魚油摂取は交感神経を介して、「脂肪燃焼細胞」を増やす-「魚油」の効果で体脂肪燃焼を促す新メカニズムを解明
2015年12月18日 京都大学
詳細は、リンクを参照して下さい。
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河田照雄 農学研究科教授、
後藤剛 同准教授らの研究グループは、
魚に含まれる油(魚油:主成分はEPA、DHA)
の摂取が脂肪燃焼細胞(脂肪を分解し熱に
する細胞)である「褐色脂肪細胞」
(以下褐色脂肪)の増加を促進し、
体脂肪の減少や体温上昇をもたらすことを
動物実験により証明しました。
本研究成果は、2015年12月17日に
英国科学誌「Scientific Reports」誌
(オンライン版)で公開されました。
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研究者からのコメント
体に良い食品の摂取は、全ての人々に
とって大変重要です。
食品に含まれる油脂は、種類によって
健康効果やそれらの作用メカニズムが
異なることが明らかになりつつあります。
今回の魚油の健康機能性と
そのメカニズムの解明は、油脂の健康特性
の新たな一面を明らかにしました。
今後は、健康な食生活に役立つ油脂や
その他の食品成分について、
特にメタボリックシンドロームの改善が
深く関わる健康寿命の延伸への機能に
着目して研究を発展させていく予定です。
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本研究のポイント
・魚油の摂取が「体脂肪蓄積の減少」や
「体温の上昇」を促進することを
動物実験で証明
・これらの作用が「感覚受容チャネル?
交感神経?褐色脂肪」を介することを
解明
・魚油を含む食事が「肥満や生活習慣病
の改善」につながる科学的根拠を得た
詳しい研究内容について
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EPA、DHAは血液さらさら成分だと
言われてましたが、
こう言う効果も、あるのですね。
>健康な食生活に役立つ油脂や
>その他の食品成分について、
>特にメタボリックシンドロームの
>改善が深く関わる健康寿命の延伸への
>機能に着目して研究を発展させていく
>予定です。
だそうです。
大切な研究だと思います。
頑張ってください。
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