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2016年3月14日 (月)

「疾患ゲノム情報に基づくマイクロRNAスクリーニング手法を開発」― ゲノムビッグデータを活用したバイオマーカー探索が可能に ―

平成28年2月29日
国立大学法人 東京医科歯科大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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【ポイント】
 
・大規模ヒト疾患ゲノム情報に基づく
 マイクロ RNA のスクリーニング手法
 「MIGWAS」を開発しました。
 
・18 形質、175 万人以上の
 ゲノムビッグデータ解析結果に
 適用したところ、マイクロ RNA が
 関節リウマチや腎機能などの
 遺伝的背景に寄与していることが
 明らかになりました。
 
・新たな関節リウマチ感受性遺伝子
 (PADI2)とその機能を制御する
 マイクロ RNA(miR-4728-5p)を
 同定するなど、核酸創薬のリソース
 としても期待できます。
 
 
-----
 東京医科歯科大学大学院医歯学
総合研究科疾患多様性遺伝学分野の
岡田随象テニュアトラック講師らの
研究グループは、疾患ゲノム情報に
基づいてバイオマーカー候補となる
マイクロ RNA(miRNA)を
スーパーコンピューター上で
スクリーニングする遺伝統計解析手法
「MIGWAS」を開発しました(図1)。
 
 生体内に存在するマイクロ RNA は
疾患バイオマーカーとして有用ですが、
これまでは機能的実験を用いた
スクリーニング手法が主流でした。
 
 研究グループは、大規模ヒト疾患
ゲノム解析の結果とマイクロ RNA が
構成するネットワークを検討する
遺伝統計解析手法を開発し、
疾患ゲノム情報に基づく網羅的な
マイクロ RNA スクリーニングを
可能にしました。
 
 この手法を18形質、175万人以上の
既存のゲノムビッグデータ解析結果に
適用したところ、関節リウマチや
身長を含むヒト形質の遺伝的背景に
マイクロ RNA が寄与していることが
明らかになりました。
 
 さらに、新たな関節リウマチ
感受性遺伝子(PADI2)とその機能を
制御するマイクロ RNA(miR-4728-5p)
を同定しました。
 
 この研究は文部科学省科学研究費補助金
および文部科学省新学術領域研究
「がんシステムの新次元俯瞰と攻略」の
支援のもとで行われたもので、
その研究成果は、国際科学誌
Scientific Reports
(サイエンティフィック リポーツ)に、
2016 年 3 月 1 日午前 10 時
(英国時間)にオンライン版で
発表されます。
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>これまでは機能的実験を用いた
>スクリーニング手法が主流でした。
 
>研究グループは、大規模ヒト疾患ゲノム
>解析の結果とマイクロ RNA が構成する
>ネットワークを検討する遺伝統計解析
>手法を開発し、疾患ゲノム情報に基づく
>網羅的なマイクロ RNA スクリーニング
>を可能にしました。
 
 良いですね。
 
 従来の機能性実験に基づく
スクリーニング手法だけでなく、
遺伝統計的手法は、
 
>ゲノムビッグデータ分野における
>効果的なデータ共有と再利用の促進
>に寄与するものと期待されます。
 
 今後の展開に期待したい。

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