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2016年1月16日 (土)

一方向透明現象を発見

2015/12/22
東京大学大学院 新領域創成科学研究科
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
 
◆メタホウ酸銅(注1)という物質が、
 ある方向に進む赤外光に対して
 透明なのに対して、逆方向に進む
 同じ波長の光に対して不透明である
 という現象を発見した。
 
◆これまで、いかなる物質でも、
 このような一方向透明現象が観測された
 例はなかった。
 
◆今回発見された一方向透明現象は
 低温強磁場下での現象であるが、
 今後、室温で実現すれば、光学素子
 への応用が期待される。
 
 
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発表概要
 
 東京大学大学院新領域創成科学研究科の
豊田新悟大学院生らは、
東京大学物性研究所、
東北大学金属材料研究所と共同で、
メタホウ酸銅という青色の結晶が、
ある向きに進む赤外光に対して透明
なのに対して、
逆向きに進む同じ波長の光に対して
不透明であることを発見しました。
 
 通常、ある波長をもった光が物質中の
ある向きに透過できれば、
逆向きにも透過することができます。
 
 より一般的には、一つの物質中を
互いに逆向きに進む同じ波長の一対の光は
同じ割合だけ吸収されます。
 
 しかし、近年、この一対の光の吸収に
差が生じる場合が見いだされました。
 
 これを方向二色性と呼びます。
 
 これまで発見された中では
メタホウ酸銅の方向二色性が最も大きく、
一対の光の吸収の強さの比が最大で3倍
でした。
 
 これを無限大にしたものが
一方向透明現象です(図)。
 
 本研究グループは、強い磁場のもとで
一方向透明現象が生じることを
理論的に予測し、東京大学物性研究所
附属国際超強磁場科学研究施設との
共同研究の結果、観測に成功しました。
 
 本研究成果により発見した
一方向透明現象は、低温強磁場下という
極端な条件下で生じることから、
このまま応用にはつながりません。
 
 しかし、今後の研究の進展によって、
光を一方向だけに透過させる
マジックフィルターなどの光学素子を
可能にする技術となることが
期待されます。
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 不思議な現象があるのですね。
 
 このままでは、極端な条件下という
ことなので、応用には繋がらないよう
ですが、
 
>今後の研究の進展によって、
>光を一方向だけに透過させる
>マジックフィルターなどの光学素子を
>可能にする技術となることが
>期待されます。
 
 出来れば面白いですね。
 期待しましょう。

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