たちの悪い「がん幹細胞」、根絶可能な薬の候補を発見 注目のナノ物質「グラフェン」、革新的ながん治療法となるか?
2015年3月6日 Med エッジ
詳細は、リンクを参照して下さい。
少し前の情報ですが、
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最近注目のナノ物質「グラフェン」に、
がんの中でもたちの悪い細胞
「がん幹細胞」の増殖を選択的に抑える
効果があると分かった。
英国マンチェスター大学
マンチェスター細胞代謝センターを
中心とした研究グループが、
がんの専門誌オンコターゲット誌
2015年2月24日オンライン版で報告した。
1997年に白血病で最初に見つかった
「がん幹細胞」は、次々にがん細胞を
生み出し、いろいろな種類のがんに
変化する能力も持つ特殊な細胞だ。
今ではさまざまながんから発見されて
おり、がん幹細胞に効く薬の開発は
急務となっている。
今回、乳がん、膵臓がん、肺がん、
脳腫瘍、卵巣がん、前立腺がんの6つ
のがん細胞をシャーレの中で培養し、
そこにグラフェンオキシドを加えて
スフィアの形成を調べた。
結果、これら6種類のがん全てにおいて、
グラフェンオキシドの添加により、
スフィア形成が抑えられた。
これは、がん幹細胞の増殖が
抑えられたのを意味する。
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素晴らしい結果です。
>今ではさまざまながんから
>発見されており、
>がん幹細胞に効く薬の開発は
>急務となっている。
ついにがん幹細胞の活動を抑えられる
治療薬の開発が見えて来たようです。
期待したい。
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