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2016年1月 9日 (土)

光を使って神経細胞の「痛み」感知を制御する手法を開発-新しい鎮痛療法の可能性-

2015/8/14 京都大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
すこし前の情報です。
 
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 村上達也 物質-細胞統合システム拠点
(iCeMS=アイセムス)特定拠点准教授
らの研究グループは、ナノメートルサイズ
の金粒子を使って、痛みを感知する
神経細胞を光で活性化する手法を開発する
ことに成功しました。
 
 この成果は、細胞機能を
リモートコントロールする新しい技術
としてだけでなく、神経痛・脳腫瘍などの
光治療法として期待されます。
 
 本研究成果は8月6日に
独オンライン科学誌
「Angewandte Chemie
(アンゲヴァンテ・ケミー)」で
公開されました。
 
 
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研究者からのコメント
 
 今回用いた金粒子は、小分子化合物に
比べて、局所投与部位に留まる性質が
あります。
 
 今後、この金粒子を疾患部位に局所投与
して近赤外光照射するという
新たな光治療法の開発などが期待されます。
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 光で痛みを制御するというのは興味深い
ですね。
 
>TRPV1*1は 1997 年にカプサイシン
>(唐辛子の辛み成分)に応答して
>カルシウムイオンを流入させる
>イオンチャネルであることが認められ、
>熱(43℃以上)と酸(pH 5.2 以下)
>でも活性化されることが明らかに
>されました(図2)。
 
>TRPV1はその後、鎮痛、がん治療など
>さまざまな疾患の病原になることも
>報告されています。
 
>特に鎮痛作用は TRPV1 の
>阻害・持続的活性化の両方で得られる
>ことがわかっています。
>従って TRPV1 を 700-900 nmの光で
>活性化することは、
>これらの新しい光治療法になる
>可能性があります。
 なるほど。
 
詳細については下記リンクを
 

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