大学物性研究所は、名古屋大学、
高エネルギー加速器研究機構、
東京理科大学とともに、金属ナノ柱状構造
(直径 5nm、長さ 20nm:注 1)が酸化物の中
に埋め込まれた「ナノコンポジット結晶」
を簡便に作製するプロセスを新しく
開発しました。
 
 このナノコンポジット構造を、
太陽光の照射によって水を分解して
水素を製造する光触媒(注 2)として
利用すると、その水分解光電極(注 3)反応
の効率が著しく向上することを
見出しました。
 
 ナノ構造を持つコンポジット材料は、
より高効率なエネルギー変換材料や
デバイスとしての可能性があり、
二酸化炭素を排出しないクリーンな
水素社会の実現の貢献に繋がることが
期待されます。
 
 なお、今回の研究成果は、英国科学誌
「Nature Communications」の
オンラインで公開予定です。
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 クリーンな水素社会への応用に向けて
良さそうな成果に見えますが、
現実問題としてどの程度期待出来るので
しょうか?
 
>水の分解効率が著しく向上した。
 
 とのことですが、一般の水素製造効率
に比べて優位性はどうなのでしょう?
 
>水素ガスは、光触媒を利用した水分解
>によって作ることができます。
>しかし、この光化学反応の効率は
>非常に低く、かつ製造コストが高いこと
>がネックになっており、実用化の障害に
>なっています。
 
 今回の研究はこの光触媒の効率を著しく
上げることが出来たと言っているのですが、
いまいち良く理解できません。
 
>今回、新しく開発した水分解光電極は、
>自らナノ柱状が成長するという
>ボトムアップ技術である
>自己集積化プロセスを取り入れて
>作製しました。
>結晶が成長する温度、酸素圧、
>成長スピードを注意深く最適化する
>ことによって、
>最新式のトップダウン手法でも難しい
>5 ナノメートルという非常に小さい
>ナノ柱状構造の自己集積化が可能に
>なりました。
>同様なナノ構造を持つコンポジット材料
>のアイディアはより高効率な
>エネルギー変換材料やデバイスの作製に
>役立ち、二酸化炭素を排出しない
>クリーンな水素社会を実現に近づける
>可能性を持っています。
 
 程度の表現に留まっています。
 
 これからの研究の進展次第で、
可能性が開ける。程度の成果なのかな?
と思います。

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2016年6月18日 (土)

ナチュラルキラーT(NKT)細胞の インターフェロンγ産生機構の解明に成功

2016/5/31
北海道大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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研究成果のポイント
 
・ナチュラルキラーT(NKT)細胞の
 インターフェロンγ産生機構の解明に
 成功。
 
・腫瘍免疫療法における応用に期待。
 
・自己免疫疾患の病態解明に期待。
 
 
-----
研究成果の概要
 
(背景)
 
 自然免疫 1を司る細胞の一つである
 ナチュラルキラーT 細胞 2は,
 様々なサイトカイン 3を放出して,
 その他の免疫担当細胞を活性化すること
 で,初期免疫応答において重要な役割を
 果たしています。
 
 中でも,ナチュラルキラーT 細胞の
 産生するインターフェロンγという
 サイトカインは,感染応答,腫瘍免疫,
 自己免疫において重要な働きを担う
 とされていますが,
 ナチュラルキラーT 細胞がどのような
 機構でインターフェロンγを産生して
 いるのかについては明らかと
 なっていませんでした。
 
(研究手法)
 
 データベースを用いて,
 ナチュラルキラーT 細胞における
 インターフェロンγ産生に関与する
 分子を抽出し,
 Basic-helix-loop-helix family e40
 (Bhlhe40)という分子が関与する
 可能性を見出しました。
 
 さらにその分子の
 ナチュラルキラーT 細胞における
 インターフェロンγ産生への関与を,
 Bhlhe40 を欠損させたマウスを用いて
 解析しました。
 
(研究成果)
 
 Bhlhe40 は,T-bet と呼ばれる転写因子
4と結合し,クロマチン構造 5を
変化させることで,インターフェロンγの
産生を助けることが分かりました。
 
(今後への期待)
 
 ナチュラルキラーT 細胞の産生する
インターフェロンγは,腫瘍排除及び
I 型糖尿病などの自己免疫疾患の
発症において,重要な役割を果たすと
言われています。
 
 当該研究においてナチュラルキラー
T 細胞のインターフェロンγの
産生機構が明らかとなったことで,
より有用な新しい腫瘍免疫療法の開発や,
自己免疫疾患の病態解明に役立つ可能性が
あると考えられます。
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 素晴らしい成果だと思います。
 
 
>当該研究においてナチュラルキラー
>T 細胞のインターフェロンγの
>産生機構が明らかとなったことで,
>より有用な新しい腫瘍免疫療法の
>開発や,自己免疫疾患の病態解明に
>役立つ可能性があると考えられます。
 
 
 免疫に関する研究は人にとって非常に
重要な位置を占めるものだと思って
います。今後の展開に期待したい。

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細胞が"プラズマ"を感受する機構を新たに発見 プラズマ医療(癌治療・低侵襲止血・遺伝子導入)の発展に大きな一助

2016年5月13日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 佐々木渉太(東北大学大学院工学研究科
大学院生、日本学術振興会特別研究員)、
神崎展(東北大学大学院医工学研究科
准教授)、
金子俊郎(東北大学大学院工学研究科教授)
の研究グループは、
大気圧ヘリウムプラズマの電子反応場を
活用することによって、周辺大気を
原料として液中に作りだした不安定な
化学的活性種が、細胞膜の一過性受容器
電位(Transient Receptor Potential;TRP)
チャネルを活性化し、生理的な
カルシウムイオン(Ca2+)の
細胞内流入を誘発することを
突き止めました。
 
 今回の発見は、これまで欠如していた
プラズマの作用機序を理解するための
新たな視点を与えるものであり、
プラズマ医療科学の発展に
大きく寄与するものと期待されます。
 
 この研究成果は、2016年5月12日付
(英国時間)で
「Scientific Reports(オンライン版)」に
掲載されました。
 
 また、本研究は、科学研究費補助金
新学術領域研究
「プラズマ医療科学の創成」、
日本学術振興会特別研究員奨励研究費
および知と医療機器宮城県創生エリア
の補助を受けて実施されました。
 
 
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 プラズマ医療科学の科学的根拠を
強化するものですね。
 
 
>本研究成果は、既に報告されている
>プラズマ医療応用の作用機序解明に
>大きく寄与するだけでなく、
>プラズマを用いた新たな生体機能制御を
>考える上で重要な指針になると
>期待されます。
 
 そうですね。大いに期待したい。

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2016年6月17日 (金)

磁場に強く、電流も流れない、錆びない理想的なフェライト棒磁石の開発に成功 -ミリ波吸収塗料の作製と 強力な磁石を観察できる顕微鏡プローブの開発-

2016/06/07 筑波大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京大学大学院理学系研究科の
大越慎一教授、筑波大学数理物質系の
所裕子准教授、日立ハイテクサイエンスの
山岡武博博士らの共同研究グループは、
ε-Fe2O3単結晶フェライト棒磁石を合成し、
磁気力顕微鏡用の探針(プローブ)を
開発しました。
 
 このε-Fe2O3磁気力顕微鏡プローブは、
従来測定が困難であった強力な磁石の表面
や、強磁場下での磁性材料の測定を
可能にします。
 
 また、181ギガヘルツ(GHz)という極めて
高い周波数のミリ波吸収を示すことが
明らかになり、ε-Fe2O3フェライト棒磁石
からなる塗布液とフィルムの開発も
行いました。
 
 ε-Fe2O3フェライトは、高周波ミリ波
吸収材として安全運転支援システムなどの
IoTに貢献する素材として注目されて
います。
 
 
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>この棒磁石は、強磁場や電流に耐久性を
>持ち、錆びません。
 というのがミソですね。
 
>このε-Fe2O3磁気力顕微鏡プローブは、
>従来測定が困難であった強力な磁石の
>表面や、強磁場下での磁性材料の測定を
>可能にします。
 
>また、181ギガヘルツ(GHz)という
>極めて高い周波数のミリ波吸収を示す
>ことが明らかになり、
>ε-Fe2O3フェライト棒磁石からなる
>塗布液とフィルムの開発も行いました。
 
 いろいろ応用も開けそうです。
 期待したい。

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歩く速度で分かるMCIチェック

2016年6月 認知症ねっと
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 脳内ネットワークの繋がりの強さがMCI
(軽度認知障害)に関係しています。
 
 MCIが早期発見できれば、認知症になる
前に対策をとることができ、認知症を
予防することができます。
 
 脳内ネットワークを簡単にチェック
できる方法は歩行です。
 
 通常、歩行はたくさんの脳内ネットワーク
が必要とされ、状況を瞬時に判断しながら
行われています。
 
 MCIは脳内ネットワークの繋がりが
弱いため、歩行にも影響が現れます。
 
 足腰に問題がなく、歩行に次のような
特徴がみられる場合はMCIかもしれません。
 
・歩行速度が遅い
・歩幅が狭い
・ふらつきやすい
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 認知症が気になる年齢なんです。
 早期発見に気をつけたい。
 
