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2016年6月 3日 (金)

オクルディン分子の発現が欠損したヒト肝由来細胞ではC型肝炎ウイルスの感染が見られなくなる

2016年6月01 国立感染症研究所(NIID)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 細胞接着に関与する細胞膜タンパク質
オクルディン(Occludin)は、
C型肝炎ウイルス(HCV)の細胞への
侵入過程に関わる宿主細胞因子の一つ
として知られています。
 
 しかし、肝細胞でのHCV感染に
オクルディン分子が必須であるかは、
最終的な結論が出ていませんでした。
 
 そこで私たちは、ヒト肝臓がん由来
株化細胞Huh7.5.1-8からゲノム編集技術
(CRISPR/Cas9システム)を用いて
オクルディン遺伝子を破壊した
オクルディン欠失細胞(OKH-4株と命名)
を樹立し、検討を行いました。
 
 HCVの感染様式には、培地から
ウイルスが感染するCell-free(セルフリー)
感染だけでなく、細胞間で
ウイルスが移行するCell-to-cell
(細胞-細胞間)感染も知られています。
 
 OKH-4細胞を用いた検討から、
オクルディンはセルフリー感染だけ
でなく細胞-細胞間感染にも必須
であることが明らかとなりました。
 
 以上の結果から、オクルディン分子は
感染及び感染の拡大を防御する
創薬標的候補となると私たちは考えて
います。
 
 また、本研究で樹立した
オクルディン欠失細胞株は
HCV感染症の研究だけでなく
オクルディン分子自体の宿主細胞
における機能解析にも有用なツール
になると期待されます。
 
 本研究は、国立感染症研究所
細胞化学部・ウイルス第二部、
大阪大学、浜松医大、慶應大学との
共同研究の成果です。
 
 本成果は、発表雑誌の
Highlighted paper selected by
Editor-in-Chiefに選ばれ、
掲載号の表紙でも紹介されました。
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>本成果は、発表雑誌の
>Highlighted paper selected by
>Editor-in-Chiefに選ばれ、
>掲載号の表紙でも紹介されました。
 素晴らしい成果のようです。
 
 
>オクルディン分子は感染及び感染の拡大
>を防御する創薬標的候補となると
>私たちは考えています。
 
>また、本研究で樹立した
>オクルディン欠失細胞株は
>HCV感染症の研究だけでなく
>オクルディン分子自体の
>宿主細胞における機能解析にも
>有用なツールになると期待されます。
 
 期待しましょう。

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