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2016年1月 3日 (日)

細胞内タンパク質の動きを調べる新たな計測手法を開発~アルツハイマー病などの原因となる凝集性タンパク質形成の初期診断に期待~

2015年12月22日
国立研究開発法人情報通信研究機構
国立大学法人北海道大学
国立大学法人大阪大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・顕微鏡カメラとして超伝導単一光子
 検出器を利用することで
 分子の回転拡散運動の計測に成功
 
・細胞内あるいは溶液中のタンパク質の
 凝集状態が測定可能に
 
・アルツハイマー病などの原因となる
 凝集性タンパク質の初期診断に
 道を拓く
 
 
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 NICT、国立大学法人北海道大学、
国立大学法人大阪大学は、溶液中の
蛍光分子の回転拡散運動を計測する方法
の開発に成功しました。
 
 これは、独自開発した検出器
(超伝導ナノワイヤ単一光子: SSPD)を
蛍光相関分光顕微鏡(FCS)のカメラ
として使うことで、従来はノイズに隠れて
検出できなかった「回転拡散」成分を
検出することに成功したものです。
 
 従来法では、1台のカメラでは
タンパク質の回転拡散運動を計測すること
ができず、そのため、その形状を同定する
ことは困難でしたが、今回の開発で、
タンパク質分子の回転拡散が測れるように
なり、プリオン等の凝集性タンパク質が
凝集体を形成する初期段階、
すなわち、タンパク質が2量体や3量体に
なったことを、その形状から簡易に
同定することが可能となります。
 
 したがって、今回の開発は、
凝集性タンパク質が原因となる
アルツハイマー病やプリオン病などの
神経変性疾患の初期段階を超早期に
診断するのに極めて有効な手法となる
可能性があります。
 
 また、今回の成果により、これまで
主に通信分野で利用されてきた
SSPDカメラの医療分野への応用が
期待されます。
 
 本研究成果は、12月14日付けの
米国科学誌Optics Expressに掲載
されました。
 
 なお、本成果の一部は国立研究開発法人
科学技術振興機構(H25-26)及び
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
(H27)の支援によるものです。
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>アルツハイマー病などの原因となる
>凝集性タンパク質の初期診断に道を拓く
 期待したい。
 
 有効な治療法がまだ無い現状では
初期診断に期待が集まります。
 
 今後の展開に期待したい。

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