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2016年2月 3日 (水)

【生物科学】動物実験をせずに化学毒性を予測する方法

2016年1月27日 Nature Communications
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 細胞を用いる方法によって、動物実験を
行わずに人体に対する化合物の毒性を
予測できることを明らかにした論文が、
今週掲載される。
 
 この論文に示される細胞を用いた
毒性モデルは、従来の動物実験の代わりに
化合物の毒性を測定する方法の開発に
役立つ可能性がある。
 
 今回、Ruili Huangたちは、殺虫剤、
工業用化学品、食品添加物、医薬品などの
化合物の毒性を調べる方法の改良を
目指すTox21プロジェクトの一環として、
1万種以上の化学物質の試験を行った。
 
 具体的には、30種の標的
(例えば、ヒト細胞の核内受容体や
細胞経路)と相互作用する化学物質の濃度
を15段階設定して、その活性を調べた。
 
 その結果、Huangたちは、
5000万データポイントを生成し、
化学物質の構造に関するデータを
組み合わせて、化合物が動物や人間の
健康に及ぼす悪影響を予測するために
使用できると考えられる毒性モデルを
作り出した。
 
 そして、Huangたちは、以上の結果を
動物実験による毒性データや
既知のヒトへの暴露影響によって
得られた毒性データと比較して、
Huangたちの毒性モデルを使って
ヒトと動物の両方に対する毒性を
予測できることを明らかにした。
 
 これらの結果については、
より多くの経路と標的を用いて検証を
行う必要があるが、Huangたちは、
この細胞を用いる方法を毒性試験に
利用でき、さらに詳細な毒性試験を
行うべき化合物の優先順位をつける上で
役立つ可能性があるという考えを
示している。
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 素晴らしいですね。
 
>より多くの経路と標的を用いて
>検証を行う必要があるが、
>Huangたちは、この細胞を用いる方法
>を毒性試験に利用でき、
>さらに詳細な毒性試験を行うべき
>化合物の優先順位をつける上で
>役立つ可能性があるという考えを
>示している。
 
 今後の展開に期待したい。

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