« 変形性膝関節症の進行を抑えるのに滑膜幹細胞の定期的関節内注射が有効~軟骨を保護する多数の栄養因子の産生が明らかに~ | トップページ | iPSで薬効解析 難病「脊髄性筋萎縮症」治療薬に弾み »

2016年2月17日 (水)

ステンレスや銅などの金属について,腐食反応のナノスケール分布を観察することに成功

2016年2月8日 金沢大学 研究トピック
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 理工研究域電子情報学系の福間剛士教授
らの研究グループは,独自に開発した
オープンループ電位顕微鏡(OL-EPM)と
呼ばれる液中電位分布計測技術を用いる
ことで,ステンレス鋼や銅微細配線の
腐食挙動に伴う局部電池(※)の
分布の変化をナノスケールの分解能で
観察することに世界で初めて
成功しました。
 
 金属の腐食は,局部電池が形成される
ために進行すると考えられていますが,
これまでの計測技術では,腐食反応中に
形成される局部電池の分布を観察すること
ができず,表面構造や,腐食前後の
構造・組成変化観察によって
分析されてきました。
 
 しかし,腐食反応の多くは表面下で
進行し,その影響がある程度蓄積された
段階で初めて最表面の構造変化が起こる
ため,腐食反応が生じている場所を
正確に知ることはできませんでした。
 
 今回,OL-EPMにより,これまで
観察できなかった腐食反応の分布を,
ナノスケールの分解能で可視化し,
さらに,その経時変化をリアルタイムで
観察することにも成功しました。
 
 金属の最表面に腐食の影響が表れて
いない段階で腐食反応が生じている
(もしくは生じやすい)場所が
特定できることとなり,例えば,
腐食が表面上に表れるまでに時間が
かかるステンレス鋼などの高耐食性材料
について,その評価に要するコストと
時間を大幅に減らすことができます。
 
 また,金属腐食の微視的な理解や
予測・防止法の開発にも大きな発展を
もたらし,今後の新たな材料開発時
にも大いに役立つことが期待されます。
 
 さらに,この観察技術は,腐食反応
だけではなく,触媒反応や電池電極反応
などの分析にも役立つものと予想され,
今後のOL-EPMを用いた広範な
電気化学現象に関する研究の
さきがけとなることも期待されます。
 
 本研究成果は,2月1日に
アメリカ化学会誌「ACS Nano」の
オンライン版に掲載され,
今後発行される同誌冊子体にも
掲載される予定です。
 
 なお,本研究は,国立研究開発法人
科学技術振興機構のACT-Cプロジェクトの
支援と株式会社日立製作所,
株式会社荏原製作所との共同研究により
進められました。
---------------------------------------
 
 素晴らしい。
 
>金属腐食の微視的な理解や
>予測・防止法の開発にも
>大きな発展をもたらし,
>今後の新たな材料開発時にも
>大いに役立つことが期待されます。
 
>さらに,この観察技術は,
>腐食反応だけではなく,
>触媒反応や電池電極反応などの分析
>にも役立つものと予想され,
>今後のOL-EPMを用いた広範な
>電気化学現象に関する研究の
>さきがけとなることも期待されます。
 
 大いに期待したい。

|

« 変形性膝関節症の進行を抑えるのに滑膜幹細胞の定期的関節内注射が有効~軟骨を保護する多数の栄養因子の産生が明らかに~ | トップページ | iPSで薬効解析 難病「脊髄性筋萎縮症」治療薬に弾み »

科学関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210730/63225713

この記事へのトラックバック一覧です: ステンレスや銅などの金属について,腐食反応のナノスケール分布を観察することに成功:

« 変形性膝関節症の進行を抑えるのに滑膜幹細胞の定期的関節内注射が有効~軟骨を保護する多数の栄養因子の産生が明らかに~ | トップページ | iPSで薬効解析 難病「脊髄性筋萎縮症」治療薬に弾み »