« 2015年10月 | トップページ | 2015年12月 »

2015年11月30日 (月)

筋肉を鍛えても「凝り」や「痛み」はなくならない

2015/11/30 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
■「使わない筋肉は緩む」ことなどない
 
 ごく普通の環境で生活している人
にとっては、むしろ逆の現象が起きて
います。
 使わないから緩むどころか、
筋肉は収縮してどんどん硬くなって
いくのです。
 
■強い筋トレはさらに凝りや痛みを増す
だけ
 
 じっとしている間も、自分では
使っているつもりのない筋肉には
一定の負荷がかかり続けているからです。
 その負荷とは、重力であり、
自分のカラダの重さです。
 さらに、カラダが姿勢を崩した状態で
居続けることにより、局所的に負荷が
かかります。
 その結果が肩凝り・腰痛です。
 
 ですから、ジムに通って激しい運動を
するのは逆効果以外のなにものでも
ありません。
 激しい運動は、筋肉に強い負荷を
かけることになり、さらに筋肉を収縮する
結果になってしまうからです。
 筋肉はますます硬くなって、肩凝りや
腰痛の痛みはむしろ拡大することさえ
あるのです。
 
■大切なのは筋肉のバランス
 
 筋肉というのは裏表の引っ張り合いで
働きます。
 つまり、一方の筋肉が縮めば、
もう一方が緩むという関係になって
います。
 
 裏表の関係で曲がった手足は元の位置に
戻るのですが、その使用頻度や強度が高く
なってくると、少しずつ疲労が蓄積され、
完全に元の状態に戻り切らず、縮んだまま
になっていきます。
 
■筋肉の裏と表の関係を知らなければ
凝りは解消しない
 
■「本当にカラダにいい」運動とは?
 
 見栄えを良くしようとして腹筋を
6個に割るとか、大胸筋や上腕二頭筋を
大きくしてたくましいカラダをつくろう
とするのは
(個人の好みなので自由ですが)、
それがカラダにとってはいいことでは
ないことを理解してほしいと思います。
 
■凝りにくい筋肉をつくる近道
――肉体バランスのセルフチェック
 
 凝りや痛みが生じにくいカラダにする
方法はシンプルです。
 前後左右のバランスがとれていれば
いいのです。
 前かがみの姿勢が続いたらときには
カラダをそらすようにする、
右手ばかりを酷使したら左手も動かす、
くつ底の左右の減りが不均等ならば
歩き方を考える
─そうした意識を普段からもつことが
大切です。
---------------------------------------
 
 なるほど、バランスが大事なんですね。
 
>前後左右のバランスがとれていれば
>いいのです。
>前かがみの姿勢が続いたらときには
>カラダをそらすようにする、
>右手ばかりを酷使したら左手も動かす、
>くつ底の左右の減りが不均等ならば
>歩き方を考える
>─そうした意識を普段からもつことが
>大切です。
 
 そうしましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

黄色ブドウ球菌を標的とする新しい手法

2015年11月19日 natureasia.com
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
のような、黄色ブドウ球菌
(Staphylococcus aureus)の
抗生物質耐性株は治療がますます
難しくなっていることが立証されている。
 
 その理由の1つは、この病原体が
抗生物質から細菌を保護する
細胞内リザーバーに入り込んで
常在できることであるのが今回確認された。
 
 そして、このような障壁に対処するため
に、細胞を認識する抗体と薬剤を
適当なリンカーでつないだ、
「武装抗体」とも呼ばれる
抗体-抗生物質抱合体
(Antibody-antibiotic conjugate;AAC)
を使って、リザーバー細胞を特異的に
標的とする新しい戦略が開発された。
 
 ここで使われた抗体は、
黄色ブドウ球菌細胞の表面を覆う
細胞壁のテイコ酸に結合する。
 
 AACの結合によってオプソニン化した
細菌が宿主細胞内に取り込まれると、
抗体と抗生物質との間のリンカーが
宿主のプロテアーゼによって切断されて、
活性となった抗生物質が遊離する。
 
 AACの単回投与は菌血症のマウスモデル
で効果を発揮し、MRSA感染に対する
現在の標準治療薬である
バンコマイシンよりも優れていることが
分かった。
 
 これらの結果は、既存の抗生物質でも、
抗体を輸送体として送達する方法を
使えば、臨床での有効性が
引き続き確保されるだろうという考え方
の原理証明となる。
---------------------------------------
 
 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
院内感染などで良く問題になっています。
 
 抗生物質が効かないので対処に困る。
 
 その対処方として面白い方法ですね。
 
>現在の標準治療薬である
>バンコマイシンよりも優れている
>ことが分かった。
 効果的かも?
 
>これらの結果は、既存の抗生物質でも、
>抗体を輸送体として送達する方法を
>使えば、臨床での有効性が引き続き
>確保されるだろうという考え方
>の原理証明となる。
 
 なるほど。期待しましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第33回日本神経治療学会総会「臨床研究デザインワークショップ」

2015年11月28日
Neurology 興味を持った「神経内科」論文
私が注目している個人のBlogです。
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 第33回日本神経治療学会総会の
特別企画である「臨床研究デザイン
ワークショップ」に参加させていただいた.
 
 臨床研究は非常に大切であるものの,
医学部の授業で教わるような機会は
一切なかった.
 
 このため多くの医師は独学で試行錯誤
しているのではないかと思う.
 
 今回の神経治療学会総会では,
創薬・育薬や臨床研究(治験)が
重要なテーマとなっているが,
プログラムの一貫として,臨床研究は
どのように行ったらよいかを学ぶ
ワークショップが初めて開催された.
 
 初学者向きとのことであったが
学ぶべきことは多く,
かつ学生・若手医師をどのように
指導したらよいのか,大変,参考になった.
 
 来年以降も継続予定とのことで,
ぜひご参加されることをおすすめしたい.
 
 以下に勉強したことをまとめてみたい.
---------------------------------------
 
 「初めて開催された」と言うのは意外
です。
 
 なるほど、こういうことを考慮しないと
いけないのか?
 という感じですね。
 
 患者にとっても参考になります。
 
 とにかく勉強あるのみだと思う。
 
 医師は患者に真摯に向き合って欲しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月29日 (日)

細胞増殖因子を用いた効率的な心筋様細胞の直接作製法を開発-心臓再生研究を画期的に前進させることを期待-

2015/11/26  慶應義塾大学医学部
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 慶應義塾大学医学部内科学教室(循環器)
の家田真樹専任講師、山川裕之共同研究員
らは、マウスの線維芽細胞に
心筋誘導遺伝子と細胞増殖因子を添加する
ことで、iPS細胞を経ずに効率的に
心筋様細胞を直接作製できることを、
世界で初めて発見しました。
 
 これまでも、マウスおよび
ヒト線維芽細胞から心筋様細胞を
直接作製できることは報告されて
いましたが、作製効率が低く、
ウシ血清を用いることによる病原性の
リスクや、3つ以上の外来遺伝子の導入
が必要など、安全面に課題がありました。
 
 本研究では3つの心筋誘導遺伝子を
導入したマウス線維芽細胞を、
線維芽細胞増殖因子であるFGF2とFGF10、
血管内皮細胞増殖因子であるVEGFを
添加した無血清の細胞培養液を用いて
心筋誘導することで、従来のウシ血清を
用いた方法と比べて約50倍の効率で
心筋様細胞を作成することが可能に
なりました。
 
 またこの細胞増殖因子を用いることで、
心筋誘導に必要な外来遺伝子を2つに
減らすことに成功し、その分子メカニズム
も明らかにしました。
 
 安全性が向上し、かつ高効率に心筋を
直接作製する技術を確立できたことで、
今後、心臓再生研究を画期的に
前進させることが期待されます。
 
 本研究成果は、米国科学雑誌
「Stem Cell Reports」オンライン速報版
で、2015年11月25日(米国東部時間)に
公開されます。
 
 プレスリリース全文は、以下を
ご覧ください。
 
---------------------------------------
 
 プレスリリースを見ると、
 
>FGF2、FGF10、VEGF を用いることで
>Mef2c,Tbx5 の 2 遺伝子のみで
>心筋誘導可能
 ということのようです。
 
 良いですね。
 
>今後、心臓再生研究を画期的に
>前進させることが期待されます。
 
 そうなって欲しいと思います。
 
 ダイレクト・リプログラミングと言う
ようです。
 
 他例のリンクを一つ紹介しておきます。
2013年10月14日 京都大学
 
 検索してみるといろいろありますね。
 
 私も投稿したはずですが、
見当たらないので京大の例を紹介
しておきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

がん免疫療法、効き目を高める「ペリサイト」 免疫システムをうまく機能させる

免疫システムをうまく機能させる
2015年11月27日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 がんの免疫療法の効果を高める方法に
なるかもしれない。
 
 がんに通る血管の周辺にヒントがある
という。
 
 研究グループが注目したのは、腫瘍に
通る血管の周囲を取り巻く「ペリサイト」
と呼ばれる細胞。
 
 がんはさまざまなメカニズムで
免疫システムから逃れているという。
 
 例えば、骨髄から生まれる
「サプレッサー細胞」。
 
 その影響で、がんの治療が
うまくいかなくなるような仕組みがある。
 
 研究グループは、ペリサイトが多くなる
と、腫瘍の増殖が抑えられるように働く
と突き止めている。
 
 ペリサイトをうまく増やす治療は、
がんの免疫療法を高めるヒントになる
可能性もあるようだ。
---------------------------------------
 
