「セルロースナノファイバー」強度は鉄の5倍、軽く熱にも強く変幻自在・・・日本がトップ走る新素材開発!実用化できるか?
2016/1/14 j-castテレビウォッチ
詳細は、リンクを参照して下さい。
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紙の繊維から作られる新素材
「セルロースナノファイバー」(CNF)が
世界を変えるかもしれない。
ナノファイバーはパルプ1本の
繊維の中のさらに細かい繊維を取りだした
もので、太さは髪の毛の5000分の1から
1万分の1だ。
普通の紙は1本の繊維が太いため
繊維同士の結合が弱いが、
ナノファイバーは細い繊維が多く
密接に結合することで強い素材にできる。
熱にも強い。
そのため、鉄やプラスティックといった
素材のかわりになると期待されている。
京都大生存圏研究所の矢野浩之教授は
こう解説する。
「透明にできるので、ガラスのかわり
にもなり、しかも曲げられる。
航空機の部品にも入っていける
という夢があります」
原料は紙と同じ草や木で、成育過程で
二酸化酸素を吸収し、ゴミも環境負荷が
少なく処理できるので環境にやさしい
という。
すでに世界の国々が開発競争を進めて
いるが、「古くから紙産業が盛んで、
植物の加工を得意とする日本が世界を
リードしています」と国谷裕子キャスター
は伝える。
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カーボン繊維とか、クモの糸とか
いろいろ出てきますね。
今度は「セルロースナノファイバー」
鉄よりも強く、ずっと軽いと、
でも今のところ製造コストが5~10倍
位かかるらしい。
今後に期待です。
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