がん再発を阻止するナノテク抗癌剤の開発に成功 東京大学
2016年4月30日 大学ジャーナル
詳細は、リンクを参照して下さい。
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がん幹細胞に高い効果を発揮、
しかも副作用が少なくがんを再発させない。
アスベスト被爆が原因で発症する
難治がん(悪性中皮腫)に効果的な
新規ナノ治療薬が、東京大学の
バイオエンンジニアリング専攻
片岡一則准教授と喜納宏昭主幹研究員
らのチームによって開発された。
今回の研究により、スタウロスポリン
には難治がんのがん幹細胞に奏功すること
が確認された。
スタウロスポリンとは、大村智教授
(2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞)
が、1976年に放線菌から単離させた
抗生物質のことだ。
この発見をもとに、スタウロスポリンに
既存の抗がん剤であった
エピルビシンミセルを同時封入させ、
がん幹細胞に直接送り込む
新規ナノ治療薬が開発された。
この治療薬を難治がんをもつ
モデルマウスに経静脈投与してみると、
がん幹細胞を狙い撃ちし殺傷することを
示した。
副作用も軽減し、休薬してから
9ヶ月間がんの再発は見られなかった。
既存の抗がん剤と比べて飛躍的な
効果があることが実証されたのだ。
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>既存の抗がん剤と比べて飛躍的な
>効果があることが実証されたのだ。
素晴らしい。
>この研究結果により、アスベスト被爆
>によって発症する難治がんの治療薬が
>一刻も早く提供されることが
>期待されている。
既存の医薬品の組み合わせなので
承認も早く出来るはず。
大いに期待したい。
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