 「がん」は免疫の攻撃からいろいろな
方法で逃れているのですね。
 
 記事にあるようなことも、話題になった
「免疫チェックポイント」のスイッチを
入れるとか、
 
 関連投稿です。
2015年11月25日
 
 本当にやっかいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月28日 (土)

がんの転移、予測可能に 足場の粒先行させ定着

2015年11月26日 中日新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 がん細胞が転移する臓器を決めている
仕組みをマウスの実験で明らかにしたと、
米コーネル大の星野歩子博士
(がん生物学)らのチームが26日までに
英科学誌ネイチャーに発表した。
 
 血液検査で転移先が予測できるという。
---------------------------------------
 
>がん細胞から放出されるエクソソームの
>表面には特定の臓器にだけ取り付く
>小さな突起が出ており、
>どの臓器に転移するかは、
>この突起の種類によって決まっている
>という。
 
 ふ~ん。新しい発見ですね。
 
 がん幹細胞の転移とは違うメカニズム
のように感じますね。
 
 でも、がんの転移の一部であったと
しても、予測可能になることは
素晴らしい。早期治療ができるはず。
 
 大いに期待したい研究です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

変換効率11 %の熱電変換モジュールを開発

2015/11/26 産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
・鉛テルライド(PbTe)熱電変換材料の
 焼結体にナノ構造を形成することで、
 性能の劇的な向上に成功
 
・ナノ構造を形成したPbTe焼結体を用いて
 熱電変換モジュールを開発して、
 11 %の変換効率を達成
 
・一次エネルギーの60 %以上にものぼる
 未利用熱エネルギーの電力活用に
 大きく前進
 
 
-----
 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
(以下「産総研」という)
省エネルギー研究部門熱電変換グループ
太田 道広 主任研究員、山本 淳
研究グループ長、HU Xiaokai 元産総研
特別研究員、独立行政法人 日本学術振興会
外国人客員研究員JOOD Priyankaは、
鉛テルライド(PbTe)熱電変換材料の
焼結体にマグネシウム・テルライド
(MgTe)のナノ構造を形成することで
高い熱電性能指数ZT = 1.8を実現し、
さらにこの材料を用いて変換効率11 %を
有する熱電変換モジュールの開発に
成功した。
 
 これまで、熱電変換材料においては
ZT = 1.0を超えることが、
熱電変換モジュールにおいては7 %の
変換効率を超えることが困難であった。
 
 今回の成果では、
米国ノースウェスタン大学の
KANATZIDIS Mercouri G. 教授(兼)
米国 アルゴンヌ国立研究所 主任研究員と
共に、ナノ構造の形成技術を用いて
熱電変換材料の焼結体のZTを1.8(550 ℃)
まで向上させることに成功した。
 
 さらに、このMgTeナノ構造を形成した
PbTe焼結体と電気的・熱的に比較的良好に
接合する電極材料を開発して、
熱電変換モジュールにおいて11 %の
変換効率(高温側600 ℃、低温側10 ℃)
を実現した。
 
 この高効率熱電変換モジュールを用いる
ことで、未利用熱エネルギーを電力へと
変換して活用する道が開けると
期待される。
 
 なお、この技術の詳細は、
英国王立化学会の発行する学術論文誌
Energy & Environmental Scienceに
近く掲載される。
---------------------------------------
 
>これまで、熱電変換材料においては
>ZT = 1.0を超えることが、
>熱電変換モジュールにおいては
>7 %の変換効率を超えることが困難
>であった。
 
 今回は、11 %の熱電変換モジュールを
開発したということは素晴らしい。
 
 一次エネルギーの60 %以上にものぼる
未利用熱エネルギーの電力活用に大きく
前進しそうです。
 
 気がかりはコストですね。
 高すぎては普及しない。
 
>本成果をもとに研究開発を進め、
>未利用熱エネルギーの
>革新的な電力活用への道を開いて、
>持続可能な社会に貢献する。
 
>5年以内に実用化を目指す
 
 未利用エネルギーは膨大です。
 
 大いに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月27日 (金)

がん治療改善に期待 岩手医大、細胞培養の新手法

2015/11/26 岩手日報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 岩手医大薬学部薬物代謝動態学講座の
寺島潤助教(45)の研究グループは、
がん細胞を体内に近い状態で培養する
システムを構築した。
 
 従来の手法に比べ、より正確な解析が
可能になり、がん細胞が抗がん剤を
分解するメカニズムの解明や
治療法の改善につながると期待される。
 
 がん治療をめぐっては、抗がん剤を
長期間使用すると徐々に効かなくなる
問題が指摘されている。
 
 がん細胞が抗がん剤を分解する働きを
自在に強めるのが一因とみられ、
同研究グループはそのメカニズム解明に
取り組んできた。
---------------------------------------
 
>がん治療をめぐっては、抗がん剤を
>長期間使用すると徐々に効かなくなる
>問題が指摘されている。
>がん細胞が抗がん剤を分解する働きを
>自在に強めるのが一因
 なるほど。
 
 本当に「がん」は憎らしい。
 
 今回の細胞培養の新手法が抗がん剤を
分解するメカニズムの解明に役立つよう
祈っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

血管の形をつくる細胞メカニズムを解明~生き物の形態が2次元・3次元で秩序よくつくられるしくみを実証~

平成27年11月20日
熊本大学
東京大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
○血管新生では、一つ一つの血管内皮細胞
 が複雑な運動を行いながら、
 出芽・伸長・分岐・管腔形成といった
 二次元・三次元にわたって秩序ある
 血管形態をつくっていく(図1)。
 このしくみは、これまでの医学研究の
 長い歴史の中で大きな研究対象で
 あったにも関わらず、実はいまだ
 十分に理解されていない。
 
○生物学と数理科学・コンピュータ科学を
 融合させた研究により、血管の伸長を
 担う多細胞運動のしくみとして、
 細胞が自発的に自らを制御して自律的に
 動く過程と、隣接した細胞から
 適宜影響を受けて協調的に動く過程が
 うまく共存することで、全体の動きが
 巧みに統制されていることを明らかに
 した。
 
○今回明らかにした血管新生のメカニズム
 は、生物の形態形成を支える共通原理に
 なることが期待される。
 
 
-----
 熊本大学 大学院生命科学研究部
循環器内科学/熊本大学 国際先端医学
研究機構の西山 功一 特任講師
/主任研究員、東京大学 大学院医学系
研究科 代謝生理化学の栗原 裕基 教授、
杉原 圭 学部生(現東京大学附属病院
 臨床研修医)らの研究グループは、
血管新生注1)において血管が伸長する
際の血管内皮細胞注2)運動を制御する
しくみを、生物学と数理モデル注3)
・コンピュータシミュレーションを
融合させた先端的な研究手法により
明らかにしました。
 
 生物は、最小の機能単位である細胞が
寄り集まった多細胞体です。
 
 しかし、細胞の集まりが、組織や器官
といった秩序ある形態や構造をつくり
機能するしくみはほとんど分かって
いません。
 
 中でも血管は、体中の全組織に十分な
酸素や栄養源を効率よく供給するため、
組織や組織の間に入り込み、血管外の
環境との相互作用により、巧妙な枝分かれ
構造をとっています。
 
 これまでに本研究グループは、
新しく血管がつくられる(血管新生)際の
細胞の動きに着目し、特に血管内皮細胞の
動きをリアルタイムで可視化し、
定量的に捉えることを可能にして
きました。
 
 今回さらに、血管の伸長を制御する
しくみについて、細胞が自発的に自らを
制御して動く過程(自律的過程)と、
隣接した細胞から適宜影響を受けて動く
過程(協調的過程)がうまく共存する
ことで、全体の動きが巧みに統制されて
いることを世界に先駆けて実証しました。
 
 興味深いことに、血管内皮細胞が
前後したり、お互いに追い抜きあったり
という血管新生で見られる複雑な
細胞集団の動きを制御している中枢部分
は、細胞一つ一つの動き
(スピードと方向性)の「確率的な変化」
として十分説明できることを
コンピュータシミュレーションで
実証しました。
 
 対して、血管の伸長に重要な先端細胞
注4)の動きは、一つ一つの細胞の
確率的な動きのみでは十分説明できず、
後続の茎細胞注5)との相互作用により、
より厳密に制御されていることも
新しく分かってきました。
 
 本研究の成果は、血管の形態形成
のみならず、さまざまな組織の形態形成に
おける多細胞運動を支える共通原理として
広く普及することが期待されます。
 
 本研究成果は、科学雑誌
「Cell Reports」
オンライン版で米国時間の
2015年11月19日(木)正午
(日本時間の11月20日(金)午前2時)
に公開されます。
---------------------------------------
 
>実はいまだ十分に理解されていない。
 
 と言うことの方が遙かに多のだと
思います。
 
 「現代の科学で理解している範囲は
現実のごく表面のみ」だと理解した方が
良いと思う。
 
 何故そうなるのか?
 疑問だらけのはず。
 
 だから科学は面白いのだと思う。
 
>本研究の成果は、血管の形態形成
>のみならず、さまざまな組織の
>形態形成における多細胞運動を支える
>共通原理として広く普及することが
>期待されます。
 
 そうですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ジメチルスルホキシドを使用しない細胞凍結保存液を開発―ゼノアックリソース社が商品化―

