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2016年1月15日 (金)

名古屋大、他の細胞との相互作用なしで記憶を形成できる単一神経細胞を発見

2015/12/28 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 名古屋大学と日本医療研究開発機構は
12月25日、従来の定説とは異なる
新規の記憶メカニズムを発見したと
発表した。
 
 同成果は、名古屋大学大学院
理学研究科 森郁恵 教授と
同大学院 医学系研究科 貝淵弘三 教授
らの研究グループによるもので、
12月24日付けの米科学誌「Cell Reports」
に掲載された。
 
 記憶・学習の成立機構にはさまざまな
仮説があるが現在では、神経回路網内で
シナプス伝達効率が変化する
「シナプスの可塑的変化」によって
成り立つとするシナプス説が最も有力と
なっている。
 
 同研究グループは、一定の温度で
餌の存在する条件下で飼育された
線虫の個体が餌のない温度勾配上で、
過去に体験した飼育温度へ移動する
「温度走性行動」をモデル系として
研究を行ってきた。
 
 これまでに、この行動をつかさどる
神経回路が同定されており、その回路の
最も上流に位置するのが、温度受容細胞
である「AFDニューロン」であることが
わかっている。
 
 また、15℃で飼育した線虫の
AFDニューロンは、15℃付近の環境に
線虫がいるとき応答し、25℃で飼育した
線虫のAFDニューロンは、25℃付近の
環境に線虫がいるとき応答する。
 
 このことから、AFDニューロンは温度を
感知するだけでなく、感知した温度を
自身で記憶している可能性が示唆されて
いた。
 
 そこで今回の研究では、神経活動の指標
である細胞内カルシウムイオン濃度の変化
に応じて蛍光強度が変化する
カルシウムセンサー分子がAFDニューロン
で特異的に働く線虫系統を確立。
 
 その系統の個体群から胚細胞を単離して
AFDニューロンの初代培養系を確立した。
 
 この初代培養AFDニューロンが培養温度を
記憶するかどうかをカルシウムイメージング
で検証したところ、培養温度依存的な
温度応答が観察されたという。
 
 この結果は、AFDニューロンにおける
記憶形成は、ほかの細胞との相互作用を
必要としないことを示しており、
同研究グループは、これまでの
記憶・学習のパラダイムに
まったく新しい視点を与えるものである
としている。
 
 詳細は下記リンクを、
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 又、定説の書き換えですね。
 
 高等生物とそれ以外では記憶の仕組みが
違う可能性があると言っているのかな?
 
 今のところ高等生物でこう言う記憶の
仕組みは発見されていない訳ですから、
 
 今後の発展を見守りたいと思います。
 興味深い話しですね。

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