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2015年11月26日 (木)

細胞シートを簡便に多数積層化する新手法の開発

2015.11.24 京都大学iPS細胞研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 松尾 武彦 元大学院生
(当時・京都大学 医学部附属病院
 心臓血管外科、現・京都大学
医学研究科 客員研究員、
神戸市立医療センター中央市民病院医長)、
山下 潤 教授
(京都大学CiRA、再生医科学研究所)、
坂田 隆造 元教授
(当時・京都大学 医学部附属病院
 心臓血管外科、
現・神戸市立医療センター中央市民病院院
長)、田畑 泰彦 教授
(京都大学 再生医科学研究所)らの
研究グループは、
 
ゼラチンハイドロゲル粒子を利用する
ことで、細胞シートを簡便に多数積層化
する手法を確立しました。
 
 この研究成果は2015年11月20日
(英国時間)に英科学誌
「Scientific Reports」で
公開されました。
 
 
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ポイント
 
・マウスES細胞から作製した
 心臓組織シートを、
 ゼラチンハイドロゲル粒子注1)を
 挿み込みながら、簡便にかつ細胞が
 生きたまま多数積層化する手法を
 開発した。
 
・積層化した心臓組織シート5枚を
 ラット心筋梗塞モデルに移植すると、
 3ヶ月後には、血管形成を伴った
 厚い心臓組織として生着していた。
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 Good News !
 
>心臓への細胞移植治療における問題点は,
>心臓に直接注入移植あるいは細胞シート
>などにより移植された細胞でさえも、
>長期にわたって十分な量の細胞が
>心臓に留まる(生着する)効率が低い
>ことです。
 
>さらに効果を高めるために、
>心臓組織シートを積み重ねる必要が
>ありますが、これまでの手法では、
>内部まで酸素や栄養が行き渡らず、
>細胞が弱ってしまうため、
>3層重ねるのが限度でした。
 
>ゼラチンハイドロゲルを挿み込む手法
>は簡便なため、数時間で15枚重ねること
>が可能で、1mm以上の厚さの積層化した
>心臓組織シートを得ることができました。 
>5枚重ねたこの心臓組織シートを
>心筋梗塞ラットに移植したところ、
>移植後12週間にわたり血管形成を伴った
>厚い心臓組織として生着すると同時に
>梗塞部の心機能を回復させていること
>が認められました。
 
>「長期にわたる細胞生着が悪い」
>という従来の心臓細胞移植の問題を
>克服し、長期間生存して機械的に
>心臓収縮をサポートすることができる
>「再生心筋」を供給し、重症の心不全
>を治療できる方法開発につながる
>成果です。
 
>近い将来、積層化した
>ヒト心臓組織シートを製品化し、
>重症心不全治療に広く用いることを
>目標としています。
 
 大いに期待しています。

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