2015年11月25日
新エネルギー・産業技術総合開発機構
ゼノアックリソース株式会社
国立成育医療研究センター
幹細胞評価基盤技術研究組合
日本医療研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 NEDOプロジェクトの成果をもとに、
幹細胞評価基盤技術研究組合の組合員
であるゼノアックリソース(株)は、
国立成育医療研究センターや
産業技術総合研究所と共同で、
ジメチルスルホキシド(DMSO)を
使用しない細胞凍結保存液を
開発しました。
 
 細胞の凍結保存時には、細胞内の
氷の結晶化によるダメージを防ぐため、
DMSOが使用されています。
 
 一方で、DMSO濃度が高くなると、
細胞毒性を示すことも知られており、
DMSOを使用しない凍結保存液の開発も
望まれていました。
 
 今回開発した細胞凍結保存液は、
間葉系幹細胞を始め様々な細胞に適応可能
で、ゼノアックリソース(株)が
商品化し、2015年12月1日に販売を
開始します。
---------------------------------------
 
 良さそうですね。
 
>ケミカリーディファインド
>(化学的に定義された既知成分からなる)
>処方でXeno-フリーの概念を満たして
>いるだけでなく、これまで以上に
>品質の高い製品が供給できるため、
>バイオテクノロジーや細胞の
>保存・輸送の品質管理が必須となる
>再生医療分野で大きく貢献できる
>ものと期待されます。
 
 期待します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月26日 (木)

自然リンパ球によるアレルギー抑制機構を解明-アレルギー疾患の新しい治療法への道を開く-

2015年11月24日
理化学研究所
科学技術振興機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 理化学研究所(理研)統合生命医科学
研究センター自然免疫システム
研究チームの茂呂和世チームリーダーと
免疫細胞システム研究グループの
小安重夫グループディレクター、
慶應義塾大学医学部呼吸器内科学教室の
加畑宏樹助教と別役智子教授らの
共同研究チーム※は、自然リンパ球[1]
によって発症するアレルギー炎症を
抑制するメカニズムを解明しました。
 
 2010年、茂呂チームリーダー、
小安グループディレクターらの
共同研究チームは、新しいリンパ球
「ナチュラルヘルパー細胞(NH細胞)[2]」
を発見しました注1)。
 
 それ以降、さまざまな類似する細胞が
報告され、今ではこれらを
「2型自然リンパ球(ILC2s)」と
呼んでいます。
 
 ILC2sの発見により、これまで広く
知られてきたT細胞[3]やB細胞[3]、
IgE[3]を介したアレルギー反応とは
異なる、ILC2sを介したアレルギー反応
(自然アレルギー)が存在することが
明らかになりました。
 
 一方、どうすればILC2sの活性化を
抑制できるのか、どのようにILC2s
による炎症反応が収束するかは明らかに
されていませんでした。
 
 共同研究チームは、アレルギー疾患を
根本的に治療するためには、ILC2sの
抑制メカニズムを解明する必要があると
考え、ILC2sを抑制するサイトカイン[4]を
探索し、1つずつスクリーニングしました。
 
 その結果、共同研究チームは
インターフェロン(IFN)と
インターロイキン-27(IL-27)と
呼ばれる2つのサイトカインがILC2sの
増殖・機能を抑制することを発見しました。
 
 さらに、喘息のモデルマウスにIFN
あるいはIL-27を投与したところ、肺での
ILC2sの増殖を強く抑えることができ、
喘息の炎症症状である、好酸球[5]浸潤や
粘液過剰分泌、気道過敏性を抑えることに
成功しました。
 
 また、寄生虫感染についても、虫体が
体外に排出された後、IFNとIL-27が
ILC2sの活性化を抑え、炎症を収束させる
ことが明らかとなりました。
 
 ILC2sは、皮膚や腸管、肺など、
アレルギー疾患と関わりの深い部位に
存在することから、アトピー性皮膚炎、
食物アレルギー、喘息など、多様な
アレルギー性疾患に関わっていると
考えられます。
 
 これまで見過ごされてきた、
自然アレルギーという概念を考慮すること
で、今後、アレルギーの
発症・増悪メカニズムの解明や
新しい治療法の開発が可能になると
期待されます。
 
 本研究は、科学技術振興機構(JST)
戦略的創造研究推進事業の一環として
行われました。
 
 成果は、国際科学雑誌
『Nature Immunology』オンライン版
(11月23日付け:日本時間11月24日)に
掲載されます。
---------------------------------------
 
 「2型自然リンパ球(ILC2s)」ね~
 
 アレルギーは曲者です。
 
>今後、アレルギーの
>発症・悪化メカニズムの解明や治療法の
>確立を目指すために、
>これまで見過ごされてきた
>自然アレルギーという概念を包含して
>考える必要があります。
 
>ILC2sの活性化機構や分化機構が次々と
>報告される中、これまで明らかに
>なっていなかった抑制機構を
>解明できたことは大きな前進です。
 
>ILC2sは皮膚や腸管、肺など
>アレルギー疾患と関わりの深い部位に
>存在することが分かっていることから、
>アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、
>喘息など多様なアレルギー性疾患に
>関わっていると考えられ、
>今回の成果をもとに各組織における
>アレルギー性炎症のメカニズムを
>解析していくことで、
>アレルギー性疾患の画期的な
>治療法開発につながるのではないかと
>思われます。
 
 簡単に解決するとは思えませんが、
新しい知見を得たことに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

細胞シートを簡便に多数積層化する新手法の開発

2015.11.24 京都大学iPS細胞研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 松尾 武彦 元大学院生
(当時・京都大学 医学部附属病院
 心臓血管外科、現・京都大学
医学研究科 客員研究員、
神戸市立医療センター中央市民病院医長)、
山下 潤 教授
(京都大学CiRA、再生医科学研究所)、
坂田 隆造 元教授
(当時・京都大学 医学部附属病院
 心臓血管外科、
現・神戸市立医療センター中央市民病院院
長)、田畑 泰彦 教授
(京都大学 再生医科学研究所)らの
研究グループは、
 
ゼラチンハイドロゲル粒子を利用する
ことで、細胞シートを簡便に多数積層化
する手法を確立しました。
 
 この研究成果は2015年11月20日
(英国時間)に英科学誌
「Scientific Reports」で
公開されました。
 
 
-----
ポイント
 
・マウスES細胞から作製した
 心臓組織シートを、
 ゼラチンハイドロゲル粒子注1)を
 挿み込みながら、簡便にかつ細胞が
 生きたまま多数積層化する手法を
 開発した。
 
・積層化した心臓組織シート5枚を
 ラット心筋梗塞モデルに移植すると、
 3ヶ月後には、血管形成を伴った
 厚い心臓組織として生着していた。
---------------------------------------
 
 Good News !
 
>心臓への細胞移植治療における問題点は,
>心臓に直接注入移植あるいは細胞シート
>などにより移植された細胞でさえも、
>長期にわたって十分な量の細胞が
>心臓に留まる(生着する)効率が低い
>ことです。
 
>さらに効果を高めるために、
>心臓組織シートを積み重ねる必要が
>ありますが、これまでの手法では、
>内部まで酸素や栄養が行き渡らず、
>細胞が弱ってしまうため、
>3層重ねるのが限度でした。
 
>ゼラチンハイドロゲルを挿み込む手法
>は簡便なため、数時間で15枚重ねること
>が可能で、1mm以上の厚さの積層化した
>心臓組織シートを得ることができました。 
>5枚重ねたこの心臓組織シートを
>心筋梗塞ラットに移植したところ、
>移植後12週間にわたり血管形成を伴った
>厚い心臓組織として生着すると同時に
>梗塞部の心機能を回復させていること
>が認められました。
 
>「長期にわたる細胞生着が悪い」
>という従来の心臓細胞移植の問題を
>克服し、長期間生存して機械的に
>心臓収縮をサポートすることができる
>「再生心筋」を供給し、重症の心不全
>を治療できる方法開発につながる
>成果です。
 
>近い将来、積層化した
>ヒト心臓組織シートを製品化し、
>重症心不全治療に広く用いることを
>目標としています。
 
 大いに期待しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月25日 (水)

一部の進行がんに新治療 IC阻害薬を臨床試験

2015年11月24日 中日新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 これまで治療法のなかった一部の
進行したがんで、新しい治療法の臨床試験
が行われている。
 
 人の体が持つ免疫の力を利用した
「免疫チェックポイント(IC)阻害薬」
で、抗がん剤が効かない場合でも、
がんが小さくなるなどの効果が出ている。
 
 皮膚がんの一種の悪性黒色腫では、
すでに保険適用となった。
 
 がん細胞の中には、免疫細胞の攻撃に
ブレーキをかけて増えるタイプがある。
 
 IC阻害薬はこのブレーキを外す効果が
あり、免疫細胞ががん細胞を攻撃しやすく
させる。
 
 IC阻害薬が使えるのは免疫にブレーキ
をかけるタイプのがんの患者に限られる。
 
 うち、実際に目立った効果が認められる
のは「二~三割と高くない」(室部長)。
 
 また、免疫のブレーキを外すため、
過剰な免疫反応を引き起こす。
---------------------------------------
 
 なるほど!
 