 とはいえ、私の場合、上記の歩行条件は
全く判断基準になりません。
 
 リンク中には、予防法などが
あって参考になります。
 
 こういうページにも時々目を通して
健康には気をつけたい。

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2016年6月16日 (木)

“尿でがん検査”新技術発表

2016年6月14日 WBSニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 きょう発表されたのはマンモグラフィ
などの検査をしなくても、尿検査で
乳がんなどを発見できるという方法です。
 
 日立製作所と住友商事グループは、
健康な人と、乳がん、大腸がん患者らの
尿を細かく分析。
 
 三者の成分が違うことを突き止めました。
 
 数年内の実用化を目指し、誰でも手軽に
自分で採った尿を検査機関に送るだけで
がん検診ができるようにするのが
目標だそうです。
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 簡単且つ安価にがん検査が出来るように
なるとすれば素晴らしいことです。
 
 数年内の実用化を目指すそうですので
期待しましょう。
 
 こんな話しもありました。
2016年5月19日
 
 こちらも年内に、と言う話しが
ありました。
 
 期待しましょう。

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骨が免疫力を高める~感染から体を守るためには骨を作る細胞が重要~

平成28年6月15日
東京大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・炎症によって骨髄内の骨芽細胞が
 障害を受けることが、敗血症後に
 生じる免疫細胞数減少の要因である
 ことが判明しました。
 
・敗血症では炎症反応により骨芽細胞が
 障害を受けるため、サイトカイン
 の一つであるインターロイキン7
 (IL-7)の量が減少し、
 リンパ球の産生が減ることで、
 免疫力が低下した状態に陥ることが
 分かりました。
 
・免疫力を高めるための、骨芽細胞を
 標的とした新しい治療法開発の可能性
 を提示しました。
 
 
-----
 敗血症は細菌感染により引き起こされる
全身に及ぶ炎症状態です。
 
 発症早期には体を守るために免疫細胞
から炎症性サイトカイン注1)が
大量に放出されますが、
その時期を過ぎると新たな感染症に
かかりやすくなります。
 
 その原因として、末梢血中の一部の
免疫細胞が減少するため免疫力低下
により感染しやすい状態が長期間続くこと
が考えられます。
 
 従って、発症早期の治療に加えて、
発症後の免疫力低下のメカニズムを解明し、
新たな治療法を開発することで、
生存率の大幅な改善が期待できます。
 
 このたび、東京大学 大学院医学系研究科
病因・病理学専攻 免疫学分野の
寺島 明日香 研究員(当時)と、
岡本 一男 助教(当時)、
高柳 広 教授らの研究グループは、
敗血症のモデルマウスを用いて、
急性炎症反応によって免疫抑制状態が
生じるメカニズムを検討しました。
 
 その結果、敗血症モデルマウスでは
急激に骨量が減少しており、
骨髄におけるリンパ球注2)の初期分化が
障害されていることを見出しました。
 
 骨を作る役割を持つ骨芽細胞注3)は、
免疫細胞分化に重要なサイトカイン
IL-7(インターロイキン7)注4)を
産生し、T細胞やB細胞のもととなる
リンパ球共通前駆細胞注5)を維持する
ことが分かりました。
 
 敗血症では、感染症の防御に重要な
リンパ球を維持する骨芽細胞が減少する
ため、免疫力低下につながると
考えられます。
 
 本研究は日本学術振興会 科学研究費
補助金、科学技術振興機構(JST)
戦略的創造研究推進事業
「高柳オステオネットワークプロジェクト」
(研究総括:高柳 広)などの一環で
行われました。
 
 本研究成果は2016年6月14日
(米国東部夏時間)に国際科学誌
「Immunity」オンライン版で
公開されます。
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 骨芽細胞ってリンパ球の維持に重要な
細胞なんですね。
 
 
>本研究により、マウスの敗血症発症後の
>免疫抑制の原因の一つは、全身性炎症
>による骨芽細胞の消失が引き起こす
>リンパ球共通前駆細胞数減少であること
>が明らかとなりました。
 
>従来の発症早期の治療法と併せて、
>骨芽細胞を標的として発症後期の
>免疫力低下のコントロールを目指す
>新しい治療法開発の可能性を
>提示しました。
 
 敗血症の治療にとって有力な発見
ですね。期待したい。

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2016年6月15日 (水)

がん細胞を狙い撃ちするα線放出核種を標識した新しい治療薬剤を開発―アスタチン-211がん治療薬剤による褐色細胞腫の大幅な縮小に成功―

2016/06/13
国立研究開発法人
量子科学技術研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
 
・加速器によるα線放出核種
 アスタチン-211(211At)1)の
 効率的な製造に成功
 
・これにより悪性褐色細胞腫2)の
 がん治療薬剤候補211At-MABG
 (メタアスタトベンジルグアニジン)3)
 の製造に成功し、有効性を確認
 
・異なる専門性を持つ機関統合によって
 実現した量研機構ならではの研究成果
 
 
-----
 国立研究開発法人量子科学技術研究開発
機構(以下「量研機構」という。)
量子ビーム科学研究部門高崎量子応用
研究所の石岡典子上席研究員
・大島康宏主任研究員
・渡辺茂樹主幹研究員、
量研機構放射線医学総合研究所の
東達也部長・脇厚生室長
・吉永恵一郎チームリーダー
・辻厚至チームリーダー
・永津弘太郎サブチームリーダーらは
共同で、悪性褐色細胞腫を標的とした
治療薬剤211At-MABG
(メタアスタトベンジルグアニジン)の
製造に成功し、これがマウスに移植した
褐色細胞腫に対して高集積し、
さらに腫瘍を大幅に縮小できることを
世界で初めて明らかにしました。
 
 褐色細胞腫は主に副腎に発生する
腫瘍で、悪性の場合、遠隔転移4)が
認められるため外科手術による根治は
難しく、従来β線5)を放出するヨウ素-131
(131I)6)を使用した131I-MIBG
(メタヨードベンジルグアニジン)7)
による治療が行われていますが、
その治療効果は限定的です。
 
 β線よりも、飛程8)が短く生物効果が
高いα線5)が利用できるようになれば、
強力に細胞内のDNA9)を破壊し、
正常組織に対する放射線の影響も
最小限に抑えられることから、
現在よりも腫瘍だけを集中的に攻撃する
効果の高い治療が期待できます。
 
 そこで、本研究チームは、α線を
放出し、ヨウ素と似た化学特性を有する
211At(半減期:7.2時間)に着目して
α線がん治療薬剤を作り出す研究を進め、
今回、211At-MABGの製造に成功しました。
 
 この211At-MABGを、褐色細胞腫を
移植したマウスに1回投与した結果、
腫瘍に集積してその増殖を抑制する
だけでなく、投与7日後までに腫瘍を
約半分に縮小することができました。
 
 一方、副作用の指標である体重に
影響は認められませんでした。
 
 これらの研究成果から211At-MABGが
悪性褐色細胞腫の効果的な治療薬と
なることが大いに期待されます。
 
 本研究成果は、これまで別々の
研究機関
(国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
と国立研究開発法人放射線医学総合研究所)
に属していた研究チームが、機関統合を
契機に、基礎から臨床研究までを
切れ目なく見据えた効率的な研究体制を
構築し、それぞれが有していた
放射性同位体製造技術と薬剤合成技術を
融合させることにより、初めて実現した
ものです。
 
 今後は安全性について、さらに詳細な
検討を進めます。
 
 本研究成果は2016年6月15日
(日本時間6:45)に開催される
米国核医学会において口頭発表されます。
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 素晴らしい成果です。
 
 
>α線がん治療薬剤211At-MABGの製造
>に成功しました。
 
 マウスでは十分な効果が見られた
ようです。
 
 人への応用までにはまだまだ時間が
かかりそうですが、大いに期待したい
薬剤です。

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味を見える化できる味覚センサー

2016年06月14日 YouTube
diginfo.tv
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
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 インテリジェントセンサーテクノロジー
の味覚センサー「TS-5000Z」は、
人間が感じる「苦味」、「甘味」、「うま味」、
「塩味」、「酸味」という基本の味(あじ)
に加え、「渋味」や「キレ」「コク」などの
後味にも反応します。
 
 「人工脂質膜」という独自の膜を
まとった「人工の舌」と言えるもので、
この膜に味の物質が付くと電圧が変化し、
それを測定して味を見分けます。
 
 同社は味覚センサーを使い、食品業界に
対して年齢や地域・国など様々な食文化に
合わせた食品開発を提案し、
また味覚センサによる世界共通の
味の言語を目指しています。
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 素晴らしいです。
 
>味覚センサによる世界共通の
>味の言語を目指しています。
 と言うのも良いですね。
 
 味と言う主観的なものを客観化出来る
というのは素晴らしい。
 
 今後の展開を見守りたいと思います。

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2016年6月14日 (火)

ZnOコーティングによる高性能ベアリングの開発に成功~摩擦を約3分の2に低減し、災害時用小型ジェットエンジン発電機を実現~

2016年6月 8日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国立研究開発法人物質・材料研究機構、
エネルギー・環境材料研究拠点の
後藤 真宏 主席研究員、
情報統合型物質・材料研究拠点の
佐々木 道子NIMSポスドク研究員、
構造材料研究拠点の
土佐 正弘グループリーダー、
ならびに、東北大学 多元物質科学研究所
の栗原 和枝 教授、粕谷 素洋 助教らは、
NIMSが独自に開発した環境に優しい
低摩擦材料である酸化亜鉛(ZnO)
について、その低摩擦特性を保持したまま
ベアリングボールにコーティングする
技術を開発し、ベアリングの摩擦係数を
約2/3に低減させることに成功しました。
 
 また、このベアリングを
小型ジェットエンジンに搭載すること
により燃料消費量を1%削減し、
FOXコーポレーションと共同で、
災害時用の小型ジェットエンジン発電機を
開発しました。
 
 本成果は、2016年8月5日、京都で
開催されるPRICM-9国際学会にて
発表される予定です。
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 「ベアリングの摩擦係数を約2/3に低減」
と言うのは、いまいちのような気もします
が、どうなんでしょう?
 
