« STAP現象の確認に成功、独有力大学が…責任逃れした理研と早稲田大学の責任、問われる | トップページ | メモリーB細胞の分化誘導メカニズムを解明(黒崎グループがNat Immunolに発表) »

2016年5月15日 (日)

須藤さんの論文がCNS Neuroscience & Therapeutics (Impact Factor: 3.931)にアクセプト

2016-05-06 群馬大学院医学系研究科
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 脊髄小脳変性症1型(SCA1)
モデルマウスに見られる進行性の
運動ニューロン変性が、間葉系幹細胞の
培養上清の静脈内投与、髄注にて
顕著に抑制できることを見出しました。
 
 SCA1ノックインマウスでは、
運動ニューロンは進行性に軸索、
二次的に髄鞘が変性することが
以前の研究で明らかになっていました。
 
 運動ニューロンの軸索が細くなり、
軸索のまわりの髄鞘がはがれると
神経伝導速度が遅くなります。
 
 SCA1ノックインマウスに培養上清を
投与すると、軸索と髄鞘の変性が抑制され、
神経伝導速度の遅延も抑えられました。
 
 培養上清を投与されたSCA1マウスは、
間葉系幹細胞を培養する前の培養液を
投与したコントロールの
SCA1マウスに比べて、運動試験の成績が
有意に高いことがわかりました。
 
 以上の結果は、間葉系幹細胞から
分泌される因子が運動ニューロン変性を
抑えることを示しており、
今後の臨床応用が期待されます。
---------------------------------------
 
 ちょっと期待がもてそうです。
 
 平井教授の研究室では遺伝子治療以外
にも間葉系幹細胞を用いた治療法の研究
も進めているようです。
 
 再生医療も治療法の選択肢の一つに
なるんでね。
 
 期待を持って見守っています。

|

« STAP現象の確認に成功、独有力大学が…責任逃れした理研と早稲田大学の責任、問われる | トップページ | メモリーB細胞の分化誘導メカニズムを解明(黒崎グループがNat Immunolに発表) »

医療関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 須藤さんの論文がCNS Neuroscience & Therapeutics (Impact Factor: 3.931)にアクセプト:

« STAP現象の確認に成功、独有力大学が…責任逃れした理研と早稲田大学の責任、問われる | トップページ | メモリーB細胞の分化誘導メカニズムを解明(黒崎グループがNat Immunolに発表) »