 「免疫チェックポイント(IC)阻害薬」
最近話題になっていますが、
 
>実際に目立った効果が認められる
>のは「二~三割と高くない」
 
 ちょっと残念ですね。
 
 万能薬は無いということです。
 が、これまで救えなかった人を救うこと
が出来るようになったのは素晴らしいこと。 
 しかも、治療効果の出る人には画期的な
威力を発揮する。
 
 免疫療法には大いに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

工学院が開発したリアルタイム処理可能な超解像技術、富士通がスマホに搭載

2015/11/18 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 工学院大学は11月17日、スマートフォン
(スマホ)上で超解像技術を用いた映像の
リアルタイム再生を可能とする技術を
開発したと発表した。
 
 同成果は、同大 情報学部情報デザイン
学科の合志清一 教授らによるもので、
同技術は、NTTドコモが11月下旬に
発売する予定の2015-2016 冬春モデル
「arrows NX F-02H」に搭載される。
 
 合志教授は、アップコンバートと
超解像は別物であり、分けて考える
必要がある」と指摘する。
 
 富士通が合志教授が研究を進めてきた
第3の超解像の方式とも言える
「非線形超解像」に注目。
 
 2015年3月より共同開発を開始し、
このたび、製品への搭載に
こぎつけたとする。
 
 非線形超解像は、合志教授自らが
「コロンブスの卵的な発想」と表現する
もので、簡単に処理手順を説明すると、
入力画像に対してハイパスフィルタを
かけてエッジ(輪郭)を検出。
 
 さらに非線形信号処理を実施すること
で、信号波形が大きくなるので、
それを元の画像に足し合わせるだけ、
というだけのものである。
---------------------------------------
 
 わかる人にはわかるのでしょうが、
私には良くわかりません。
 
 比較画像が見れますので、それを見る
限り、良さそうですね。
 
 「コロンブスの卵」ですか?
 
 携帯で高画質画像が見られるとは
技術の進歩は凄いです。
 
 期待したくなります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月24日 (火)

妊娠中の脂質摂取バランスが、仔マウスの脳形成と情動に影響を与える―東北大・大隅典子氏ら

―東北大・大隅典子氏ら
2015年11月23日 財経新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
ご参考情報です。
 
>油を制するものは油だけ!?
 だそうです。
 
 一応知識として知っておいた方が
良さそうなので紹介しておきます。
 
>日本ではオメガ3を豊富に含む
>魚介類を頻繁に食べていること
>などから、現在のところ
>オメガ6過多/オメガ3欠乏状態は
>報告されていないが、
>近年では欧米型の食事の増加や
>魚離れが見られることから、
>今後は日本でも
>オメガ6過多/オメガ3欠乏が起こる
>おそれもある。
>研究グループは、今回の研究が、
>食生活が見直される端緒になりえる
>としている。
 
 関連リンク
Big Smile Web

| | コメント (0) | トラックバック (0)

夢のスイッチが見つかった!? 日本の最新研究が明らかにしたレム睡眠の「謎」

2015年11月 CIRCL
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 眠らない生き物などいないことは
誰でも知っている。
 
 では、レム睡眠とノンレム睡眠の
区別があるのはどんな生物種か
ご存じだろうか?
 
 生物界全体で見れば、睡眠に区別がある
人間の方が実はマイノリティなのだ。
 
 レム睡眠が「なんのために」あるのかは
いまだに謎で、昔から多くの研究者が
この問題に取り組んでいる。
 
 そしてこのたび日本の研究チームが
見つけたのは、レム睡眠とノンレム睡眠の
切り替えスイッチだ(※2)。
 
 レム睡眠が起こらないようにすると
「デルタ波」が消えることが分かった。
 
 デルタ波とは0.5~4ヘルツの
ゆっくりした振動の脳波で、
ノンレム睡眠中に多く現れる。
 
 デルタ波が出ているときは特に深く
眠っているときで、乳児に多く
見られるのも特徴だ(※4)。
 
 ノンレム睡眠中は「記憶」を増強
している時間といわれ、デルタ波も
記憶の固定に何らかの関わりがあると
考えられている。
 
 逆にレム睡眠が増えるとデルタ波も
増えていた。
 
 どうやらレム睡眠はデルタ波の調節に
関わっているらしい。
 
 テスト前などで丸暗記した記憶を
確かなものにしたければ、レムとノンレム
を規則正しく繰り返す睡眠活動が何よりも
重要というわけだ。
---------------------------------------
 
 なんと睡眠の研究は始まったばかり
のようです。
 
 殆ど何もわかっていない。
 
 何故、夢を見るのか?
 何故、眠らないと死んでしまうのか?
 何故、レム睡眠とノンレム睡眠が存在
するのか?
 
 わからない事だらけです。
 
 これからの研究に期待しましょう。
 どういう展開が待っているのか
楽しみです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

がん予防薬の発見につながるスクリーニング系の開発に世界で初めて成功

2015/10/26
北海道大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
研究成果のポイント
 
・がん予防薬の発見につながる
 低分子化合物スクリーニングアッセイ系
 注 1 の開発に,世界で初めて成功。
 
・研究者グループが最近見出した
 「正常上皮細胞が持つ免疫系を介さない
 抗腫瘍能注 2」に着目している点
 においてオリジナリティーが高い。
 
・実際に,このスクリーニング系を用いて
 同定した低分子化合物が,正常細胞層
 からの変異細胞の排出を促進すること
 を確認。
 
 
-----
研究成果の概要
 
 正常上皮細胞が持つ「抗腫瘍能」に
焦点を当て,がん予防薬の発見につながる
低分子化合物スクリーニングアッセイ系の
構築に,世界で初めて成功しました。
 
 さらに,この系を用いたスクリーニング
により同定した低分子化合物が,
正常細胞層からの変異細胞の排出を
促進することを確認しました。
 
 本研究は,文部科学省 先端融合領域
イノベーション創出拠点形成プログラム
補助金により実施された研究です。
---------------------------------------
 
 Good News !
 
>現在のところ,科学的に効果が
>実証されたがん予防薬は存在して
>いません。
 
>今回発表した研究をさらに発展させる
>ことによって,近い将来にがん予防薬の
>発見につながり,薬でがんを予防して
>いくことが期待できると考えています。
 
 期待したい。
 
 関連投稿です。
2012年2月24日
 
このあたりの研究は役立っているのかな?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月23日 (月)

潰瘍性大腸炎に新薬登場 臨床試験で効果確認

2015年11月18日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 原因不明の難病である潰瘍性大腸炎の
治療用に開発された新薬が効果的
であることを臨床試験で確認した、
と東京医科歯科大学大学院医歯学
総合研究科の研究グループが、
このほど発表した。
 
 潰瘍性大腸炎は国内で推定16万人の
患者がいて増加傾向にある。
 
 研究グループは、日本でこの病気の
新薬が開発されたのは十数年ぶりで、
治療の選択肢が増える、と期待している。
 
 潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に潰瘍や
びらんができる炎症性の病気で、
多くの場合症状が良くなる「寛解」と
悪くなる「再燃」を繰り返す。
 
 精神的、肉体的ストレスで悪化する。
 
 最近の研究で免疫機構、特に自己免疫が
発症に関係していると指摘されているが、
詳しい原因は分かっていない。
 
 国内患者数は、2011年の約13万人が
現在約16万人以上と増加している。
 
 患者は20代から30代が多いが、
中高年も増えている。
 
 現在、決定的な治療法はなく、
症状によって副腎皮質ステロイド薬、
免疫調節薬などが使われている。
 
 投薬効果が表れないケースも多く、
新しい薬剤の開発が期待されていた。
 
 研究グループは、新薬の有効性、
安全性を調べるための第2相臨床試験を
実施。
 
 全国42医療施設の計102人の
潰瘍性大腸炎患者を対象に、
8週間投薬試験を行った結果、
臨床試験基準上「明らかに効果あり」
を示すデータが得られた、としている。
 
 研究グループが臨床試験に用いたのは、
味の素製薬株式会社が開発した薬剤
「AJM300」。
 
 AJM300は、リンパ球が腸管で働く際に
必要な分子の機能を阻害するメカニズム
(抗体製剤)の経口薬。
 
 抗体製剤は海外で既に臨床応用例が
あるが、経口薬としては世界で初登場、
という
 
 
東京医科歯科大学プレスリリース
 
---------------------------------------
 
>日本でこの病気の新薬が開発された
>のは十数年ぶりで、治療の選択肢が
>増える
 
 Good News!
 
 第2相臨床試験で「明らかに効果あり」
は素晴らしい。
 
 期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

障害者働きやすい職場って?

2015年11月22日 YOMIURI ONLINE
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 慌ただしい職場の片隅で、日曜便への
メールを拝見していますと、短い文面の
メールが1通ありました。
 
 誰に、何があったのでしょうか。
 気になって、連絡をとってみました。
 
 メールの主は、近畿にお住まいの
直子さん(50)(仮名)でした。
 
〈障害者雇用をしながら、いとも簡単に
 退職を促す会社って信じられません。
 腹立たしい思いでいっぱいです〉
 
 直子さんは22歳の頃、
「脊髄小脳変性症」という難病になり、
手足にまひがあります。
 
 現在はつえをついての生活で、週5日、
リハビリに励んでおられるそうです。
 
 サービス業の会社に、契約社員として
勤め始めたのは約20年前。
「当初から上司や同僚に、心ないことを
言われてきました。
 『お客さんの見えないところに座って』
と言われたり……
 
 そんな職場で、よく20年も頑張って
こられましたね。
 
 「実は、意地悪な人ばかりでは
ないんです。
 
 『がんばれよ』と優しい声を掛けて
くれたり、愚痴を聞いてくれたり。
 
 そんな支えがなかったら、
やっていけなかったかもしれませんね」。
 
 そう話す声が、少し明るくなりました。
 
 障害者の人たちが働きやすい職場に
するためには、どんな心持ちが必要
でしょうか。
 
 現場の方々の意見をお待ちして
おります。(岸辺護)
---------------------------------------
 
 悲しい現実です。
 
 障害者に冷たい。どうしてでしょうか?
 