 
>このZnO コーティング技術は、
>小型ジェットエンジンに留まらず、
>様々な駆動部分に応用可能なため、
>多方面の産業界と連携を深め、
>様々な分野で低摩擦化を通じた
>省エネルギーを実現したいと
>考えています。
 
 遠い将来ではなく、今すぐ実現可能
ということに期待するとともに、
もう少し摩擦係数を低減したいですね。

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チタン酸化物表面のナノ磁石化に成功 ~レアメタルを使わない磁気メモリで低コスト化へ~

2016年6月13日 日本の研究.com
東京大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
 
・磁性を持たないと考えられてきた
 チタン酸化物SrTiO3において、
 真空中での加熱処理により結晶表面が
 強磁性になることを発見した。
 
・クラーク係数(注1)が高く安価な材料
 で、垂直磁化を示し600℃の高温下でも
 磁性が保持されることから、
 レアメタルを使わない磁気デバイス材料
 の実現が期待される。
 
・世界最高空間分解能の
 超高感度レーザー光電子顕微鏡の開発に
 成功したことが本発見につながった。
 
 
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発表概要
 
 東京大学物性研究所の辛埴教授、
谷内敏之特任研究員らとパリ南大学の
アンドレス・サンタンデール・シロ准教授
らの共同研究グループは、
チタン酸化物の表面に強磁性の層が
熱処理により生成されることを
初めて発見しました。
 
 地球上に多く存在する元素で構成された
チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)は、
触媒で良く知られている二酸化チタン
(TiO2)と並ぶ代表的なチタン酸化物です。
 
 一般に、チタン酸化物のように磁性を
担う価電子が全く存在しない、
またはわずかにしか存在しない物質は
磁石のような強磁性は示しません。
 
 しかし今回、真空中での短時間の
加熱処理がチタン酸ストロンチウムの
結晶の表面を室温強磁性層に変えることを、
東京大学物性研究所が開発した
超高感度レーザー光電子顕微鏡を用いた
実験により発見しました。
 
 また、発見された強磁性の状態が
磁気デバイスやスピントロニクス(注2)
の大容量化・微細化にとって重要となる
高い垂直磁気異方性(磁化が表面に対し
垂直に向く性質)を有していることも
レーザー光電子顕微鏡を使って明らかに
なりました。
 
 さらに 600 ℃という極めて高い温度
でもこの強磁性が維持され、垂直磁気
異方性も保持されることが分かりました。
 
 今日のハードディスクなどでは、
垂直磁化を実現するには白金等の
レアメタル系磁性体を利用することが
一般的ですが、そもそも磁性すら
持たないと考えられてきたチタン酸化物が
同様の性質を示すという今回の発見は、
安価な高密度磁気デバイスの実現が
期待されると同時に、磁性の基礎研究にも
多大な影響を与えるものと期待されます。
 
 なお、本研究は科学技術振興機構
戦略的創造研究推進事業(CREST)
「先端光源を駆使した光科学・光技術の
融合展開」研究領域の一環として
行われました。
 
詳細は下記リンクを、
東京大学
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 なかなか面白そうな成果です。
 
>そもそも磁性すら持たないと
>考えられてきたチタン酸化物が
>同様の性質を示すという
>今回の発見は、
>安価な高密度磁気デバイスの実現が
>期待されると同時に、磁性の基礎研究
>にも多大な影響を与えるものと
>期待されます。
 
 そうですね。期待したい。

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2016年6月13日 (月)

医薬品をより安価に提供可能へ 超効率的に医薬品を合成する方法を確立

2016年5月13日 日本の研究.com
大阪大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント
 
・ロジウム金属※1を使った医薬品に
 含まれる基本骨格の効率的な合成に成功
 
・水素ガスを活性化させることで廃棄物の
 出ないクリーンな反応を達成
 
・医薬品の安価な合成や新薬開発
 のみならず液晶をはじめとする
 機能性材料への応用にも期待
 
 
-----
概要
 
 大阪大学大学院基礎工学研究科の
真島和志教授らのグループは、
医薬品や機能性材料などの重要な基本骨格
である光学活性な有機化合物※2の合成を
達成しました。
 
 この反応は、クリーンな資源である
水素が炭素ー炭素二重結合※3 に付加して
不斉炭素を形成する反応であり
(不斉水素化反応※4 )、廃棄物の副生を
伴わないアトムエコノミーな反応※5
として注目されています。
 
 本研究では新たな触媒を開発し、
この触媒を用いることで従来では制御が
困難とされてきた化合物の
不斉水素化反応を達成しました。
 
 この研究成果により、従来では
合成できなかった医薬品などへの
化学的手法による応用が可能となり、
工業的な医薬品合成手法を一変させる
だけでなく、液晶をはじめとする
機能性材料への応用も期待されます。
 
 なお、本研究成果は、
Wiley-VCH社が発行する学術論文雑誌の
Angewandte Chemie, International
Editionの速報版としてジャーナルHPに
発表(2016年4月19日に公開)されました。
---------------------------------------
 
 素晴らしい成果だと思います。
 
>このような不斉炭素を合成する
>ことは、医薬品や機能性材料などの
>有機化合物を合成する反応として
>大変重要であり、過去数十年に
>わたって研究が活発に行われて
>きました。
 
 その一つの成果ということですね。
 
>この研究成果により、従来では
>合成できなかった医薬品などへの
>化学的手法による応用が可能となり、
>工業的な医薬品合成手法を一変させる
>だけでなく、液晶をはじめとする
>機能性材料への応用も期待されます。
 
 大いに期待しています。

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慢性血栓塞栓性肺高血圧症における病因タンパク質を世界で初めて発見

2016年5月 9日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学大学院医学系研究科循環器
内科学分野の下川宏明教授の研究グループ
は、国の指定難病で、診断が困難かつ
致死的疾患である「慢性血栓塞栓性
肺高血圧症」の病因タンパク質として
トロンビン活性化型線溶阻害因子
(Thrombin-activatable fibrinolysis
  inhibitor)を同定しました。
 
 本研究は、同症の病因タンパク質を
世界で初めて明らかにした重要な報告で、
このタンパク質を標的とした、
新たな診断法や治療薬の開発へ
つながることが期待されます。
 
 本研究成果は、2016年4月21日に、
米国心臓協会(American Heart
Association, AHA)の学会誌である
Arteriosclerosis, Thrombosis,
and Vascular Biology誌(電子版)に
掲載されました。
 
 詳細は下記リンクを、
---------------------------------------
 
 本研究は、同症の病因タンパク質を
世界で初めて明らかにした重要な報告
 とのこと。
 
>慢性血栓塞栓性肺高血圧症は
>息切れなどの非特異的な症状しかなく
>診断が困難で、治療法としては
>血栓を取り除く外科手術や
>カテーテルで血管を広げる治療が
>一般的ですが、本研究により新たな
>診断法や治療薬の開発へ
>つながることが期待されます。
 
 
>致死的でありながらしばしば
>見逃されている疾患
 だそうです。
 
 新たな診断法や治療薬の開発へ繋げ
られると良いですね。

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2016年6月12日 (日)

油を多く産生するユーグレナ変異体を選抜する品種改良法の開発に成功

平成28年5月23日
株式会社ユーグレナ
東京大学
理化学研究所
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
○個々のユーグレナの油脂含有量を
 観測する方法を確立した。
 
○油脂含有量の多いユーグレナ変異体を
 選抜取得することに成功した。
 
○ユーグレナの産生する油脂を利用した
 バイオ燃料研究への展開が期待される。
 
 
-----
 内閣府 総合科学技術・イノベーション
会議が主導する革新的研究開発推進
プログラム(ImPACT)の
合田 圭介 プログラム・マネージャーの
研究開発プログラムの一環として、
株式会社ユーグレナの岩田 修
主任研究員、
東京大学 大学院理学系研究科の合田 圭介
教授らは、ミドリムシ(学名:ユーグレナ)
変異体を効率的に作出し、
選抜する品種改良法注1)を
開発しました。
 
 ユーグレナは、食品やバイオ燃料への
応用が進められています。
 
 これまでよりも栄養価の高い
ユーグレナや燃料生産効率の高い
ユーグレナの発見も期待されていますが、
個体ごとにわずかに特徴の異なる
膨大な数のユーグレナから、
目的の特徴を持つユーグレナを選抜する
ことは困難であり、効率的な手法の開発が
求められていました。
 
 本研究グループは、細胞選別技術を
用いてユーグレナを効率的に選抜する
手法を開発しました。
 
 また、その手法を用いて、
理化学研究所 仁科加速器研究センター
において重イオンビーム注2)を照射して
作出したさまざまな特徴を持つ
ユーグレナの集団の中から、
これまでよりも油脂を多く含む
ユーグレナの取得に成功しました。
 
 この選抜技術を現在開発中の
セレンディピター注3)と組み合わせる
ことで、さらに膨大な数のユーグレナから
有用な特徴を持つものを取得することが
可能になると考えられます。
 
 これにより、ユーグレナによる
高効率バイオ燃料の研究などを加速させる
ことに役立つことが期待されます。
 
 本研究成果は、2016年5月23日
10時(英国時間)に
ネイチャー・パブリッシング・グループ
(NPG)の電子ジャーナル
「Scientific Reports」
で公開されます。
---------------------------------------
 
 良い話しのような気もしますが、
どの程度産生油量を増やせるのかな?
 
