« 死亡率の高い膵がんと肺がんを促進するタンパク質を発見 | トップページ | 「ベストチョイス」にこだわらない »

2016年6月25日 (土)

敗血症の治療法開発へ新たな道筋- 血漿タンパク質 HRG がカギ -

平成28年6月17日
岡山大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
(医)薬理学の西堀正洋教授、
和氣秀徳助教らの研究グループは、
マウスの敗血症病態モデルの
解析によって、複雑で重篤な敗血症病態
を理解する上で重要な血漿タンパク質
Histidine-rich glycoprotein (HRG)を
同定し、HRG が循環血中の好中球 1)と
血管内皮細胞の静穏化維持に極めて重要
な働きをする因子であることや、
敗血症病態のカスケード 2)が
血中 HRG の低下を起点として進行する
ことを世界で初めて解明しました。
 
 また、本研究グループは HRG を
薬として補う新しい治療法を検討。
 
 敗血症時に HRG が著明に低下した
マウスに、HRG を注射によって補充する
ことで劇的な生存維持効果があることを
見いだしました。
 
 本研究成果は 6 月 10 日、Cell 誌と
Lancet 誌が共同サポートする科学誌
「EBioMedicine」電子版に掲載されました。
 
 本研究により、世界で年間
2000~3000 万人が発症していると
いわれるヒトの敗血症の治療にも
応用できるものと期待されます。
 
 すでに、哺乳動物細胞を使った
ヒト組み換えタンパクの製造にも成功し、
新しい治療薬の開発に向けての研究が
順調に進行しています。
 
 世界的に抗生物質以外の治療薬が
存在しない現状から、今後の成果が
さらに期待されます。
 
 本研究は、厚生労働省科学研究費
医療技術実用化総合研究事業
(臨床研究・治験推進研究事業)
(平成 25-27 年度)として
実施されました。
 
 なお、同事業は平成 27 年度より
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
(AMED)に移行しています。
---------------------------------------
 
 素晴らしい成果ですね。
 
 敗血症治療に関しては、つい最近
2016年5月11日
 
 という投稿をしたばかりですが、
今回の方が臨床に近く、治療効果が
高そうな気がします。
 
>本研究成果は、複雑な敗血症病態の
>カスケード的進行に全く新しい理解を
>もたらしたことや、その理解に基づいて
>治療法の提案がされている点が
>特筆されます。
 
>すでに、哺乳動物細胞を使った
>ヒト組み換えタンパクの製造にも成功し、
>新しい治療薬の開発に向けての研究が
>順調に進行しています。
>世界的に抗生物質以外の治療薬が
>存在しない現状から、今後の成果が
>さらに期待されます。
 
 敗血症患者にとっては素晴らしい
発見です。共に大いに期待したい。

|

« 死亡率の高い膵がんと肺がんを促進するタンパク質を発見 | トップページ | 「ベストチョイス」にこだわらない »

医療関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210730/63826871

この記事へのトラックバック一覧です: 敗血症の治療法開発へ新たな道筋- 血漿タンパク質 HRG がカギ -:

« 死亡率の高い膵がんと肺がんを促進するタンパク質を発見 | トップページ | 「ベストチョイス」にこだわらない »