 障害者を辞めさせると良いことが
あるのでしょうか?
 
 私には理解出来ません。
 
 現在障害者となっている人でも、
自分で望んで、そうなった人はいない
はずです。
 
 「お互い様」と言う言葉がありますが、
誰でも、いつ、どうなるのか?
分からないはずです。
 
 どうして「お互い様」として
困っている人と共に助け合いながら
生きて行くことすら出来ないので
しょうか?
 
 本当に悲しくなります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月22日 (日)

歯周病などの炎症性疾患の新規治療ターゲットを発見-新潟大

2015年10月22日 qlifepro
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 新潟大学は10月19日、同大歯学部の
前川知樹助教が、米国・ペンシルベニア
大学のHajishengallis George教授、
ドイツ・ドレスデン工科大学の
Chavakis Triantafyllos教授との
日欧米国際共同研究を行い、
Del-1が炎症反応を抑制するメカニズムと
歯周病モデルにおけるDel-1の骨破壊への
影響を明らかにしたと発表した。
 
 慢性炎症の代表疾患である歯周炎は、
歯肉炎症と続発する歯槽骨の破壊を
特徴とし、人類史上最も多い感染症
であるとされている。
 
 歯周病は歯を失う一番の事由かつ
全身疾患へ波及する炎症疾患だが、
有効な治療法は確立されていない。
 
 新潟大学歯学部は、口腔に関する
これら諸課題を解決する
「ミッションの再定義」を掲げ、
高度口腔機能教育研究センター
を設立。
 
 新大歯学部では同センターを
枢軸に据え、優れた若手が独自の
アイデアで研究できる組織改革を
行っている。
 
 今回の研究は、その初めての成果に
なるという。
 
 Del-1は、血管内皮細胞が主に産生し、
粘膜や中枢神経系の炎症と好中球の遊走を
制御している。
 
 今回の研究では、Del-1が破骨細胞と
その前駆細胞表層のMac-1受容体に
作働し、破骨細胞の骨吸収活性を減弱する
ことと、前駆細胞からの分化を抑制する
ことを明らかにした。
 
 続いて、Del-1を歯周炎のサル歯肉に
投与したところ、患部組織の炎症を
抑えたことに加え、破骨細胞の数を
減らすことにも成功。
 
 さらに、歯周病の進行指標である
歯肉ポケット深さや骨吸収指数も
それぞれ改善させることができた。
 
 これらの結果は、ヒトの血管に備わる
分子を用いて、歯周炎を治療できる
可能性を示しているという。
 
 そこで、治療標的の炎症部位へDel-1を
効率よく誘導させる方法を調べた。
 
 研究グループは、炎症組織ではDel-1が
ほとんど産生されていないことに着目。
 
 炎症が進むと、サイトカインIL-17が
多量に産生され、転写因子C/EBPβを
介してDel-1産生が制御されることを
見出した。
 
 さらに、抗炎症性代謝産物として
知られていたレゾルビンは、
このIL-17を抑制することでDel-1の
産生経路を解放し炎症抑制効果を
発揮すること、すなわちレゾルビンの
炎症部位への投与がDel-1を介した
患部炎症の寛解に効果的であることを
示したという。
 
 今後は、歯周炎を含む炎症性疾患
に対して、Del-1やレゾルビン等の
ヒト由来分子をコントロールすることで、
治療に繋げる将来展望を検索していく
予定だ。(横山香織)
 
 
---------------------------------------
 
 良さそう。
 
 歯周病には注意が必要です。
 
>歯周病は歯を失う一番の事由
>かつ全身疾患へ波及する炎症疾患
 だそうですから、、
 
 治療に繋がると良いですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

常識を覆し、光で電気の流れを止める-10兆分の1秒の高速光スイッチングデバイスに道-

2015年10月21日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 東京工業大学大学院理工学研究科の
深谷亮産学官連携研究員
(現高エネルギー加速器研究機構特任助教)、
沖本洋一准教授、腰原伸也教授、
同応用セラミックス研究所の
笹川崇男准教授、東北大学大学院
理学研究科の石原純夫教授らの
研究グループは、銅酸化物超伝導体中の
電気の流れをレーザー光でオフ・オンする
方法を発見しました。
 
 光を使って金属的物質(導体)を
絶縁体にする(電気の流れを止める)
ことは困難とされていましたが、
梯子(はしご)構造を有する材料の
特異なホールペアの動きを利用して、
光励起による電気の流れのオフ・オンを
初めて実現しました
(「隠れた絶縁体状態」と呼ばれる)。
 
 さらに光パルス列を対象試料に照射する
ことで、室温を含む広い温度域で
1ピコ(1ピコは1分の1)秒以内に
絶縁体⇔金属の変化を双方向で切り替える
ことにも成功しました。
 
 これにより、室温かつ10兆分の1秒以下
で超高速動作する次世代光スイッチング
デバイス開発へ道を拓くことが期待
されます。
 
 
---------------------------------------
 
 「はじめて」というのが良いですね。
 
>ホールペアの動きを光制御すること
>により実現する「隠れた絶縁体状態」を
>利用した絶縁体⇔金属双方向光
>スイッチングは、これまでの概念を覆す
>新しい光制御機構である。
 
 「これまでの概念を覆す」というのは
研究者にとっては最高の瞬間だと思う。
 
 
>新規な光制御技術・光機能性物質の
>開発に明確な指針を与えるだけでなく、
>室温を含む広範囲の温度域で高速に動作
>する次世代光スイッチングデバイスへの
>応用展開に向けて大きく前進すると
>期待される。
 
 期待しましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月21日 (土)

人工赤血球により低酸素ストレス下の胎児の発育不良を予防することに成功~妊娠高血圧症候群の新治療に道~

2015年10月16日
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)
奈良県立医科大学
東北大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 文部科学省研究助成事業の一環として、
国立精神・神経医療研究センター、
精神保健研究所知的障害研究部
太田英伸室長、神経研究所疾病第二部
李コウ研究員、および奈良県立医科大学
化学講座 酒井宏水教授は、
東北大学・早稲田大学・崇城大学
・理化学研究所と共同で、
低酸素ストレスにさらされたラット胎児の
発育不良を人工赤血球で予防することに
成功した。
 
 本研究では、妊娠高血圧症候群注1)で
低酸素ストレスが加わる胎児への治療法を
動物モデル(ラット)で開発した。
 
 妊娠高血圧症候群は約5%の妊婦に発症し、
重症例では母体死亡、胎児発育不全、
胎児・新生児死亡を引き起し、
母体・新生児の予後を低下させる
重篤かつ高率な疾患である。
 
 特に高齢出産が進む日本では、
妊娠高血圧症候群の発症は増加傾向にある。
 
 これまで妊娠高血圧症候群の原因物質
としてsFlt-1
(エス・エフエルティ・ワン
 :soluble VEGF receptor 1)等が
発見され、これらの物質が胎盤血管
(らせん動脈)を狭小化し血行不全を
引き起こす。
 
 そのため、胎盤の血液循環が妨げられ、
母子間のガス交換、栄養物質の運搬、
老廃物の代謝が低下し、胎児が
低酸素状態・子宮内発育不全になること
が知られていた。
 
 そこで研究グループは、狭小化した
胎盤血管でも容易に通過できる小粒径
(250 nm, ナノスケール・サイズ)で、
かつ高い酸素運搬機能をもつ人工赤血球
(ヘモグロビン小胞体)を用いて、
母体胎盤および胎児の低酸素状態を
改善した。
 
 その結果、妊娠高血圧症候群の
原因物質である母体血中のsFlt-1が
低下し、胎児発育も促されることを
確認した。
 
 加えて、低酸素ストレスが与えた胎児の
脳へのダメージも人工赤血球の投与で
抑えられることが明らかになった。
 
 この成果は、妊娠高血圧症候群の発症を
引き起こす原因物質を低下させる
だけでなく、胎児発育不全を予防する
新しい治療法として、周産期医学に
貢献することが期待される。
 
 なお、人工赤血球注2)は輸血代替
として実用化を目指す研究開発が
進められている。
 
 本研究成果は日本時間2015年10 月16日
午後6時
(報道解禁日時:イギリス時間10月16日
午前10時)に、Nature Publishing の
英国オンライン科学雑誌
「Scientific Reports」で公開された。
 
 
---------------------------------------
 
 素晴らしい成果だと思います。
 
>妊娠高血圧症候群は約5%の妊婦に
>発症し、重症例では母体死亡、
>胎児発育不全、胎児・新生児死亡を
>引き起し、母体・新生児の予後を
>低下させる重篤かつ高率な疾患である。
 大変な病気なんですね。
 