 藻類からバイオ燃料という話しは
幾つかありますよね。それとの比較は?
 
 
>ユーグレナ以外の微細藻類にも
>セレンディピターの応用を検討すること
>で、機能性成分やバイオ燃料の
>研究の加速が期待されます。
 
 こちらに期待したいような気もしますが、
実態はどうなんでしょう?

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生命の設計図DNAは、不規則に折り畳まれる性質をもつ!

2016/04/13
国立遺伝学研究所プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国立遺伝学研究所の前島一博教授、
米国コロラド州立大J. Hansen教授らの
グループは、人工的に作成した
ヌクレオソームを国立研究開発法人
理化学研究所(理研)の
大型放射光施設スプリング8の
理研構造生物学Iビームライン(BL45XU)の
強力なX線を用いて、構造解析しました。
 
 ヌクレオソームを様々な塩(イオン)濃度
の条件下で観察したところ、
教科書に載っている規則的な構造は
試験管内の特別な条件下(低塩) でしか
作られないことが分かりました。
 
 そして生体内の条件下では、
ヌクレオソームは染色体のような
大きな構造を作るため、
不規則に折り畳まれる性質を持っている
ことを明らかにしました(図)。
 
 全長2メートルにもおよぶ長いヒトDNAは
細い糸が「ヒストン」タンパク質に
巻かれて「ヌクレオソーム」を作ります。
 
 1980年代から生物学の教科書では、
このヌクレオソーム線維が規則正しく
束ねられて「クロマチン線維」となり、
更なる階層構造ができ、細胞のなかに
収納されている様子が図示されてきました。
 
 2012年、前島教授らは規則正しく
束ねられたクロマチン線維は存在せず、
不規則に凝縮した状態で細胞のなかに
収められていることを突き止めました。
 
 さらに、今回のDNAの不規則に
折り畳まれる性質の発見によって、
教科書に長年にわたって記載されてきた
「規則正しいクロマチン線維」の改訂が
進むことも期待されます。
 
 また今回の成果は、必要な遺伝情報が
細胞の中でどのように検索され、
読み出されるのかを理解するうえでの
手がかりになります。
 
 本研究成果は、平成28年4月12日
(中央ヨーロッパ時間)に
ヨーロッパ分子生物学機構雑誌
EMBO Journalオンライン版
(オープンアクセス) に掲載されました。
 
 
詳細は下記リンクを
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>教科書に載っている規則的な構造は
>試験管内の特別な条件下(低塩)
>でしか作られないことが分かりました。
 
 教科書に載せるからには、十分な科学的
根拠があるものだろうと思っていたの
ですが、そうでもなさそうですね。
せめて、その条件を示しておくべきで
しょう。
 
 
>今回のDNAの不規則に折り畳まれる性質
>の発見によって、教科書に
>長年にわたって記載されてきた
>「規則正しいクロマチン線維」の改訂が
>進むことも期待されます。
 
>また今回の成果は、必要な遺伝情報が
>細胞の中でどのように検索され、
>読み出されるのかを理解するうえでの
>手がかりになります。
 
 不規則だと読み出し効率は良くない
ことは理解できますが、どこまで解析
が進むかによりますね。
 
 科学は常に見直され、より正しくなって
いくものです。
 
 間違いがあれば、いずれ正される
ということです。

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2016年6月11日 (土)

抗体薬物複合体(ADC)のがん組織中の薬物放出・分布を可視化した画期的な方法を確立

2016年5月9日
国立研究開発法人国立がん研究センター
国立研究開発法人理化学研究所
株式会社島津製作所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント
 
・抗体薬物複合体
(Antibody-drug conjugate: ADC)*1は、
 抗体に抗がん剤などの薬を付加したもの。 
  抗体が特定の分子をもつがん細胞に
 結合する性質を利用して、薬を直接
 がん細胞まで運び、そこで薬を放出
 することで、抗腫瘍効果を発揮する。
 
・質量顕微鏡を用いて、がん組織中
 における、ADCからの薬物の放出を
 直接みることに成功。
 
・付加薬物を放射性同位元素で標識
(ラベル)することなく、
 かつがん組織内での薬の放出と分布を
 観察できる方法の確立は、
 ADCの薬剤デザインを行う上で、
 画期的といえる。
 
 
-----
 国立研究開発法人国立がん研究センター
(略称:国がん)は、質量顕微鏡を用いて、
抗体薬物複合体(ADC)のがん組織中の
薬物放出・分布を可視化した、
世界初の評価方法を確立しました。
 
 ADCは、免疫チェックポイント阻害剤に
並ぶ次世代のがん治療薬として、
米国を中心に精力的な研究開発が
行われており、今後のがん薬物治療の
主流になると期待されています。
 
 本研究成果は、同先端医療開発センター
新薬開発分野と国立研究開発法人
理化学研究所、株式会社島津製作所の
研究グループが共同で行ったもので、
英科学誌ネイチャー(Nature)系
オンライン科学誌
「サイエンティフィック・リポーツ
(Scientific Reports)」に
4月21日付けで掲載されました。
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 ADCは、免疫チェックポイント阻害剤に
並ぶ次世代のがん治療薬だそうです。
 
 
>本研究で確立した腫瘍内薬剤分布の
>評価方法は、ADCががん組織に到達し、
>付加薬物ががん細胞まで送達される
>至適な条件を導き出すにあたって、
>きわめて簡便かつ正確な方法といえます。
 
>今後、ADCの精巧な設計のためには
>欠かせない手法のひとつとして
>期待されます。
 
 大いに期待したい。

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卵巣癌・大腸癌に抗癌効果を持つ生体内物質を発見 妊娠高血圧症候群の原因物質が抗腫瘍効果をもつことを解明

2016年5月13日 日本の研究.com
大阪大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント
 
・妊娠高血圧症候群※1 の原因物質に
 抗腫瘍効果があることを解明
 
・その物質に卵巣癌、大腸癌の細胞の増殖
 を抑制させる効果があることを確認
 
・生体内で産生される物質であるため、
 臨床応用しやすく、幅広い応用に期待
 
 
-----
リリース概要
 
 大阪大学大学院医学系研究科
器官制御外科学講座(産科学婦人科学)の
熊澤惠一助教は、妊娠高血圧症候群発症の
カギとされている可溶性血管内皮細胞
増殖因子受容体1※2
(soluble VEGF receptor 1:sFLT1)が
卵巣癌、大腸癌の細胞に抗腫瘍効果を
認めることを発見しました。
 
 卵巣癌のモデルマウスにsFLT1を
投与することで抗腫瘍効果を
確認しました。
 
 sFLT1は生体内で産生されている物質
であるため、抗腫瘍薬として臨床応用も
しやすいと考えられます。
 
 また、乳癌、肺癌由来の細胞にも効果が
確認できたため、利用しやすい抗癌剤
として幅広い応用が期待されます。
 
 なお、本研究成果は平成28年4月22日
(金)に英国科学誌「Scientific Reports」
のオンライン版に掲載されました。
---------------------------------------
 
 臨床応用しやすいと言うのが
良いですね。
 
 意外な物質に顕著な抗癌効果があった
と言うことになります。
 
>今回の研究が胎盤の研究と
>悪性腫瘍の研究を結び付けたこと
>により、今後、両者の研究が
>より密接に関わるきっかけとなったと
>考えられます。
 
 今後の研究に期待します。

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2016年6月10日 (金)

【健康】グリア細胞の移植によるハンチントン病の症状軽減

2016年6月8日 Nature Communications
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 グリア細胞は、脳内の神経細胞を
構造的に支えているが、健康なヒトの
グリア細胞をハンチントン病(HD)の
マウスモデルに移植したところ、
運動協調性が改善し、寿命が延びたことを
報告する論文が、今週掲載される。
 
