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2016年1月10日 (日)

がん細胞の染色体不安定性の分子メカニズムを解明

2015/12/17
東京大学 分子細胞生物学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京大学分子細胞生物学研究所の
丹野悠司助教と渡邊嘉典教授らの
研究チームは、細胞のがん化につながる
染色体の不安定性の分子メカニズムを
発見しました。
 
 本成果は、がんを抑える薬の開発の
新たな標的候補になる可能性が
期待されます。
 
 私たちの体を作る細胞は、
日々細胞分裂によって生まれる
新しい細胞に置き換えられています。
 
 細胞に含まれる染色体は、
セントロメアと呼ばれる染色体の
中心領域で接着していますが、
新しい細胞が作られる際には、
セントロメアに微小管が結合し、
引っ張られることによって分離し、
染色体が親細胞から娘細胞へと
分配されます。
 
 この染色体の分配に異常が発生すると、
娘細胞に引き継がれる染色体の数が
増減する染色体の不安定性に
つながります。
 
 染色体の不安定性は、ゲノムの不安定性
をも誘発し、多くの遺伝子の発現の変動や
タンパク質の機能異変をきたし、
細胞のがん化およびその悪性化を
促進すると考えられています。
 
 染色体の不安定性を引き起こす、
染色体の分配の分子機構がわかれば、
がんの治療に有用な薬を開発できる
可能性があります。
 
 しかし、この分子機構については、
種々の可能性が指摘されていましたが、
その主要な分子機構は分かっていません
でした。
 
 今回、研究チームは、
インナーセントロメア・シュゴシン(ICS)
ネットワークと呼ばれる、細胞分裂の
時期に染色体のセントロメアに形成され、
複製した染色体のセントロメアの接着を
守り、かつ染色体のセントロメアと
微小管の誤った結合を修正する働きに
注目しました(図)。
 
 そして、種々のがん組織由来の
染色体の分配異常を示す細胞株を
調べると、14株中12株にICSネットワーク
に異変があることを見出しました。
 
 重要なことに、多くのがん細胞株
(9株中7株)でICSネットワークの欠損を
人工的に補強することにより、
染色体分配の誤りが抑えられることが
分かりました。
 
 「ICSネットワークの異変は、肺、
大腸、皮膚、骨組織に由来するがん細胞株
のいずれにも見られました」と
渡邊教授は説明します。
 
 「このネットワークは、ヒトの細胞の
がん化に普遍的な分子機構の一つである
可能性があるため、がんを抑える薬の開発
に有用な知見であると考えています」
と続けます。
 
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 がんになる主な要因にはいろいろある
ようです。 
 
 今回の件もそうですし、DNAの損傷とか
オートファジーの不調とか、、
 
 今回の件では、
>「このネットワークは、ヒトの細胞の
>がん化に普遍的な分子機構の一つ
>である可能性があるため、
>がんを抑える薬の開発に有用な知見
>であると考えています」
 とのこと。
 
 今後の展開に期待しましょう。

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