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2015年11月 7日 (土)

近未来の照明のかたち:「さっと一吹き、できあがり」

平成27年11月5日
東北大学 原子分子材料科学高等研究機構
(AIMR)/大学院理学研究科
科学技術振興機構(JST)
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学の磯部 寛之 教授
(JST ERATO磯部
縮退π集積プロジェクト 研究総括)の
共同研究グループは、有機ELの
新しい構築法を開拓する分子材料を
開発しました。
 
 「さっと一吹き」するだけの短工程で、
ほぼ理論限界となる高い発光効率を
実現する有機ELができあがる
「夢の多機能分子材料」が登場した
ものです。
 
 近い将来、極限にまで単純・簡潔化
された有機ELが、私たちの身の回りを
明るく照らすことを期待させる
成果となります。
 
 
-----
発表内容
 
 磯部教授らの研究グループは、
炭素と水素という二種の元素のみからなる
「トルエン注1)」を環状に連ねた
新しい大環状分子材料を開発し、
これにより単一層という最も単純・簡潔な
デバイス構造をもちながら、
ほぼ理論限界となる高い効率で光を発する
有機ELを実現できることを
発見しました。
 
 この成果は、これまでの発光ダイオード
の構造・材料設計の常識を覆し、
有機EL材料の新しい設計指針を
見いだしたものとなります。
 
 有機ELで効率の良い発光を実現する
ためには、本当に多層構造が
必要なのでしょうか?
 
 磯部教授らの研究グループは、
この根本的な疑問に、「一つの基盤材料を
設計することで単一層ながら、
ほぼ理論限界値となる発光効率を
実現した有機ELをつくることができる」
という常識を覆す発見をもたらしました
(図1)。
 
 材料を「さっと一吹き」するだけで
照明ができあがるのです。
 
 それも炭素と水素というたった二種の
元素のみを使った有機物質(炭化水素)を
材料に使ったもので、有機ELの
設計指針を分子設計という根底から
単純化することに成功したのです。
 
 元素のもつ性能を最大限引き出し
活用するという、元素戦略注4)的観点
からも重要な発見です。
 
 研究グループでは、この新しい
炭化水素材料が赤・緑・青という
光の三原色すべてのリン光発光材料に
適用できることまで実証しており、
表紙図の写真に見られるような
白色発光を行うデバイスの作製に
成功しています。
 
 今回の発見をもたらしたのは古い歴史
をもつ天然芳香族分子「トルエン」でした
(図2)。
 
 研究グループでは2014年に、
より古い分子「ベンゼン」から
有機電子材料をつくりだしていました。
 
 今回の発見は、ベンゼンの周辺に
メチル(CH3)基をもった「トルエン」
を使うことで、より高機能な
単一層・高発光効率有機ELの基盤材料
となることを見つけたものです。
 
 「単純化された分子材料で、
単純化された有機ELをつくりだす」。
 
 そんな、近未来の有機EL照明の姿を
想像させる重要な成果となります。
 
 英国王立化学会旗艦誌
ケミカル・サイエンス誌に
近日中に正式掲載されます
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 素晴らしい成果のようです。
 
>近未来の有機EL照明の姿を想像させる
>重要な成果
 良く理解出来ません。
 
 有機ELを使用したTVが出来るように
なると言っているのでしょうか?
 携帯にも使えるようになるものが出来る
と?
 
 現在、有機ELディスプレーを実際の
製品で使用しているメーカーはサムスン
だけのように思います。
 
 これからの展開&製品化に期待して
います。
 
 参考リンクです。
2013/05/08 マイナビニュース

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