名古屋大、肺がん転移に必須となるタンパク質を利用した新規治療法
2015/12/10 マイナビニュース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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名古屋大学は12月8日、肺がんにおいては
CERS6というタンパク質が高発現し、
それががん転移に必須の役割を
果たしていることを発見したと発表した。
同成果は、同大学大学院 医学系研究科
分子腫瘍学分野 鈴木元 講師、
高橋隆 教授らの研究グループによるもの
で、12月7日付けの米科学誌
「Journal of Clinical Investigation」
に掲載された。
CERS6はセラミド合成酵素の一種。
肺がんにおいて過剰発現したCERS6は、
C16セラミドと呼ばれる生理活性脂質を
合成し、これが細胞内の
プロテインキナーゼζ・RAC1複合体を
活性化する。
これにより、細胞表面にラメリポディア
と呼ばれる細胞の遊走に必須となる
形態形成が起こり、がん細胞が転移する
ことが今回明らかになった。
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がん転移と言ってもいろいろあって
もう大変です。
私がつい最近投稿したもの、
2015年12月 9日
2015年12月 9日
「死の谷」の問題はありますが、
とにかく新薬の開発に期待するしか
ありません。
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