>特に高齢出産が進む日本では、
>妊娠高血圧症候群の発症は
>増加傾向にある。
 高齢出産は出来るだけ避けた方が
良いようです。
 
>今後、人工赤血球をベースとした
>新しいタイプの輸液
>(人工血液カクテル)を作製する
>ことにより、妊娠高血圧症候群の
>治療法として妊娠の終了
>(帝王切開・早産)だけでなく、
>その症状を軽減させる輸液療法も
>選択肢の1つとなる可能性が
>期待される。
 
 大いに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

実験的トキソプラズマ不活化ワクチン、免疫的効果発揮に宿主分子「p62」が重要な役割-大阪大

2015年10月15日 qlifepro
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 大阪大学免疫学フロンティア
研究センターは10月2日、同大学微生物病
研究所の山本雅裕教授
(免疫学フロンティア研究センター兼任)
らの研究グループが、p62と呼ばれる
宿主分子が、病原性寄生虫
「トキソプラズマ」の実験的不活化
ワクチンの免疫的効果発揮に重要な役割
を果たすことを発見したと発表した。
 
 トキソプラズマは、エイズや
抗がん剤投与下にある免疫不全の大人で、
致死的な脳炎や肺炎を引き起こす病原体。
 
 また、健康な妊婦が初感染すると
胎児に垂直感染し、流産や死産、
さらには新生児がトキソプラズマに感染
した状態で生まれ、先天性疾患の原因
ともなる。
 
 現在、ヒトで使用可能なトキソプラズマ
のワクチンは存在せず、マウスなどの
実験動物を用いて不活化ワクチン開発の
ための基礎研究が進められている。
 
 しかし、トキソプラズマ不活化ワクチン
がどのようにして免疫的効果を発揮する
のか、特にワクチンを投与された側の
体内でどのような免疫反応が最初に起きる
ことが重要なのかについては、
よく分かっていなかった。
 
 今回の研究により、研究グループは
インターフェロンガンマ刺激依存的な
宿主タンパク質であるp62が、
トキソプラズマに蓄積することを確認。
 
 また、トキソプラズマ感染細胞では、
p62とインターフェロンガンマ依存的に
キラーT細胞活性化能が高まることが
判明した。
 
 さらに、p62欠損マウス個体では、
トキソプラズマ不活化ワクチン投与に
対するキラーT細胞活性が著しく低下
することが分かったという。
 
 ワクチン開発が進まず、日本を含め
半ば「無視された感染症」
(Neglected Infectious Diseases)の
状態となっているトキソプラズマ症
に対して、p62を新たな標的とし、
その機能を高める等によって、
新規の治療・予防戦略を提供できると
期待されている。(横山香織)
 
 
---------------------------------------
 
 希望が持てそうです。
 
 大いに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月20日 (金)

アルツハイマー認知症の病態に潜む悪循環メカニズムを解明

2015年11月12日
国立精神・神経医療研究センター
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 国立研究開発法人 国立精神・神経
医療研究センター(NCNP)神経研究所
疾病研究第6部の室長 荒木 亘らの
研究グループは、アルツハイマー病の
発病や病態進行プロセスに、
βセクレターゼ(BACE1)という
蛋白分解酵素の異常が関わる
悪循環メカニズムが潜んでいることを
発見しました。
 
 アルツハイマー認知症
(アルツハイマー病)は、脳内に異常蛋白
であるアミロイドベータタンパク(Aβ)
が蓄積して発病することが知られています。
 
 特に、最近の診断技術の進歩により、
発病より10~20年前からAβの蓄積が
始まっており、次第にその程度が増悪して
いくことがわかってきました。
 
 Aβは正常でも神経細胞から産生されて
いますが、どのように蓄積が始まるのか、
どのように蓄積が進んでいくのか
については、いまだ十分な解明が
なされていません。
 
 一方、Aβの前駆物質である
アミロイド前駆体を切断して、Aβを産生
する働きを持つBACE1という蛋白分解酵素
の発現がアルツハイマー病の脳で上昇して
いることから、病態との関連が示唆されて
います。
 
 しかし、その上昇のメカニズムは
明確ではありませんでした。
 
 研究グループは、アルツハイマー認知症
の病態をよく反映している神経細胞モデル
を使って、AβとBACE1の関係について
研究を行いました。
 
 その結果、Aβの分子が集合したもの
(Aβオリゴマー)で神経細胞を刺激する
と、細胞障害性の変化が起こるとともに、
BACE1のレベルが増加することが
示されました。
 
 そしてその増加は、神経細胞の突起部分
で顕著に起こっていることを初めて
突き止めました。
 
 この発見から、アルツハイマー病では、
Aβの集合体が神経細胞に作用し、
神経突起部でBACE1の上昇をきたすこと、
その結果、BACE1の活性が上がり、
より多くのAβが産生されるようになる
悪循環メカニズムが形成されていることが
分かりました。
 
 この悪循環のメカニズムは、発病の
プロセスや、病状の進行に関わっている
ことが考えられ、アルツハイマー病の
治療の観点からも、きわめて重要な知見
といえます。
 
 本研究は、筑波大学 玉岡晃教授、
東京都医学総合研究所 亀谷富由樹博士
との共同研究として行われたもので、
研究成果は国際科学雑誌
「Molecular Brain」に、オンライン版で
2015年11月9日午後9時に掲載されました。
 
 
---------------------------------------
 
 きわめて重要な知見のようです。
 
>今回の研究から、AβとBACE1の間の
>深い関連性が明らかとなり、
>BACE1を標的にした創薬の重要性が
>高まりました。
 
>悪循環によりAβ産生が増幅することを
>考慮すると、より早期で病状の軽い段階
>(軽度認知障害と呼ばれる認知症の
>予備状態)で治療を開始すれば、
>病気の進行をくい止めることができる
>可能性が考えられます。
 
>現在、いくつかのBACE1阻害剤の
>認知症に対する臨床治験が行われて
>おり、その結果が待たれています。
 
 大いに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

京大、パナと自動培養装置開発 ヒトiPS細胞の安定供給可能に

2015.11.17 産経 WEST
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 京都大は17日、パナソニックと共同で
人工多能性幹細胞(iPS細胞)の
自動培養装置を開発し、装置を使って
ヒトiPS細胞を長期間にわたって
培養することに成功したと発表した。
 
 自動培養装置の実用化のめどが立った
ことで京大は今後、製薬会社向けに
創薬実験に使えるヒトiPS細胞の
安定的な供給が可能になる。
 
 パナソニックは今後の医療関連ビジネス
の拡大につなげることを期待している
という。
---------------------------------------
 
 iPS細胞の培養は、なかなか難しい
らしい。
 
 もっとも、iPS細胞に限らず、
細胞の安定的な培養は、HiLa細胞
の例を見ても分かるような気がします。
(HiLa細胞は例外です)
 
 これで、
>創薬実験に使えるヒトiPS細胞
>の安定的な供給が可能になる。
 ということなので、
 
 期待したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

厚労省 2つの再生医療製品を保険適用へ

2015年11月18日 NHK News Web
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画があります。
 
---------------------------------------
 厚生労働省は、ヒトの組織の細胞を
培養して作る2つの再生医療製品を、
新たに保険適用とする方針を固め、
18日に開かれる中医協=中央社会保険
医療協議会に提案することにしています。
 
 厚生労働省が保険を適用する方針を
固めたのは、筋肉の組織の細胞を培養して
作る製品で、重い心不全の患者に移植して
心臓の働きを再生する「ハートシート」
と、骨髄の細胞を培養して作る製品で、
さい帯血移植などによる合併症を治療する
「テムセル」という、2つの再生医療製品
です。
---------------------------------------
 
 良いですね。
 
 「テムセル」は多分、この前投稿した
2015年11月 4日
 かな?
 
 たった2製品しかない!
 少ないですよね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月18日 (水)

新たな補体制御因子の発見~補体制御因子 CTRP6 は関節炎治療に有効 ~

2015 年 9 月 25 日
東京理科大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 東京理科大学生命医科学研究所
ヒト疾患モデル研究センターの
教授・岩倉洋一郎、ポスドク・村山正承
らの研究グループは、CTRP6 とよばれる
蛋白質が補体の新たな制御因子であること
を見出し、この蛋白質を投与すると
マウスの関節リウマチモデルを治療できる
ことを示しました。
 
 この結果は CTRP6 を関節リウマチや
他の炎症性疾患の治療薬として用いる
ことができる可能性を示しています。
---------------------------------------
 
>近年、補体第二経路は関節リウマチ
>だけでなく、多発性硬化症や腎炎、
>全身性エリテマトーデス、乾癬、
>糖尿病など多くの炎症性疾患に
>関与していることが解ってきました*。
 
>本研究では CTRP6 が自己免疫性の
>関節炎に対して有効的な治療効果を持つ
>だけでなく、多発性硬化症などの
>疾患においても重要な役割を果たして
>いることを疾患モデルを用いて
>示しました。
 
>CTRP6 は3つある補体活性化経路
>のうち第二経路のみを特異的に制御する
>ことから、CTRP6 を投与しても
>細菌や真菌に感染し易くなるような
>副作用が少ないことが予想されます。
 
>また、第二経路の最初の反応を阻害する
>ため、他の補体成分を標的とした治療
>に比べ効率が良いと考えられます。
 
 良さそうです。期待しましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

光合成水分解反応初期に利用される水素イオン移動経路を解明~これまでの定説を覆す結果に~

2015/10/07 東京大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
発表のポイント:
 
