脂肪肝や肝の繊維化を防ぐタンパク質「Gpnmb」を同定
平成27年11月25日
岡山大学
詳細は、リンクを参照して下さい。
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岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
(医)腎・免疫・内分泌代謝内科学分野の
和田淳教授、片山晶博大学院生らの
研究グループは、肥満ラットの内臓脂肪
組織に増加するタンパク質
「Gpnmb (glycoprotein nonmelanoma
protein B)」を発見。
Gpnmb が脂肪肝や肝の線維化を抑制する
こと、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)
が進行した患者で血清 Gpnmb 値が高値
であることを世界で初めて明らかに
しました。
本研究成果は 11 月 19 日、英国の
オンライン科学雑誌「Scientific Reports」
に掲載されました。
現在、非アルコール性脂肪性肝疾患
(NAFLD)は、世界における慢性肝疾患の
主因となっており、患者数が増加して
います。
進行性の NASH の確定診断には、
肝組織の一部を採取して検査する必要が
あります。
本研究成果によって、Gpnmb を
治療ターゲットとした NAFLD の治療法の
開発や、Gpnmbの血中濃度を測定する
NASH の簡便な診断法の開発が
期待されます。
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良さそうです。
>本研究で同定した Gpnmb が NASH の
>新たなバイオマーカーとして
>診断を容易にする可能性があります。
>また、Gpnmb が NAFLD に対する
>新たな治療ターゲットになることが
>期待されます。
期待したい。
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