 中枢神経系に最も数多く存在する
細胞型であるグリア細胞は、
ハンチントン病の研究でほとんど注目
されてこなかった。
 
 ハンチントン病は、遺伝性の
神経変性疾患で、運動と情動と思考を
制御する神経細胞が徐々に変性、
脱落することを特徴としている。
 
 今回の研究は、ハンチントン病
におけるグリア細胞の役割が
従来考えられていたよりもかなり積極的
である可能性を示唆しており、
その結果、ハンチントン病の解明と
治療可能性に関する新たな展望が
得られた。
 
 ハンチントン病におけるグリア細胞の
機能不全について解明を進め、
こうした新知見をヒトの治療に
生かせるかどうか、そしてどのように
生かすのかという点を評価するためには
さらなる研究が必要だ。
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 ハンチントン病に対して新たな視点が
発見されたようです。
 
 更なる研究が必要なようですので、
まだ時間はかかりそうですが、良い
結果に結びつくと良いですね。

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液体ヘリウム不要の新開発 高温超電導コイルを搭載-MRIミニモデルで世界初の磁界強度3テスラでの撮像に成功-

2016年06月09日 京都大学研究成果
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 白井康之 エネルギー科学研究科教授、
中村武恒 工学研究科准教授、
三菱電機株式会社、津田理
東北大学工学研究科教授らの研究グループ
は、枯渇が懸念されている液体ヘリウムが
不要な高温超電導コイルを
MRIミニモデルに搭載し、世界初の
磁界強度3テスラでの撮像に成功しました。
 
 本研究成果は、2016年5月30日に
開催された「第93回低温工学・超電導学会
研究発表会(於:タワーホール船堀)」
にて発表されました。
 
 
-----
研究者からのコメント
 
 2020年度までに実用機の半分サイズの
MRIを試作するとともに、
高温超電導コイルの設計・製造基盤技術を
構築し、高安定磁界システムの実用化に
向けた研究開発を推進します。
 
 また、2021年度以降に実用機サイズの
MRIコイル試作を行うなど、
早期の事業化を目指します。
 
 
詳しい研究内容について
 
---------------------------------------
 
 素晴らしいです。
 
 まだ実用機サイズではないようで、
2021年度以降の試作の予定のようです。
 
>高い磁界強度のMRIはより高精細な画像
>での診断を実現し、病気の早期発見に
>つながります。
 ということなので、
 
 出来るだけ早期の事業化を希望します。

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2016年6月 9日 (木)

骨壊す細胞の動き、じっくり観察可能に 薬の評価に活用

2016年6月7日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 体の中で骨を壊す細胞の働きを観察する
方法を、大阪大の菊地和也教授(応用化学)
らのチームがマウスで開発した。
 
 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の
薬の効果の確認などに応用できるという。
 
 論文が7日、科学誌
ネイチャー・ケミカル・バイオロジーに
掲載される。
 
 従来は約30分しか観察できなかったが、
今回の方法は24時間でも見られ、
細胞の動きと機能をより詳しく調べられる。
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 Good Newsです。
 
>大阪大の菊田順一助教(免疫学)は
>「骨の薬はたくさんあり、この方法を
>使うことでマウスに投与した直後や
>数時間後など随時、薬の効き目を
>詳しく評価できる」と話している。
 
 関連リンクです。
大阪大学
 
 良い薬の開発に繋がると良いですね。

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日本発、アジア初。113番元素発見の意味するもの

 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 ついに国際的に認められました。
 
 国際的に命名権が認められた
ことは、この投稿になります。
 
2016年1月 3日 (日)
 
 私の最初の投稿は2012/09/27で、
この時は「発見が確定した」と言うこと
でした。
 
 本当に長い時間、ご苦労様でした。
 おめでとうございます。

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2016年6月 8日 (水)

近づいている? 地磁気逆転

2016年6月8日 YOU TUBE
ScienceNews2016
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 地球の磁気が今、減少の一途を
たどっています。
 
 そして注目されているのが、
その先に来るかも知れない地磁気の南北が
逆転する「地磁気逆転」です。
 
 地磁気逆転とはどういうも-のなの
でしょうか?
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 「地磁気逆転」って今まで意識して
いなかったのですが、実際に問題になる
のは磁気が一時的に無くなる時と
言うことになると思うのですが、
まあ、差し迫った危機ではなさそう
なので知識として知っておく程度
ですね。
 
 地球誕生からの長い歴史を紐解くと
何回もあったらしいです。

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世界初、MR磁気センサアレイで心臓の活動測定と可視化に成功

2016年6月7日 TDKプレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 TDK株式会社と東京医科歯科大学大学院
医歯学総合研究科先端技術医療応用学
講座(ジョイントリサーチ講座 教授:
川端茂徳(整形外科))、 同心臓調律
制御学(教授:平尾見三)は共同で、
世界で初めて高感度磁気抵抗(MR)素子
による心臓の磁場分布の測定に
成功しました。
 
 現在、TDKではIoT市場に向けた
成長戦略として、戦略成長製品の拡大を
加速しています。
 
 特にセンサは、当社の重点市場分野
である自動車、ICT、産業機器、
エネルギーのいずれの市場でも
拡大する成長製品と考えています。
 
 TDKが得意とする磁性材料技術を
生かした磁気センサはその中心を成す
ものであり、先端的な開発にも鋭意
取り込んでいます。
 
 今回、MR素子によって世界で初めての
測定結果が得られましたが、
MR素子は、ハードディスクの磁気ヘッド
として広く使われており、TDKが世界に
先駆け高密度化を行ってきた強みを持つ
分野です。
 
 生体磁界のような非常に微弱な
磁界の測定には、従来は液体ヘリウム
での冷却が必要な超伝導量子干渉素子
(SQUID)センサが用いられていましたが、
設備が大型であるため一部の研究機関で
用いられるにとどまっていました。
 
 今回、TDKのもつ磁気センサの技術を
用い、高感度化したことにより、
世界で初めて常温MRセンサアレイ
による生体磁界である心磁界分布の
可視化に成功しました。
 
 また、常温センサは複数個並列して
測定を行うことも容易であり、
高密度で測定できるため、心筋活動の
開始部位の特定や、活動部位の広がりも
測定し、評価することが可能です。
 
 常温センサは可搬性を持たせることが
できる為、今後、より手軽に心臓疾患の
診断を行えるようになるだけでなく、
筋疾患や神経疾患の診断、
リハビリテーションやスポーツトレーニング
の重要なツールとなることが期待できます。 
 なお、詳細につきましては
2016年6月9日から10日に金沢市文化ホール
で開催される第31回日本生体磁気学会大会
で発表を行います。
 
 また、10月1日から6日にかけて
韓国・ソウルで行われるBIOMAG2016、
10月12日から15日にかけて
韓国・ソウルで催される
THE 9TH ASIA PACIFIC HEART RHYTHM
SOCIETY SCIENTIFIC SESSIONで
実際に測定いただけるデモを行います。
 
 TDKは今回の共同研究を契機とし、
将来の柱となる磁気センサの研究開発を
加速させてまいります。
---------------------------------------
 
 ついに常温で心臓の磁場分布の測定が
可能になったのですね。
 
 
>生体磁界のような非常に微弱な
>磁界の測定には、従来は液体ヘリウム
>での冷却が必要な超伝導量子干渉素子
>(SQUID)センサが用いられて
>いましたが、設備が大型であるため
>一部の研究機関で用いられるに
>とどまっていました。
 
>今回、TDKのもつ磁気センサの技術を
>用い、高感度化したことにより、
>世界で初めて常温MRセンサアレイによる
>生体磁界である心磁界分布の可視化に
>成功しました。
 
 素晴らしい。
>今後、より手軽に心臓疾患の診断を
>行えるようになるだけでなく、
>筋疾患や神経疾患の診断、
>リハビリテーションや
>スポーツトレーニングの重要なツール
>となることが期待できます。
 
 期待しましょう。

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2016年6月 7日 (火)

「 膵臓がん発症の早期段階にタンパク質分解酵素複合体の活性化が必要であることを発見 」― 膵臓がんの新たな診断・治療法への応用の期待 ―

平成28年5月31日
国立大学法人 東京医科歯科大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
【ポイント】
 
・膵臓がんは、がんの中で最も致死率が
 高く、その早期診断と治療はいまだに
 困難です。
 
・本研究では、膵臓がん発症の早期段階に
 タンパク質分解酵素複合体
 「プロテアソーム」の活性化が必要
 であることを遺伝子改変マウスの解析で
 つきとめました。
 
・本研究の成果は膵臓がんの早期診断と
 新規治療法開発への応用が
 期待できます。
 
 
------
 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合
研究科 分子腫瘍医学分野の田中真二教授
の研究グループは、同肝胆膵外科学分野
田邉稔教授および
京都大学 iPS 細胞研究所臨床応用研究分野
川口義弥教授との共同研究で、膵臓がんの
発症に タンパク質分解酵素複合体
「プロテアソーム」の活性化が必要
であることを世界で初めて明らかに
しました。
 
 この研究は文部科学省科学研究費補助金
のもとにおこなわれたもので、
その研究成果は、国際科学誌
Scientific Reports
(サイエンティフィック レポーツ)に
2016 年 5 月 31 日午前 10 時(英
国時間)にオンライン版で発表されます。
---------------------------------------
 
