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2016年3月26日 (土)

健康な日本人の腸内細菌叢の特徴解明、約500万の遺伝子を発見 平均寿命の高さや低肥満率等との関連も示唆

Fri, 18 Mar 2016
早稲田大学 トピック
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 早稲田大学理工学術院先進理工学研究科
の服部正平(はっとりまさひら)教授と
東京大学大学院新領域創成科学研究科の
西嶋傑(にしじますぐる)博士課程学生
らを中心とする共同研究グループ
(#後述参照)は、日本人を含めた
12カ国のヒト腸内細菌叢データの
比較解析を行い、腸内細菌叢の菌種組成が
国ごとで大きく異なることや
日本人の腸内細菌叢の特徴を明らかに
しました。
 
 共同研究グループは、106名の日本人の
腸内細菌叢※1の大規模なメタゲノム解析
※2を行い、
①日本人腸内細菌叢に約500万の遺伝子を
 発見し、外国も合わせて少なくとも
 1,200万の遺伝子をもつこと、
②同じ国の被験者間の細菌叢の類似性が
 他国の被験者間の類似性よりも
 有意に高い、すなわち、国ごとに
 特徴的な細菌叢が形成されること等を
 明らかにしました。
 さらに、日本人データと欧・米・中国等
の外国11カ国データとの比較解析から、
日本人腸内細菌叢は、
①ビフィズス菌やブラウチア等が優勢し、
 古細菌が少ない、
②炭水化物やアミノ酸代謝の機能が
 豊富である一方で、細胞運動性や
 複製・修復機能が少ない、
③他の11カ国ではおもにメタン生成に
 消費される水素が日本人ではおもに
 酢酸生成に消費される等の違いや
 特徴が明らかとなりました。
 このほか、
④海苔やワカメ(の多糖類)を分解する
 酵素遺伝子が、約90%の日本人に
 保有されるのに対して、
 他の11カ国では~15%となり、本酵素が
日本人集団に特徴的に広く分布している
ことも明らかとなりました。
 
 以上のような日本人腸内細菌叢の
特徴には、生体に有益な機能が
外国よりも多く含まれ、その総合的な
有益性は日本人の世界一の平均寿命や
低い肥満率等と関連することが
示唆されました。
 
 今回の成果は、ヒト腸内細菌叢の
集団レベルでの多様性と
日本人の腸内細菌叢の特徴を
世界で初めて明らかにしたもので、
今後、腸内細菌叢が関与する病気の治療
や予防、健康増進に役立つ生活習慣の
改善等への応用が期待されます。
 
 本研究成果は、科学雑誌
『DNA Research』(3月6日online版)に
掲載されました。
 
 論文名:The gut microbiome of
healthy Japanese and its microbial
and functional uniqueness
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 最近、腸内細菌叢がらみの研究が増えて
きましたね。
 良いことだと思います。
 
 腸内細菌叢は長年共生して来た結果
ですから、有益な関連があるはずです。
 
 研究の展開に期待しています。

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