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2016年5月31日 (火)

人工透析を回避できる!? 慢性腎臓病の予後推定に有効なアミノ酸を発見

2016年5月18日 大阪大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント
 
・日本人の約1割が抱える慢性腎臓病の
 病気進展に関与するD-アミノ酸※1 群
 を同定
 
・特定のD-アミノ酸の血中濃度によって、
 腎疾患の進展速度を予測できることが
 判明
 
・腎臓病の進行を抑えることで透析導入に
 至ることを抑制するだけでなく、
 糖尿病などの生活習慣病や心不全などの
 循環器疾患の予後改善などにも期待
 
 
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リリース概要
 
 大阪大学大学院医学系研究科内科学講座
(腎臓内科学)猪阪善隆教授、
医学部附属病院老年・腎臓内科
木村友則医員(研究当時)、
九州大学薬学部 浜瀬健司准教授、
三次百合香助教、
府立急性期・総合医療センター
腎臓・高血圧内科 林晃正主任部長らの
研究グループは、これまで有効な方法の
なかった慢性腎臓病の予後推定に、
血中に微量しか存在しないD-アミノ酸の
測定が有効であることを発見しました。
 
 本研究で発見した特定のD-アミノ酸を
測定することで、腎臓病の進行を抑制し
透析導入に至ることを抑制でき、
腎臓病のテイラーメイド治療※2 、
新規治療法開発、進展のメカニズムの解明
が期待されます。
 
 また、腎臓病に合併しやすい糖尿病や
高血圧をはじめとする生活習慣病、
心不全や心筋梗塞などの循環器疾患の
予後改善なども期待されます。
 
 本研究成果は、日本時間5月18日(水)
18時に英国科学雑誌
「Scientific Reports」オンライン版で
公開されました。
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 素晴らしい発見だと思います。
 
 人工透析など受けざるを得ない状態
になったら大変です。
 
>慢性腎臓病と透析療法は世界的に
>社会、医療、経済上の大きな問題と
>なっています。
 
>本技術を応用することにより
>慢性腎臓病の進展を抑制できれば、
>この問題解決の一助となります。
 
>具体的には、腎臓病の進行を抑制し
>透析導入に至るのを抑制したり、
>腎臓病のテイラーメイド治療、
>新規治療法開発、
>進展のメカニズムの解明が期待されます。
>また、生活習慣病や循環器疾患等
>における診療や、新規治療法開発にも
>利用できます。
 
 大いに期待したい。

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