免疫の樹状細胞の新機能を発見 県立医大
2016年04月16日 わかやま新報
詳細は、リンクを参照して下さい。
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県立医科大学(和歌山市紀三井寺)の
改正恒康教授らの研究グループは14日、
免疫応答などを担う「樹状細胞」が
腸炎の病態にブレーキをかけていることを
発見したと発表した。
今後、人の難治性炎症性腸炎疾患の
病態の解明や、新たな治療法の開発が
進むことが期待される。
研究は同大先端医学研究所生体調節機構
研究部の改正教授の指導の下、
大学院生の大田友和さん(29)らが
行った。
改正教授は「XCR1陽性樹状細胞は
腸管T細胞の生存を維持、
活性化を支持し、腸炎の病態に
ブレーキをかけていることが分かった」
と説明し、「人の難治性腸疾患においても
同様のメカニズムが働いている可能性は
十分考えられ、人の難治性腸炎に
アプローチする上で、
XCR1陽性樹状細胞は新たな切り口
になっていく」と話した。
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樹状細胞が炎症を押さえると言う話しは
今まで聞いたことが無いので、
XCR1陽性樹状細胞というのは特殊な
樹状細胞なのでしょうか?
とにかく、
>人の難治性腸炎にアプローチする
>上で、XCR1陽性樹状細胞は
>新たな切り口になっていく。
と話しておられるので、研究の進展に
期待しましょう。
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