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2016年4月13日 (水)

アクロレインの可視化に成功-生きた細胞で発生する毒性分子アクロレインと酸化ストレス疾患の関連性究明に大きな手がかり-

2016年4月12日
理化学研究所
大阪府立大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 喫煙時や有機物の燃焼時には
「アクロレイン」という物質が発生します。
 
 アクロレイン分子は
不飽和アルデヒド分子の一種で、
小さくて反応性が高いため、
生体内のさまざまな分子と反応して
強い毒性を示します。
 
 がんやアルツハイマー、脳梗塞など、
酸化ストレスを原因とする疾患では、
細胞にアクロレインが過剰発生し、
酸化ストレスをさらに強めていると
考えられています。
 
 このため、アクロレインと
酸化ストレスの関連性を調べることが
重要とされ、これまで、さまざまな手法が
試みられてきました。
 
 しかし、コストや利便性の面から、
生きた細胞で発生するアクロレインを
可視化し、検出する方法の開発が
急がれていました。
 
 理研の研究者を中心とした
国際共同研究グループは、
アクロレインの新しい有機反応を
開発する中で、3つの窒素に
アルキル基が付いた単純な組成の
「アジド化合物」が、生体に存在する分子
の中でアクロレインとだけ“選択的”に
反応することを発見しました。
 
 従来、アジド化合物は、
生体内(細胞内)の分子とは、
通常反応し難い化合物と考えられて
いましたが、細胞が発生する
アクロレインだけが、低濃度の
アジド化合物と混ぜ合わせるだけで
素早く反応しました。
 
 また、反応時にできる
1,2,3-トリアゾリン化合物が、
細胞内に効率良く取り込まれていることを
見いだしました。
 
 共同研究グループは、
この現象を利用して、生きたままの細胞を
使ってアクロレインを可視化し、
条件によってはこれまでの方法と比べて
1000倍以上の感度で検出することに
成功しました。
 
 簡単に入手できる蛍光基をもつ
アジド化合物を細胞にふりかけるだけで、
細胞から発生するたったnMの濃度の
アクロレインでも、その様子を明確に
画像でとらえることができます。
 
 今回の成果によって、アクロレインと
酸化ストレス疾患との関連性の究明が
進むと考えられます。
 
 また、アクロレインが発生している
細胞や組織に、選択的に薬を送ることが
可能になり、酸化ストレス疾患における
ドラッグデリバリーシステム(DDS)の
開発にもつながりそうです。
 
 
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>今回の成果によって、アクロレインと
>酸化ストレス疾患との関連性の究明
>が進むと考えられます。
 大いに期待したい。
 
>また、アクロレインが発生している
>細胞や組織に、選択的に薬を送ることが
>可能になり、酸化ストレス疾患における
>ドラッグデリバリーシステム(DDS)の
>開発にもつながりそうです。
 
 こちらも大いに期待したい。

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