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2016年3月14日 (月)

ミュー粒子の崩壊から宇宙の始まりを探る -禁じられた崩壊を通してニュートリノ振動の起源と大統一理論に迫るMEG実験-

2016.03.09
東京大学素粒子物理国際研究センター
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
 
・ミューイーガンマ(μ→eγ)崩壊を
 4年間にわたり世界最高の実験感度で
 探索した。
 多くの理論予想に反して
 ミューイーガンマ崩壊は発見されず、
 その結果ニュートリノ振動の起源となる
 新物理と大統一理論に厳しい制限を
 課すことになった。
 
・東京大学とKEKの研究チームが
 新しく開発した優れた素粒子検出器と、
 スイス・ポールシェラー研究所(PSI)
 の加速器が提供する世界最高強度の
 良質なミュー粒子ビームによって、
 以前の実験より約30倍高い実験感度を
 達成した。
 
・MEG実験は終了したが、その経験を
 活かしたアップグレード実験MEG IIを
 現在準備中であり、来年よりさらに
 10倍実験感度を上げて実験を開始する
 予定である。
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 厳しい結果だったようです。
 
>4年間に取得した全データを用いて、
>ミューイーガンマ崩壊を世界最高感度
>(およそ2兆に1回の崩壊を発見可能)で
>探索することに成功した。
 
>残念ながら理論による予想にも
>かかわらず、この探索感度を
>もってしてもミューイーガンマ崩壊の
>発見には至らなかった。
 
>この結果、ミューイーガンマ崩壊は
>2.4兆に1回未満の確率でしか起こらない
>ことがわかった。
 
>本結果はこれまで考えていたシンプルな
>大統一理論とシーソー機構のシナリオ
>とは矛盾するもので、宇宙の始まりを
>記述する標準理論を超える新理論の
>可能性に関してこれまでにない
>厳しい制限を加えることになった。
 
 
 今後もニュートリノ振動の起源と
大統一理論に迫る研究を続けていく。
 
 とのことですので、見守りましょう。

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