 タンパク質分解酵素複合体
「プロテアソーム」の活性化ね~
 
>今回の成果は膵臓がんの病態解明への
>重要な発見であり、今後プロテアソーム
>を糸口とした膵臓がんの新たな
>診断・治療戦略の開発が
>大いに期待されます。
 
 大いに期待しましょう。

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世界初 浮いたグラフェンナノリボンの大規模集積化合成に成功~グラフェンデバイスの実用化に大きく前進~

2016年6月 3日 東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学大学院工学研究科電子工学専攻
の加藤俊顕准教授、鈴木弘朗
(同大学院生、日本学術振興会特別研究員)、
金子俊郎教授らのグループは、
東京大学大学院工学系研究科の
澁田靖准教授、
北海道大学大学院工学研究院の
大野宗一准教授らとの共同研究により、
次世代の超高性能電子デバイスに
大きな貢献が期待されている
グラフェンナノリボンの
ウェハースケールでの集積化合成手法の
開発に成功しました。
 
 グラフェンナノリボンは優れた
電気輸送特性を持つことが知られて
いますが、実用デバイスに利用するための
大規模集積化に大きな課題が残されて
いました。
 
 本研究では、独自に開発した手法
によりセンチメーターオーダーの
基板全面に1,000,000本以上の
グラフェンナノリボンを90%以上の
高効率で集積化合成することに
世界で初めて成功しました。
 
 また、本手法で合成した
グラフェンナノリボンは基板に接触しない
架橋(浮いた)構造をとるため、
優れた電気輸送特性に加え、
ナノスケールの機械振動が可能であること
から、これらを活用した新概念デバイスの
実現にも大きな貢献が期待されます。
 
 本研究成果は、2016年6月2日に
英国科学雑誌Nature Communications
(電子版)に掲載されました。
 
詳細は下記リンクを
 
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 良さそうですね。
 
>多くの優れた基礎物性が予測されている
>グラフェンナノリボンに関して、
>実用レベルのウェハースケールで
>大面積高効率合成に成功した本成果は、
>これまで基礎研究に限定されてきた
>グラフェンナノリボンの研究を、
>実際のデバイス応用へと展開する
>非常に大きな貢献が期待されます。
 
 大いに期待しましょう。

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2016年6月 6日 (月)

肺高血圧症の新規治療標的を同定 ‐既存の糖尿病治療薬に意外な作用‐

2016年5月31日東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学大学院医学系研究科
循環器内科学分野の下川 宏明教授の
研究グループは、国の指定難病で
依然として致死的疾患である肺高血圧症
において、血管内皮細胞の酵素の一つ
であるAMP活性化プロテインキナーゼ
(AMPK)がその発症を抑制していることを
世界で初めて明らかにしました。
 
 これまで、肺高血圧症患者の血中には
各種の炎症性サイトカインが高濃度に
存在し、長期的な生命予後と相関すること
が知られていましたが、肺動脈への
直接的な作用や肺高血圧症悪化との
因果関係は明らかではありませんでした。
 
 本研究は、患者由来の血清が
肺動脈血管内皮のAMPKを直接抑制すること
で内皮機能低下させること、
さらに肺動脈血管平滑筋細胞の増殖を
促進し、結果として肺動脈の肥厚と
肺高血圧症発症を促進することを
明らかにしました。
 
 さらに、糖尿病治療薬の一つである
メトホルミンが肺動脈血管内皮の
AMPKを活性化し、マウスにおいて
顕著な肺高血圧治療効果を有するという
重要な新規の知見を世界で初めて
明らかにしました。
 
 メトホルミンは、現在、糖尿病の診療
において一般的に投与されている薬剤
であり、同薬剤が肺高血圧症の治療にも
有用である可能性が期待されます。
 
 本研究成果は、米国心臓協会
(American Heart Association, AHA)の
学会誌である Circulation Research 誌
(電子版)に5月23日
(米国東部時間、日本時間5月24日)に
掲載されました。
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>現在、糖尿病の診療において一般的に
>投与されている薬剤メトホルミンが
>肺動脈血管内皮のAMPKを活性化し、
>マウスにおいて顕著な肺高血圧治療効果
>を有するという重要な新規の知見を
>世界で初めて明らかにしました。
 
 素晴らしいですね。
 
 すみやかに当該治療薬としても承認して
頂きたい。

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チリで大量死が続発、サケ養殖が一因か

2016/6/5 日本経済新聞
NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 有害藻類ブルームの問題の1つは、
解消に時間がかかることだ。
 
 チロエ島周辺の海水が軟体動物や
その他の自然プロセスによって解毒され、
海産物を人間が食べられるようになるまで
何カ月もかかるだろうと、
チリ、コンセプシオン大学の生物学者
パトリシア・ゴメス氏は言う。
 
 しかし、
アレキサンドリウム・カテネラ
(Alexandrium catenella)など
一部の有毒な藻類は、
ブルームが終わった後も海底に固着し、
最適な条件が訪れたときに
再び大量発生する可能性がある。
 
 その予測は難しいとゴメス氏ら
科学者は警鐘を鳴らす。
 
 「私たちは、生態系をよりしっかりと
  保護・管理し、海を回復させようと
  努める必要があります。さもないと、
  もっと多くの地域が絶望的な状況に
  直面することになりかねません」
---------------------------------------
 
 そうですよね。
 
 どうも人間は、目先で動きすぎる。
 
 地球はたった一つしかないのに
何をしているのかと思います。

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2016年6月 5日 (日)

カーボンナノチューブをテンプレートとした世界最小クラスの超極細超伝導ナノワイヤーを実現-様々な材料系で超伝導量子デバイスをシリコンチップ上で作製可能に-

2016/06/01
慶應義塾大学
国立研究開発法人 物質・材料研究機構
国立大学法人 群馬大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 慶應義塾大学理工学部の牧英之准教授
らは、国立研究開発法人物質・材料研究
機構の森山悟士主任研究員、
国立大学法人群馬大学理工学部の
守田佳史准教授と共同で、
カーボンナノチューブをテンプレート
として、世界最小クラスの
超極細超伝導ナノワイヤーを実現し、
シリコンチップ上でのデバイス化
によって、微小な超伝導体で現れる
特異な超伝導現象の観測に成功しました。
 
 超伝導は、比較的マクロなサイズで
量子現象が発現し、電子デバイス、
光電子デバイス、量子コンピュータ等で
実用化されていますが、この超伝導体を
ナノメートルオーダーで微細化した場合、
マクロには無い新しい超伝導現象が
現れると期待されています。
 
 しかし、多くの超伝導材料は、
微細化が進む半導体材料と比べて
微細加工が難しく、微小な超伝導体を
用いたデバイスの実現を阻む原因と
なっています。
 
 今回、カーボンナノチューブと
超伝導体をハイブリッド化させることで、
10ナノメートルオーダーの
超極細超伝導ナノワイヤーの作製に
成功しました。
 
 さらに、この超伝導ナノワイヤーを
デバイス化したところ、低温にするほど
超伝導状態が壊れる現象
(超伝導-絶縁体転移)や磁束が
ナノワイヤーをトンネルする現象
(量子位相スリップ)など、
特異な超伝導現象の観測に成功しました。
 
 今回の研究では、超伝導デバイスで
実用化されている窒化ニオブ超伝導体で
ナノワイヤーの作製に成功したことや、
シリコンチップ上で電子デバイス化
にも成功していることから、
量子ビットや超高感度光検出器といった
新たな超伝導量子デバイス応用が
期待されます。
 
 本研究成果は、2016年5月31日
(現地時間)に米国物理学会誌
「Applied Physics Letters」の
オンライン版で公開されました。
 
プレスリリース全文は、以下を
ご覧ください。
 
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 マクロなサイズではいろいろな現象が
発生するのですね。
 
 今後の研究に期待します。

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完全寛解率90%、中国のCAR-T細胞療法が画期的な臨床試験結果を達成

2016年5月9日 共同通信PRワイヤー
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 【杭州(中国)2016年5月6日
PR Newswire=共同通信JBN】
*浙江大学第1附属病院が白血病治療の
CAR-T臨床試験結果を報告
 
 4月22日から24日まで杭州で開催された
2016年血液免疫サミット
(2016 Haematogenic Immunity Summit)
で、浙江大学第1附属病院の
フアン・ヘ教授は白血病治療のために
CAR-T細胞療法を使った10件
の臨床例の結果について報告した。
 
 この臨床試験の完全なデータが
公表されたのはこれが初めてである。
 
Photo -
http://photos.prnasia.com/prnh/20160506/0861604035
(キャプション:
 2016年杭州血液免疫サミット)
 
 同病院と
Innovative Cellular Therapeutics
(ICT)社が共同で実施したこの試験は、
臨床倫理の承認を得ており、
2015年6月に最初の患者を登録した。
 