◆ 高等植物や藻類で行われる光合成の
 水分解・酸素発生反応において、
 第1段階である水素イオン放出反応機構
 を解明しました。
 
◆ 光合成の水分解・酸素発生反応
 において、今までの提唱とは異なる
 部位から水素イオン放出が起こり
 やすいことを証明しました。
 
◆ 水分解反応機構が解明されること
 により、人工光合成による
 再生可能エネルギー創出への
 大きな寄与が期待されます。
 
 
-----
発表概要:
 
 光合成では、Photoystem II (PSII)
蛋白質(注 1)の中で、太陽エネルギーを
利用して水が酸素に分解されます。
 
 その際、歪んだ椅子の形をした
PSII の触媒部位 Mn4CaO5錯体
(図 1、注 2)において、副産物として
水素イオン(H+:プロトン)を放出する
水分解反応が4段階で起こり、
 
第 1 段階では 1 つの水素イオンが
放出されます(図 2)。
 
 水素イオンを放出するには、通り道
である水素イオン移動経路が必要です。
 
 しかしながらこれまで提唱されていた
第 1 段階反応での水素イオン
放出サイト(椅子の背もたれの根元部分
にある O5、図 1)と、水素イオン
移動経路との位置関係は、X線による
結晶構造解析の結果とは矛盾しており、
水分解反応のしくみは解明されて
いませんでした。
 
 東京大学先端科学技術研究センターの
石北央教授と斉藤圭亮講師らの
研究グループは、量子化学計算手法を
用いることで、第 1 段階では、錯体内の
O4(椅子の背もたれの先端;図 1)と
呼ばれる部位から水素イオンが放出され、
近くにある水素イオン移動経路を通過し、
蛋白質外に除去されることを明らかに
しました(図 3)。
 
 今後、第 2 段階以降の水分解反応の
機構解明が大きく加速し、人工光合成
(注 3)の開発や藻類を利用した
バイオエネルギーの生産性の向上にも
つながることが期待されます。
 
 本研究成果は国際科学誌
Nature Communications に
2015 年 10 月 7 日付オンライン版で
発表されます。
---------------------------------------
 
>水分解と酸素の発生には反応式
>「2H2O (水) → O2 (酸素)
>+ 4H+ (水素イオン)
>+4e- (電子)」で表されるように、
>4 つの水素イオンと 4 つの電子を
>水から引き抜く必要があり、実際には
>4 段階の過程(Kok サイクル;注 4)
>を経て進みます(図 2)。
 
>水分解のしくみを理解するためには、
>この 4 段階の過程それぞれの反応を
>ひとつずつ明らかにすることが必要
>ですが、その第1段階ですら詳細が
>分かっていませんでした。
 
 光合成は植物がいとも簡単に行って
いる反応ですが、未だこんな状態
なんですね。
 
 今回は、その第1段階での水素イオン
放出反応機構を解明したとのことです。
 
 
>本研究成果により、水分解反応機構の
>第 1 段階に関して実験事実を矛盾なく
>理論で説明することがはじめて可能
>になりました。
 
>今後、第 2 段階以降の水分解反応の
>機構解明も大きく進展することが
>期待されます。
 
>水分解機構の解明は、人工光合成の
>開発や、藻類を利用した
>バイオエネルギーの生産の土台として、
>エネルギー問題の解決への糸口になる
>と期待されています。
 
 人口光合成の完全実現はまだまだ先の
ようですね。
 
 いつか必ず実現できると思います。
 期待しています。
 
 
 参考までにメーカーで取り組んでいる
例を以前投稿しました。
 
 紹介しておきます。
2013年12月 9日
 
 この反応は直接酸素を得るものでは
ありませんが、評価できます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月16日 (月)

細胞膜を越えるたんぱく質輸送の新たな機構を解明~通り道を塞ぐキャップを開閉して制御 細胞内における基本的な生命現象の理解へ~

平成27年11月13日
奈良先端科学技術大学院大学
東京大学 大学院理学系研究科
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
○生物に必須の「たんぱく質膜透過
 チャネル」の構造を、これまでで
 最も高い解像度で解析。
 
○たんぱく質膜透過チャネルには機能的に
 開閉する「キャップ」があるという
 新しいモデルを提唱。
 
○細胞膜を越えたたんぱく質の輸送を
 理解する基礎研究の発展に貢献。
 
 
-----
 すべての生物において基本的な生命の
営みの一つに「細胞質で合成された
たんぱく質が細胞膜を越えて異なる場所へ
移動する」という現象があります。
 
 これはたんぱく質が実際に働く場所へ
と輸送されるために必要な機能です。
 
 そのたんぱく質の通り道として、
生体膜には「たんぱく質膜透過チャネル
(Secトランスロコン注1))」と
よばれる装置が存在します。
 
 これまでにいくつかの
Secトランスロコンが構造解析され、
様々なたんぱく質の膜透過モデルが
提唱されているものの、詳細に議論する
には情報が不足しており、より高い
分解能注2)でのSecトランスロコン
の解析が待たれていました。
 
 奈良先端科学技術大学院大学
バイオサイエンス研究科 塚崎 智也
准教授、田中 良樹 助教、菅野 泰功
博士課程大学院生、東京大学 大学院
理学系研究科 濡木 理 教授を
中心とした研究グループは、たんぱく質が
生体膜を透過するための通り道となる
膜たんぱく質複合体SecYEG
(細菌型Secトランスロコン)の
高い解像度(2.7A分解能)の
構造解析を世界で初めて達成しました。
 
 この構造情報に基づき研究を進めた
結果、たんぱく質が透過していない状態
(閉状態)のチャネル(透過孔)は、
複合体を形成する膜たんぱく質
(SecG)の一部によって
「キャップ(蓋)」がされており、
たんぱく質が透過する時(膜透過状態)
に、その蓋が外れるという機構が
存在することを初めて明らかにしました。
 
 この高分解能構造は、たんぱく質の
膜透過という基本的な生命現象の
解明において最も信頼できる
Secトランスロコンの構造基盤と
なります。
 
 この成果は、米国東部時間の
平成27年11月12日(木)付の
Cell Reports誌
(Cell Press社)の
オンライン版に掲載されます。
---------------------------------------
 
 研究少しずつ進んでいます。
 
 ある意味、こんな基本的な構造も
分からなかった訳で、まだまだ科学も
分子レベルでは未開に近い。
 
>今回の報告は、細胞がどのように
>かたち造られるのかの本質的な
>しくみにせまるもので、生命活動に
>必須であるたんぱく質輸送の基礎研究
>の発展に大きく貢献するものです。
 とのこと。
 
 今後の研究の発展に期待しましょう。
 
 同類の研究投稿です。
2015年10月 2日

| | コメント (0) | トラックバック (0)

生体組織成長早めるシート 再生医療に、岡山大開発

2015/11/14 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 再生医療に用いる臓器などの生体組織を
体外でつくる際、培養皿に敷いて
組織の成長を大幅に早められる
ゲル状シートの開発に岡山大の松本卓也教授
(生体材料学)らのチームが成功した。
 
 成果は英科学誌電子版に掲載された。
 
 iPS細胞からさまざまな組織や
細胞をつくり、損傷部位や患部に移植して
修復、治療するなどの再生医療に
注目が集まるなか、生体組織の
作製時間短縮につながると期待される。
---------------------------------------
 
 期待したい成果ですね。
 
 問題は製品化。
 
 何処が製品化するのかな?
 
 日本の制度は貧弱です。
 積極的に改善して世界に負けない
ように、なって欲しい。
 
 是非、日本で製品化してください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スポーツにも、聴覚補助にも 可聴域が広いヘッドホン

2015/11/14 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 ゴールデンダンスは、2015年11月10日
から開催中の「超福祉展(*1)」で
「Goldendance AQUA」を出展した。
 
 同製品は、振動板を使った
「ダイナミックタイプ」と呼ばれる
骨伝導ヘッドホンだ。
 
 骨伝導は、蝸牛(かぎゅう)に
直接振動を伝えることで鼓膜を介さずに
音を信号化することができる技術である。
 
 このヘッドホンは、可聴域が非常に広い
ことが特徴だ。
 通常の骨伝導ヘッドホンでは、
3000~5000Hzと音域が限られるが、
Goldendance AQUAは50~1万2000Hzの
音域に対応するという。
 
 そのため「音楽を聴くのに最適」と、
開発したゴールデンダンスの中谷任徳氏。
 
 現在の骨伝導技術では難しいとされる
低音域を再現し、快適な音楽ライフを
提供することを目指す。
 
---------------------------------------
 
 良い製品だと思います。
 
 骨伝導ヘッドホンの音域は狭いものだと
思っていましたが、思い込みだったと
いうことのようです。
 
 「目から鱗が落ちる」とはこのこと。
 
 常識を覆すのは大変なこと。
 
 今後に期待しています。
 
 難聴者の方でも、音域が広がるので
しょうか?
 気になりますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月14日 (土)

鉄系超伝導体の新たな極薄膜化技術の確立 -極薄膜の物性解明への貢献が期待

2015年11月 4日 東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 東北大学金属材料研究所の塩貝純一助教、
伊藤恭太大学院生、三橋駿貴大学院生、
野島勉准教授、塚﨑敦教授らの
研究グループは、鉄とセレンからなる
層状の超伝導物質であるセレン化鉄
(FeSe)を、電気化学反応をつかった
エッチング法という手法を用いて
極薄膜化する技術を確立しました。
 
