« 多自由度で大把持力50kgf以上を両立する多指ハンドを開発~災害現場から産業分野まで、タフ環境で性能を発揮~ | トップページ | 髄膜炎菌感染症の新たな薬剤標的を発見-遺伝情報翻訳の遅れを解消するタンパク質が髄膜炎菌の生存に不可欠- »

2016年3月11日 (金)

鶴見キャンパスの研究グループが、遺伝子発現を抑えるヘテロクロマチン構造の形成機構を解明~がんの発生やiPS細胞産生の原理解明に向けて~

平成28年3月3日 横浜市立大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
研究成果のポイント
 
● ヘテロクロマチン形成に関与する
 タンパク質の化学修飾「リン酸化」
 の役割の解明
 
● 乳がんの生成と転移に関与する
 タンパク質HP1αの構造的理解
 
● 教科書でよく知られている
 タンパク質の球状構造ではなく、
 細長く伸びた紐構造の役割を解明
 
 
-----
 横浜市立大学大学院生命医科学研究科
下條秀朗元特任助教、木寺詔紀教授、
佐藤衛教授、西村善文学長補佐は、
名古屋市立大学 中山潤一教授らとの
共同研究で、遺伝子の発現が抑えられる
ヘテロクロマチン構造形成に関与する
タンパク質の結合機構を解明しました。
 
 タンパク質の紐様構造を横浜市大
鶴見キャンパスに設置した世界最高級感度
を誇るNMR分光器、スーパーコンピュータ、
実験室内小型X線小角散乱装置を用いて
解析しました。
 
 今回の解析により、タンパク質から
伸びた紐様構造のタンパク質同士が
互いに結合して、そのタンパク質の結合を
強くしていることを世界で初めて
明らかにしました。
 
 特にクロマチン構造に関連する
タンパク質においては、紐様構造の
タンパク質同士の相互作用が重要
であることが分かり、タンパク質は
球状構造を取らない紐様構造でも
機能することを解明しました。
 
 今回の成果は、教科書等で確立されて
いる、タンパク質が機能するときは
球状構造を取り紐状構造では機能しない
というパラダイムを大きく変化させる
可能性があります。
 
 また、がん細胞やiPS細胞等では
ヘテロクロマチン構造が異なっている事が
示されていますので、がんの発生の理解や
iPS細胞産生の理解につながります。
 
 
---------------------------------------
 
>今後教科書的な考え方の
>パラダイムシフトを起こす必要が
>あります。
 
 結構ありますね。
 
 科学とはそんなものだと思います。
 
>ヘテロクロマチンタンパク質HP1は
>乳がんに関連する事が知られています。
 
>紐と紐の結合の実態に基づいて
>乳がん治療候補化合物のデザインが
>将来可能になります。
 
>なお、iPS細胞では
>ヘテロクロマチン構造を変化させる事
>が重要なので、
>ヘテロクロマチン構造形成を制御する
>事が可能となればiPS細胞の制御も
>可能になることが期待されます。
 
>さらに、今までは教科書的には
>タンパク質の働きは球状構造の変化が
>重要だとされてきて、
>その静的な構造変化を結晶化して
>構造解析を行う事が現在の
>パラダイムであるが、、
 
 今後の展開に期待したい。

|

« 多自由度で大把持力50kgf以上を両立する多指ハンドを開発~災害現場から産業分野まで、タフ環境で性能を発揮~ | トップページ | 髄膜炎菌感染症の新たな薬剤標的を発見-遺伝情報翻訳の遅れを解消するタンパク質が髄膜炎菌の生存に不可欠- »

医療関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210730/63330292

この記事へのトラックバック一覧です: 鶴見キャンパスの研究グループが、遺伝子発現を抑えるヘテロクロマチン構造の形成機構を解明~がんの発生やiPS細胞産生の原理解明に向けて~:

« 多自由度で大把持力50kgf以上を両立する多指ハンドを開発~災害現場から産業分野まで、タフ環境で性能を発揮~ | トップページ | 髄膜炎菌感染症の新たな薬剤標的を発見-遺伝情報翻訳の遅れを解消するタンパク質が髄膜炎菌の生存に不可欠- »