 2016年4月までに10人目の患者が
完全寛解を達成した。
 
 研究チームは10カ月の試験中に
CAR-T細胞の再注入を終え、
再発性または難治性の
Bリンパ芽球性白血病の患者10人の
予備的な評価を行った。
 
 この臨床試験は臨床倫理規範に
厳格に従って行われ、第三者の
臨床研究機関が独自に監視した。
 
 CRA-T試験で生じた全ての患者の経費は
ICTが負担した。
 
 10人の患者のうち9人は完全寛解を
達成し、8人の患者の微小残存病変(MRD)
は陰性になり、有意義な治療効果を示した。
 
 90%の完全寛解率と80%のMRD陰性率は
いずれも、これまでに世界で記録された
最良の結果を上回った。
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 素晴らしい成果です。
 
 CAR-T細胞療法の概略
2016年04月06日
ココロとカラダの教科書 |
welq [ウェルク]
 
 期待大の治療法です。

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2016年6月 4日 (土)

機能性ポリマーの新しい合成法を開発-副生成物を出さない高効率的な合成が可能に-

2016年5月20日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 理化学研究所(理研)環境資源科学
研究センター先進機能触媒研究グループの
侯召民グループディレクター、
西浦正芳専任研究員、
侯有機金属化学研究室の
石暁超特別研究員らの研究チームは、
希土類[1]触媒を用いて、
ジメトキシベンゼン[2]とジエン化合物
から、副生成物を一切出さずに、
ジメトキシベンゼンとさまざまな
炭化水素骨格が交互に連結した
新しい「交互共重合体[3]」を
合成する手法を開発しました。
 
 性質の異なる複数のモノマーが
交互につながっている交互共重合体は、
特異な機能を発揮できる
重要な機能性ポリマーとして
さまざまな分野で応用されています。
 
 現在、これらのポリマーは
主に重縮合反応[4]によって合成されて
います。
 
 しかし、重縮合反応では
事前にハロゲンやホウ素など反応性の高い
官能基を持つ原料が必要であり、
また、原料と同量の副生成物を生じる
という問題がありました。
 
 一方、ジアルコキシベンゼンを持つ
ポリマーは、スマートフォンや
ノートパソコンなどで使われる
「リチウムイオン電池[5]」の
過充電防止機能を発揮することが
期待されていますが、
これらを合成するためには
複雑な多段階反応を用いる必要が
あります。
 
 そのため、ジアルコキシベンゼン
を持つポリマーを効率的に合成する
手法の開発が求められていました。
 
 研究チームはこれまで、希土類触媒を
用いた有機合成やポリマー合成反応
について研究を進めてきました。
 
 今回、希土類触媒を用いて
ジアルコキシベンゼンの1種である、
ジメトキシベンゼンとジエン化合物を
反応させることにより、
副生成物を一切出さずに、
ジメトキシベンゼンとさまざまな
炭化水素骨格が交互に連結した
新しい共重合体を合成することに
成功しました。
 
 今後、この手法を用いることで、
リチウムイオン電池の過充電防止機能を
発揮するさまざまなポリマーの合成が
期待できます。
 
 本研究は、米国化学会(ACS)誌
『Journal of the American Chemical
 Society』のオンライン版(5月5日)に
掲載されました。
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>希土類[1]触媒を用いて、
>ジメトキシベンゼン[2]とジエン化合物
>から、副生成物を一切出さずに、
>ジメトキシベンゼンとさまざまな
>炭化水素骨格が交互に連結した
>新しい「交互共重合体[3]」を
>合成する手法を開発しました。
 良さそうですね。
 
 
>この交互共重合体には、
>2位、5位がアルキル化された
>ジメトキシベンゼンユニットが
>含まれており、
>新しいリチウムイオン電池の
>過充電防止剤の開発への展開が
>期待できます。
 
 期待しましょう。

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難病の原因となる未知の遺伝子疾患MIRAGE症候群を発見-先天性副腎低形成症、骨髄異形成症候群などのメカニズム解明へ新知見-

2016/05/17
慶應義塾大学医学部プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 このたび慶應義塾大学医学部
小児科学教室の鳴海覚志特任助教
(現・国立成育医療研究センター研究所
分子内分泌研究部)、
天野直子共同研究員、
石井智弘専任講師、
長谷川奉延教授らは、
国立成育医療研究センター、
横浜市立大学医学部などとの
共同研究により、先天性副腎低形成症を
含む様々な全身症状を生じる
新たな遺伝子疾患
「MIRAGE(ミラージュ)症候群」を
世界で初めて発見しました。
 
 先天性副腎低形成症は、
生命活動の維持に大切な副腎皮質ホルモン
を欠乏する指定難病で、
日本での患者数は約1,000人と
推定されています。
 
 これまでの研究では、
先天性副腎低形成症患者の約30%は
原因不明でした。
 
 研究チームは原因不明の
先天性副腎低形成症患者24人のDNAを
分析し、11人がSAMD9という
特定の遺伝子に異常を持つことを
つきとめました。
 
 この11人の症状を詳しく調べたところ、
副腎の異常以外にも成長の異常、
血液の異常、消化器の異常
といった共通の症状があり、
未知の遺伝子疾患であることが
判明しました。
 
 注目すべき点として、SAMD9遺伝子異常
を持つ11人のうち2人が小児では
極めてまれな骨髄異形成症候群を
発症しており、SAMD9遺伝子異常が
関与したと考えられます。
 
 研究で得られた知見はMIRAGE症候群の
治療法開発に役立てられる他、
MIRAGE症候群によって引き起こされる
部分症状(先天性副腎低形成症、
骨髄異形成症候群など)の
新規治療法開発への応用が期待されます。
 
 本研究成果は2016年5月16日に
「Nature Genetics」オンライン版に
公開されました。
 
プレスリリース全文は、以下を
ご覧ください。
 
---------------------------------------
 
>これまでの研究では、
>先天性副腎低形成症患者の約30%は
>原因不明でした。
 
>研究チームは原因不明の
>先天性副腎低形成症患者24人のDNAを
>分析し、11人がSAMD9という
>特定の遺伝子に異常を持つことを
>つきとめました。
 
 と言うことは、原因不明約30%のうちの
約半分の人の原因が突き止められたと
言うことになりますね。
 
 
>研究で得られた知見は
>MIRAGE症候群の治療法開発に
>役立てられる他、MIRAGE症候群
>によって引き起こされる部分症状
>(先天性副腎低形成症、
> 骨髄異形成症候群など)の
>新規治療法開発への応用が
>期待されます。
 
 今後の発展に期待しましょう。

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2016年6月 3日 (金)

フレキシブルな世界最薄のガラス流体チップを開発

平成28年5月26日
科学技術振興機構(JST)
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
○分析や細胞操作などさまざまな実験に
 必要な流路を、手のひらほどの空間に
 集積した従来のガラス流体チップは、
 厚く、重く、硬いため、小型、軽量、
 柔軟さ、高耐圧の性能の向上が
 求められていました。
 
○市販の超薄板ガラスを高精度に加工する
 技術を開発し、世界最薄の
 ガラス流体チップの作製に成功しました。
 
○個別化医療、生命科学研究、
 エネルギーデバイスなど幅広い分野への
 展開が期待されます。
 
 
-----
 内閣府 総合科学技術・イノベーション
会議が主導する革新的研究開発推進
プログラム(ImPACT)の
合田 圭介 プログラム・マネージャーの
研究開発プログラムの一環として、
理化学研究所 生命システム研究センター
集積バイオデバイス研究ユニットの
田中 陽 ユニットリーダーと
ヤリクン・ヤシャイラ 特別研究員らの
チーム注1)は、超薄板ガラスを用いた
柔軟な次世代型流体チップ注2)の
作製技術を開発しました。
 
 ガラスはほとんどの溶媒・溶質に対して
安定でどのような流体にも対応できるため、
さまざまな分野において、効率良く
高速反応を実現する小型の
次世代型流体チップの材料として
期待されています。
 
 しかし、従来のガラス流体チップには
厚い、重い、硬いなどの特徴があり、
小型、軽量、柔軟さ、高耐圧性が
求められる場合に問題が生じていました。
 
 本研究チームは、近年開発され
市販されている厚さ4μm
(マイクロメートル:
 髪の直径の50分の1程度)の
超薄板ガラスに着目しました。
 
 このガラスは軽量なフィルム状で、
よく曲がります。
 
 しかし、従来の技術では、
このような薄いガラスの加工が
できませんでした。
 
 そこで、本研究では
奈良先端科学技術大学院大学の
飯野特任助教らと共同して開発した
超短パルスレーザー注3)を用いた
超薄板ガラスの高精度な加工技術と、
これまでに開発したガラスの接合技術を
用いて、複数の薄板ガラスを接合した
従来のガラスチップより格段に
軽く柔軟な、世界最薄(12μm)の
ガラス流体チップを作製し、
次世代のガラスデバイス作製の
基盤技術を確立しました。
 
 個別化医療、生命科学研究、
エネルギーデバイスなど幅広い分野への
貢献が期待できます。
 
 本研究は、2016年5月26日
18時(日本時間)に英国の科学雑誌
『Lab on a Chip』
オンライン速報版に掲載されます。
---------------------------------------
 
 なかなか良さそうです。
 ガラスでも柔軟なデバイスが出来るの
ですね。
 
>本研究で開発した超薄板ガラスの
>加工技術を利用して作製した
>ガラス流体チップは、個別化医療、
>生命科学研究、エネルギーデバイスなど
>幅広い分野への貢献が期待できます。
 
