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2016年6月12日 (日)

生命の設計図DNAは、不規則に折り畳まれる性質をもつ!

2016/04/13
国立遺伝学研究所プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 国立遺伝学研究所の前島一博教授、
米国コロラド州立大J. Hansen教授らの
グループは、人工的に作成した
ヌクレオソームを国立研究開発法人
理化学研究所(理研)の
大型放射光施設スプリング8の
理研構造生物学Iビームライン(BL45XU)の
強力なX線を用いて、構造解析しました。
 
 ヌクレオソームを様々な塩(イオン)濃度
の条件下で観察したところ、
教科書に載っている規則的な構造は
試験管内の特別な条件下(低塩) でしか
作られないことが分かりました。
 
 そして生体内の条件下では、
ヌクレオソームは染色体のような
大きな構造を作るため、
不規則に折り畳まれる性質を持っている
ことを明らかにしました(図)。
 
 全長2メートルにもおよぶ長いヒトDNAは
細い糸が「ヒストン」タンパク質に
巻かれて「ヌクレオソーム」を作ります。
 
 1980年代から生物学の教科書では、
このヌクレオソーム線維が規則正しく
束ねられて「クロマチン線維」となり、
更なる階層構造ができ、細胞のなかに
収納されている様子が図示されてきました。
 
 2012年、前島教授らは規則正しく
束ねられたクロマチン線維は存在せず、
不規則に凝縮した状態で細胞のなかに
収められていることを突き止めました。
 
 さらに、今回のDNAの不規則に
折り畳まれる性質の発見によって、
教科書に長年にわたって記載されてきた
「規則正しいクロマチン線維」の改訂が
進むことも期待されます。
 
 また今回の成果は、必要な遺伝情報が
細胞の中でどのように検索され、
読み出されるのかを理解するうえでの
手がかりになります。
 
 本研究成果は、平成28年4月12日
(中央ヨーロッパ時間)に
ヨーロッパ分子生物学機構雑誌
EMBO Journalオンライン版
(オープンアクセス) に掲載されました。
 
 
詳細は下記リンクを
---------------------------------------
 
>教科書に載っている規則的な構造は
>試験管内の特別な条件下(低塩)
>でしか作られないことが分かりました。
 
 教科書に載せるからには、十分な科学的
根拠があるものだろうと思っていたの
ですが、そうでもなさそうですね。
せめて、その条件を示しておくべきで
しょう。
 
 
>今回のDNAの不規則に折り畳まれる性質
>の発見によって、教科書に
>長年にわたって記載されてきた
>「規則正しいクロマチン線維」の改訂が
>進むことも期待されます。
 
>また今回の成果は、必要な遺伝情報が
>細胞の中でどのように検索され、
>読み出されるのかを理解するうえでの
>手がかりになります。
 
 不規則だと読み出し効率は良くない
ことは理解できますが、どこまで解析
が進むかによりますね。
 
 科学は常に見直され、より正しくなって
いくものです。
 
 間違いがあれば、いずれ正される
ということです。

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