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2016年4月 7日 (木)

取り除けば働きがわかる~特定のヒト細胞内タンパク質を素早く取り除いて機能を探る方法を開発~

平成28年3月25日
情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国立遺伝学研究所 分子機能研究室の
鐘巻 将人 准教授らのグループは、
「ヒト培養細胞」で特定のタンパク質を
素早く分解除去する方法を開発しました。
 
 これまでモデル生物注1)でしか
できなかった精緻な遺伝学研究が、
ヒト細胞でもできるようになる
画期的な手法です。
 
 利用したのは、同グループが
2009年に開発した「AID法注2)」
というタンパク質分解除去システムです。
 
 これは、動物細胞の特定のタンパク質を
分解除去し、そのタンパク質を司る
遺伝子の役割を解析できるシステムです。
 
 このシステムをヒト細胞にも導入
できるよう、ゲノム編集注3)技術を
応用し、ヒト細胞内のタンパク質の
分解除去を自在に操ることに
成功しました。
 
 今回開発した手法を使うと、
これまで数日を要していたタンパク質の
分解除去が、1時間程度で行えるように
なり、細胞分裂や増殖などの、
細胞の基本現象に与える影響を
直接観察することが可能になります。
 
 また新技術では、分解除去の
タイミングも任意に設定できるため、
今までの技術では解明が難しかった、
生存に不可欠な「必須遺伝子」の
機能解析ができるようになります。
 
 本技術により今後がん細胞を含めた、
ヒト細胞が増殖するための仕組みの解明が
大いに進むことが期待されます。
 
 本研究成果は、2016年3月24日
(米国東部時間)に米国科学誌
Cell Reportsオンライン版に
掲載されます。
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>これまでモデル生物注1)でしか
>できなかった精緻な遺伝学研究が、
>ヒト細胞でもできるようになる
>画期的な手法です。
 
 素晴らしい。
 
>今回開発した技術は、特にヒト細胞が
>生きていくために必須な“ノックアウト
>できない”遺伝子
>(全遺伝子質のうち10%程度存在する)
>から作り出される重要なタンパク質の
>機能解明に威力を発揮します。
 
>さらに、タンパク質の除去が迅速
>であるという特徴は、タンパク質消失が
>細胞分裂や増殖などの
>短時間で状態が移り変わる、
>細胞の基本現象に与える影響を観察する
>ことを可能にします。
 
>今後本技術を世界中の研究者が
>利用することにより、がん細胞を含めた
>ヒト細胞における様々な仕組みが
>解明されることが期待されます。
 
 大いに期待したくなる技術です。
 大きな成果が出ることを祈っています。

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