>従来、薄いガラスは割れやすく、
>チップを作ることは困難で、
>今回、薄いガラスのハンドリング法も
>併せて開発したことで、
>このような薄さが可能になりました。
 
>また、超薄型ガラスの優れた性質を
>活用すれば、これまでにない
>軽くて薄い、寿命の長い、
>電気性能も優れたウェアラブルデバイス
>注10)の開発につながると
>期待されます(図4B)。
>さらに、医療分野においては、
>従来の20分の1の薄さで、
>頑丈で小さい薬物送達デバイス注11)
>としての応用も考えられ、
>周囲の組織や脳へのダメージが
>少ない送薬が期待できます
 
 期待しましょう。

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オクルディン分子の発現が欠損したヒト肝由来細胞ではC型肝炎ウイルスの感染が見られなくなる

2016年6月01 国立感染症研究所(NIID)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 細胞接着に関与する細胞膜タンパク質
オクルディン(Occludin)は、
C型肝炎ウイルス(HCV)の細胞への
侵入過程に関わる宿主細胞因子の一つ
として知られています。
 
 しかし、肝細胞でのHCV感染に
オクルディン分子が必須であるかは、
最終的な結論が出ていませんでした。
 
 そこで私たちは、ヒト肝臓がん由来
株化細胞Huh7.5.1-8からゲノム編集技術
(CRISPR/Cas9システム)を用いて
オクルディン遺伝子を破壊した
オクルディン欠失細胞(OKH-4株と命名)
を樹立し、検討を行いました。
 
 HCVの感染様式には、培地から
ウイルスが感染するCell-free(セルフリー)
感染だけでなく、細胞間で
ウイルスが移行するCell-to-cell
(細胞-細胞間)感染も知られています。
 
 OKH-4細胞を用いた検討から、
オクルディンはセルフリー感染だけ
でなく細胞-細胞間感染にも必須
であることが明らかとなりました。
 
 以上の結果から、オクルディン分子は
感染及び感染の拡大を防御する
創薬標的候補となると私たちは考えて
います。
 
 また、本研究で樹立した
オクルディン欠失細胞株は
HCV感染症の研究だけでなく
オクルディン分子自体の宿主細胞
における機能解析にも有用なツール
になると期待されます。
 
 本研究は、国立感染症研究所
細胞化学部・ウイルス第二部、
大阪大学、浜松医大、慶應大学との
共同研究の成果です。
 
 本成果は、発表雑誌の
Highlighted paper selected by
Editor-in-Chiefに選ばれ、
掲載号の表紙でも紹介されました。
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>本成果は、発表雑誌の
>Highlighted paper selected by
>Editor-in-Chiefに選ばれ、
>掲載号の表紙でも紹介されました。
 素晴らしい成果のようです。
 
 
>オクルディン分子は感染及び感染の拡大
>を防御する創薬標的候補となると
>私たちは考えています。
 
>また、本研究で樹立した
>オクルディン欠失細胞株は
>HCV感染症の研究だけでなく
>オクルディン分子自体の
>宿主細胞における機能解析にも
>有用なツールになると期待されます。
 
 期待しましょう。

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2016年6月 2日 (木)

抗CCR4抗体はSTLV-1/HTLV-1免疫応答を活性化させる

31 May, 2016 京都大学ウイルス研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 HTLV-1(human T-cell leukemia virus
type 1)は成人T細胞白血病(ATL)や
HTLV-1 関連脊髄症(HAM/TSP)の
原因ウイルスです。
 
  近年、感染細胞で発現が上昇している
ケモカインレセプター CCR4 に対する
ヒト化抗体(モガムリズマブ)が治療成果を
上げています。
 
 しかし、CCR4 は制御性T細胞(Treg)
にも同様に発現する為、治療効果と共に
副作用も懸念されています。
 
 これまで私達は HTLV-1 の
近縁ウイルスである
simian T-cell leukemia virus type 1
(STLV-1) に自然感染している
ニホンザルが、新たな HTLV-1 感染症の
霊長類モデルとして有用であることを
報告してきました。
 
 本研究ではその STLV-1 感染ニホンザル
にモガムリズマブを投与し、
宿主の免疫反応の変化を解析しました。
 
 これまで私達はモガムリズマブを
STLV-1 感染ニホンザルに投与すると
血中の STLV-1 感染細胞数が減少すること
を報告しています
(Miura et al. Retrovirology 2013)。
 
 私達は治療後のニホンザルの長期観察を
行ったところ、1年以上にわたり
感染細胞数が抑制されていることを
見出しました(図1)。
 
 その原因としてモガリズムマブ投与
STLV-1 感染ニホンザルでは
STLV-1 抗原(sTaxとSBZ)に対する
CD8 陽性 T 細胞が活性化していることが
明らかとなりました(図2)。
 
 さらに、モガリズムマブ治療後の
ATL 患者検体を調べたところ、
完全寛解を維持している一部の症例では
HTLV-1 抗原(TaxとHBZ)に対する
T 細胞応答が活性化していることを
見出しました(図3)。
 
 Treg と STLV-1 感染細胞は共に
CCR4 を発現するため、
STLV-1 感染ニホンサルでの
モガリズムマブ投与は「Tregの減少」と
「抗体依存性細胞傷害による感染細胞の
 破壊」に起因する宿主免疫の活性化
によって STLV-1 特異的 T 細胞を
誘導していると考えられました。
 
 以上の結果から anti-CCR4 抗体は
複数の機序により宿主免疫を活性化し、
ウイルス感染細胞を抑制・排除している
ことが予想されます(図4)。
 
 尚、本研究は京都大学霊長類研究所との
共同利用・共同研究による成果です。
---------------------------------------
 
 「ケモカインレセプター CCR4
  に対するヒト化抗体(モガムリズマブ)
  が治療成果を上げている」理由が
解明されたということですね。
 
 
>以上の結果から anti-CCR4 抗体は
>複数の機序により宿主免疫を活性化し、
>ウイルス感染細胞を抑制・排除している
>ことが予想されます(図4)。
 とのことです。
 
 Good Newsと言って良いのかな?

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アミロイドペプチドの凝集を阻害する生体反応を発見-酸化ストレス疾患を治療する創薬研究に大きな手掛かり-

 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 最近、「活性酸素」という言葉を
よく耳にするようになりました。
 
 これは酸素分子が生体内で活性化し、
強い酸化力を持つようになった酸素のこと
です。
 
 活性酸素は、殺菌作用が強く
体に入った細菌などを駆除したり、
酵素の働きを促進したりします。
 
 その一方で、増えすぎると強い酸化力
のために、かえって生体にダメージを
与えてしまいます。
 
 この状態を「酸化ストレス」と呼びます。
 
 アルツハイマー病やがん、脳梗塞、
慢性疾患などは、酸化ストレスが原因で
起きるといわれています。
 
 酸化ストレス疾患の患者の体内では、
「アクロレイン」という不飽和アルデヒド
の中で最も小さいサイズの有機物が過剰に
発生します。
 
 アクロレインは他の分子との
反応性が高いため、細胞に対して
毒性を持っています。
 
 そのため、アクロレインが酸化ストレス
をさらに進行させることになります。
 
 また、アルツハイマー病の患者では、
ポリアミン(タンパク質合成や細胞分裂に
関与する因子)の濃度が高くなっています。
 
 そこで理化学研究所の研究者を
中心とする共同研究グループは、
アクロレイン、ポリアミン、
アルツハイマー病との関連性について
調べることにしました。
 
 すると、アクロレインがポリアミンと
生体内に存在する濃度で速やかに反応し、
新しい生理活性物質の8員環化合物が
効率良く生成されることを発見しました。
 
 この反応は、最初に生成する2分子の
共役イミンが[4+4]環化反応
(4原子と4原子が結合する過程)を経て
進行した結果です。
 
 さらにこの8員環化合物は、
アルツハイマー病発症の原因の1つだと
考えられているアミロイドペプチド
(アミロイドβタンパク質から、
 セクレターゼという酵素によって
 切り出されるペプチド断片)の凝集を
著しく抑え、アミロイドペプチドの
細胞毒性を中和していることが
分かりました。
 
 つまり、これらの結果は細胞が
酸化ストレス下でアクロレインを発生し、
ポリアミンなどの生体内アミンとの間で
8員環化合物を形成することで、
細胞機能を制御している可能性を
示しています。
 
 この成果は今後、酸化ストレス疾患の
発症メカニズムの究明や治療法の開発に
貢献すると期待できます。
 
 
---------------------------------------
 
 酸化ストレス疾患の患者の体内で
起こっていることを調べた結果の
ようです。
 
 
>つまり、これらの結果は細胞が
>酸化ストレス下でアクロレインを
>発生し、ポリアミンなどの
>生体内アミンとの間で8員環化合物を
>形成することで、細胞機能を
>制御している可能性を示しています。
 
>この成果は今後、酸化ストレス疾患の
>発症メカニズムの究明や治療法の開発に
>貢献すると期待できます。
 とのことです。
 
 酸化ストレス疾患の治療法の開発に
繋がると良いですね。

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