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2015年12月 8日 (火)

科学界のタブー、がん“予防”に「細胞競合」という新しい研究分野から挑む - 北大 藤田恭之教授

2015/12/07 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 科学の世界においてがん“予防”の
研究はこれまでタブー視されてきた分野
であるという。
 
 しかし北海道大学 遺伝子病制御研究所
藤田恭之教授は、この科学界のタブーに
切り込み「がんの予防薬」の開発を
目指している。
 
 藤田教授が着目したのは、現在臨床の
対象外となっており、がん研究において
ブラックボックスとなっている
がんの「超早期病変」だ
 
 がんの超早期段階での病変は見かけ上
正常にみえるため、現在の病理診断技術
では発見することができない。
 
 欧米では今年から、潜在的な病変の
早期発見と対策という研究分野に予算が
付けられているというが、
日本では残念ながらそういった事例は
まだない。
 
 藤田教授は2009年、正常な細胞に
テトラサイクリンという抗生物質を
加えることで、がんタンパク質を
発現させるという細胞を作成。
 
 これを利用して、正常細胞に囲まれた
ところにがん細胞が存在するという、
これまでブラックボックスとなっていた
がんの超初期段階の環境を再現した。
 
 この際、正常細胞の社会からがん細胞が
はじき出され、体外に排出される方向へ
抜けていくという、いわば“村八分”的な
現象が起こったという。
 
 これが、藤田教授がメインテーマとして
研究に取り組む「細胞競合」だ。
 
 それまでのがん研究は、正常細胞と
変異細胞をそれぞれ培養して、
その違いをみるというものがほとんど
だった。
 
 藤田教授らのチームが行った
「正常細胞と変異細胞を混ぜて、
その社会性を見る」という研究は、
非常に画期的なアイディアであった
と言えよう。
 
 研究室では、正常細胞と変異細胞を
混ぜたときにだけ量や働きが変化している
分子を探しているところだというが、
そのなかでも細胞骨格となる
「ビメンチン」というタンパク質の作用
がすでに明らかになっている。
 
 ビメンチンは細胞競合の際、変異細胞の
境界に濃縮してくる。
 
 これは正常細胞側からの影響で起きる
もので、ダイナミックに構造を変える
ことができるフィラメント構造の
ビメンチンが、細胞競合の際に突起状に
伸びてきて、変異細胞を突くように
“攻撃”を始める。
 
 明らかに、正常細胞が変異細胞を
認識していると言える現象だ。
 
 藤田教授によると、細胞競合には
ビメンチン以外にも多くの分子が
関わっていることが考えられるという。
 
 正常細胞と変異細胞の認識機構の全貌は、
いまだ明らかになっていない。
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 期待したい研究です。
 
 研究にはお金が必要。
 
>「欧米では、国からの研究費のほかに
>一般の方のドネーション(寄付)が
>大きな比重を占めている」という。
 そうなんです。
 
 どうして日本では根付かないので
しょうか?
 
 政府が予算を付ける研究のみが重要
とは限らないはず。
 
 藤田教授は、
>「私はもともと医学の出身なので、
>“がんを撲滅したい”という気持ちで
>研究をしている。
>細胞競合という新しい研究分野を
>利用して、これまでタブー視されて
>きたがんの予防に、
>クラウドファンディングを通じて
>みなさんと一緒に取り組んでいきたい」
 と言っています。
 
 クラウドファンディングの目標は
500万円だそうです。
 
 少ないですよね。
 
 政府任せにするのではなく、国民も一緒に
努力する必要があるのだと思う。

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