« 厚生省、ロボットスーツ「HAL」に保険適用 歩行のリハビリに活用 | トップページ | ピリジン型窒素が炭素触媒の活性点を形成する ~レアメタル白金に代わる燃料電池触媒開発への大きな発見~ »

2016年1月30日 (土)

細胞の代謝とがん化をつかさどる、GTPセンサーを発見

2016年01月29日 MONOist
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 高エネルギー加速器研究機構(KEK)は
2016年1月8日、細胞内のエネルギー物質
GTPの濃度を検知し、細胞の働きを制御
する「GTPセンサー」を世界で初めて
発見したと発表した。
 
 この研究は、KEK物質構造学研究所、
シンシナティー大学医学部、
産業技術総合研究所創薬分子
プロファイリング研究センターの
合同研究チームによるもので、成果は
同年1月7日、米科学誌
「Molecular Cell」にFeatured Article
(注目記事)として掲載された。
 
 細胞で、主にタンパク質の合成や
シグナル伝達の原動力となる
エネルギー物質として働くGTP。
 
 その濃度を正しく保つことは、
細胞機能の維持に不可欠だ。
 
 しかし、細胞内のGTP濃度を検知し、
細胞機能を制御する「GTPセンサー」は
これまで発見されておらず、
検知や細胞応答の仕組みも分かって
いなかった。
 
 同研究チームは、GTPセンサーの正体を
突き止めるべく、GTPに結合する
タンパク質を細胞内から広く探索した。
 
 その結果、脂質キナーゼの1種、
PI5P4Kβタンパク質がGTPに強く結合する
ことを見いだした。
 
 そして、KEKのフォトンファクトリーを
用いて、PI5P4KβとGTPとの複合体の
立体構造を解析。
 
 その結果、PI5P4KβがGTPを用いる
非常に珍しいキナーゼであり、
生理学的なGTP濃度変化に伴って、
PI(5)Pのリン酸化活性を大きく
変化させることが示された。
 
 さらに、決定した立体構造に基づいて、
GTPセンサー機能を持たないPI5P4Kβを
人工的に作成し、細胞内に戻したところ、
その細胞はGTP濃度の変化に対し、
適切に応答できなくなることを確認した。
 
 これらのことから、PI5P4Kβが細胞内の
GTP濃度を検知し、脂質シグナルを介して
細胞応答を制御するGTPセンサーである
ことが明らかとなった。
---------------------------------------
 
 世界で初めてね~ 以外です。
 
 GTPセンサーは、がんでは、病気の悪化
に関与しているらしいです。
 
 よって、
>この研究成果は、がんおよび代謝疾患
>において細胞のエネルギー制御が
>破綻する仕組みを理解する助けになる
>という。
 
>また、これを契機に、これまで
>ほとんど研究されなかった
>GTPエネルギー研究分野が発展し、
>それらの病気に対する治療や創薬へと
>展開することが期待されるとしている。
 
 今後に期待ですね。

|

« 厚生省、ロボットスーツ「HAL」に保険適用 歩行のリハビリに活用 | トップページ | ピリジン型窒素が炭素触媒の活性点を形成する ~レアメタル白金に代わる燃料電池触媒開発への大きな発見~ »

医療関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210730/63141034

この記事へのトラックバック一覧です: 細胞の代謝とがん化をつかさどる、GTPセンサーを発見:

« 厚生省、ロボットスーツ「HAL」に保険適用 歩行のリハビリに活用 | トップページ | ピリジン型窒素が炭素触媒の活性点を形成する ~レアメタル白金に代わる燃料電池触媒開発への大きな発見~ »