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2016年1月16日 (土)

リハビリテーションは脳の配線を変え、機能の回復を導く―脳卒中後の麻痺肢の集中使用による運動野-赤核路の増強は、運動機能の回復と因果関係を有する―

平成28年1月6日
自然科学研究機構 生理学研究所
名古屋市立大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 今回、自然科学研究機構 生理学研究所
の伊佐正教授および名古屋市立大学の
飛田秀樹教授および石田章真助教は、
脳出血後の集中リハビリテーションによる
神経回路(運動野-赤核路)の変化が、
運動機能の回復に結びつく事を明らかに
しました。
 
 本研究結果は、
Journal of Neuroscience誌
(2016年1月13日号)に掲載されます。
 
 
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概要
 
 脳卒中後のリハビリテーションは
運動機能の回復にとって重要です。
 
 これまでに、脳卒中後に集中的に
リハビリテーションを行うことで、
神経細胞の突起の伸びが良くなる事
などが報告されていました。
 
 しかし、リハビリテーションによる
神経回路の変化と運動機能の回復との間に
因果関係があるかに関しては解明されて
いませんでした。
 
 今回、自然科学研究機構 生理学研究所
の伊佐正教授と名古屋市立大学大学院
医学系研究科の飛田秀樹教授および
石田章真助教を中心とする共同研究チーム
は、脳出血を生じさせたラットに
集中的なリハビリテーションを実施させる
事で、運動機能を司る大脳皮質の
「運動野」*用語1から進化的に
古い部位である脳幹の「赤核」*用語2
へと伸びる軸索が増加し、この神経回路の
強化が運動機能の回復に必要である事を、
最先端のウィルスベクター*用語3による
神経回路操作技術
(ウィルスベクター二重感染法*用語4)
を駆使して証明しました。
 
 この研究結果は、脳損傷後の
リハビリテーションの作用メカニズムの
一端を示すものであり、より効果的な
リハビリテーション法の開発に寄与する
ものと考えられます。
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 少しづつですが、リハビリテーション
による神経回路の変化と運動機能の回復
との間に因果関係があることが証明されて
来ています。
 
>この研究結果は、脳損傷後の
>リハビリテーションの作用メカニズムの
>一端を示すものであり、より効果的な
>リハビリテーション法の開発に寄与する
>ものと考えられます。
 
 脳卒中などで失われた機能の回復手段
として、リハビリテーションの位置づけ
には大きなものがあります。
 
 おおいに期待したいと思います。

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