 この手法により、一つのFeSe試料で
約20nmから単原子層0.6nmまでの厚みを
連続的に変化させた実験を実現できます。
 
 さらに本研究では、転移温度40K
(ケルビン)の高温超伝導が、
単原子層0.6nmから数nmという幅広い厚さ
の薄膜状態で実現することを初めて
観測しました。
 
 これまで、極薄膜セレン化鉄の高温での
超伝導転移は厚さ約1nm以下でしか
起こらないと考えられてきましたが、
この成果により、極薄膜状態での
高温超伝導誘起の起源について理解が
進むものと期待されます。
 
 また、今回確立した薄膜エッチング法は、
セレン化鉄以外の物質にも適用すること
ができるため、極薄膜に出現する
新奇物性の探索研究に広く展開される
ことが期待されます。
 
 本研究成果は、日本時間2015年11月3日
(火)(英国時間11月2日16時)に、
英国科学誌「Nature Physics」
オンライン速報版に掲載されました。
 
 
---------------------------------------
 
>これまで、極薄膜セレン化鉄の高温
>での超伝導転移は厚さ約1nm以下
>でしか起こらないと考えられて
>きましたが、単原子層0.6nmから
>数nmという幅広い厚さの薄膜状態で
>実現することを初めて観測しました。
 なるほどね~
 
 想定は、外れることが意外に多い
ようです。
 
 これだから面白いとも言える訳で、
説明する為の新しい理論が必要と
なります。
 
 今後の展開に期待しましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

膵臓がんの新マーカー発見 早期発見に期待

2015年11月11日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 早期発見が難しく典型的な難治がん
である膵臓がんの目印となる血液中の物質
を見つけたと、国立がん研究センター
研究所の研究グループがこのほど発表した。 
 神戸大学グループと共同でこの物質が
膵臓がんに適した腫瘍マーカーとして
検診に活用できるか近く検証する。
 
 有効であることが確認できれば
早期発見につながると期待される。
 
 膵臓は、膵液と呼ばれる液体を分泌して
消化や血糖値の調節などに関わる大切な
臓器。
 
 膵臓がんは、増加傾向にあり
年間3万人近くが死亡。
 
 早期段階では症状がほとんどなく、
進行も速いために早期発見が難しい。
 
 外科手術が基本的な治療法だが、
膵臓付近は細い血管が複雑に絡んでいる
ことなどから高度な技術が必要だ。
 
 5年生存率は約10%、2年以内の再発率は
約7割という難治がん。
 
 現在人間ドックなどで使われている
腫瘍マーカー「CA19-9」は早期膵臓がん
の検出精度は高くない、と指摘されて
いる。
 
 研究グループは、米国立がん研究所との
共同研究で、コレステロールの形成に
関与するタンパク質(apoA2)の一種が、
ステージ(進行度)1や2の患者の血液で
健康な人の半分以上減少していることを
見つけた。
 
 日本人の血液検体検査では、
CA19-9と比べて高精度で早期膵臓がんを
検出できた。
 
 研究グループは、既に血液検査用の
キットの試作に成功。
 
 神戸大大学院医学系研究科と協力し、
健康診断受診者のうちの希望者を対象に
このキットの実用化検証を近く開始する、
という。
 
 
国立がんセンタープレスリリース
---------------------------------------
 
 Good Newsです。
 
>神戸大学グループと共同でこの物質が
>膵臓がんに適した腫瘍マーカーとして
>検診に活用できるか近く検証する。
 
 有効なマーカーになりますように!
 
 早く結果が欲しいですね。
 上手く行けば早期発見につながります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月13日 (金)

iPSで作った免疫細胞でがんの縮小に成功

2015年11月11日 NHK News WEB
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画があります。
 
---------------------------------------
 iPS細胞を使って体内の異物を
攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」を
作り出し、マウスに投与することで
がんを10分の1以下に縮小させること
に東京大学などのグループが成功し、
がんの新たな治療法の開発につながる
と期待されます。
---------------------------------------
 
 Good Newsです。
 
>中内教授は「今回、世界で初めて
>iPS技術で若返らせた細胞を使い、
>体内で腫瘍を小さくできることを
>示せた。
 
>数年以内に実際にヒトに投与して
>安全性や効果を確かめる臨床研究を
>始めたい」と話しています。
 
 期待したい。
 
>免疫を担うキラーT細胞は、iPS細胞
>から作り出すと若返ったかのように
>増殖力を再び取り戻し、がん細胞を
>殺す効果も持続した。
 
 どうしてなんでしょう?
 
 関連投稿です。
2014年2月27日
 
 頑張ってください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

寝たきりになる子供の難病、遺伝子治療が効果

2015/11/10 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 自治医大は10日、遺伝子の異常で
脳内の神経伝達物質が作れず寝たきり
になる子供の難病
「芳香族Lアミノ酸脱炭酸酵素
(AADC)欠損症」の患者2人に
遺伝子治療を実施し、効果があったと
発表した。
 
 ほかの神経難病の治療法開発にも
つながるという。
 
 AADC欠損症は、国内では6人が
診断されているまれな病気。
 
 神経伝達物質ドーパミンの合成に必要な
酵素が生まれつきなく、生後1カ月以内に
発症する。
 
 全身硬直などの発作を繰り返し、
首が据わらないまま寝たきりになり、
有効な治療法はなかった。
---------------------------------------
 
>自治医大は15歳と12歳の兄妹の患者の
>脳内4カ所にAADCの遺伝子を
>組み込んだアデノウイルスを注射した
>ところ、2カ月後には発作がなくなり
>補助付きで座れるようになった。
>表情も穏やかになり、特に妹は
>寝返りや靴下を脱ぐ動作ができ、
>歩行練習を始めたという。
 
 素晴らしい成果ですね。
 
>ほかの神経難病の治療法開発にも
>つながる
 
 と言う所にも大いに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

iPS使った治療、治験前倒しを検討 パーキンソン病巡り京都大

2015年11月12日 apital.asahi
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 iPS細胞を使ってパーキンソン病の
治療を目指す京都大の臨床研究について、
実用化を前提にした「治験」の前倒しを、
研究グループが検討していることが
11日、わかった。
 
 治験で使う予定の高品質なiPS細胞の
供給が京大で始まり、治験の準備が
整ってきたため、前倒しする計画が
浮上した。
 
 昨年施行された医薬品医療機器法
(旧薬事法)で、再生医療製品を条件、
期限付きで早期承認する仕組みが
導入されたことも背景にある。
---------------------------------------
 
>移植手術の時期は臨床研究と変わらず
>17年ごろの見込みという
 良いですね。
 
 パーキンソン病で苦しんでいる人は
沢山いるはず、一日でも早く「治験」
を始めて欲しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月12日 (木)

ヒト培養細胞内でたんぱく質の大量合成に成功~環状mRNAを用いた終わりのない回転式たんぱく質合成反応を実現~

平成27年11月10日
科学技術振興機構(JST)
名古屋大学
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
○ヒト培養細胞内で、環状mRNAを
 鋳型としたたんぱく質の大量合成に
 成功した。
 
○環状mRNAはたんぱく質合成のため
 にキャップ構造やポリA鎖を必要と
 しない。
 
○たんぱく質の新しい大量合成法として、
 産業・医療応用が期待される。
 
 
-----
 JST戦略的創造研究推進事業において、
名古屋大学 大学院理学研究科の
阿部 洋 教授(理化学研究所
伊藤ナノ医工学研究室 客員主管研究員)、
阿部 奈保子 博士研究員らは、
ヒト培養細胞内で環状mRNA注1)から
終わりのないたんぱく質合成が起きること
を見いだしました。
 
 産業や医療への利用を視野に、
真核生物注2)においてたんぱく質を
大量合成する技術の開発が望まれて
いました。
 
 しかし原核生物注2)とは異なり、
真核生物のたんぱく質合成系は
複雑な構成要素からなるため、
いまだにそのメカニズムは完全には
明らかになっていません。
 
 真核生物のたんぱく質合成系で
鋳型となるmRNAは通常は線状
(直鎖型)で、その末端には特別な構造
(キャップ構造やポリA鎖注3))
を持ち、この構造が目印となり、
たんぱく質合成反応が開始の目印
(開始コドン注4))から終了の目印
(終止コドン注4))まで起こります。
 
 阿部教授らは、mRNAから
キャップ構造やポリA鎖を除き、
さらに終止コドンを除いた環状mRNAを
合成しました。
 
 それをヒト培養細胞内に導入
したところ、環状の鋳型に沿って
終わりなく続く回転式たんぱく質合成反応
が起こり、たんぱく質を大量に
合成できました。
 
 以前の研究で原核生物においても
同様な現象が見られることから、
本現象はたんぱく質合成反応における
普遍的なものであることが示されました。
 
 本手法は、たんぱく質の大量生産法
としての産業応用や、安全性の高い
たんぱく質補充療法注5)として
医療応用されることが期待されます。
 
 本研究成果は、2015年11月10日
(英国時間)に英国科学誌
「Scientific Reports」
のオンライン速報版で公開されます。
---------------------------------------
 
>本手法は、たんぱく質の
>大量生産法としての産業応用や、
>安全性の高いたんぱく質補充療法注5)
>として医療応用されることが
>期待されます。
 良いですね。
 
 期待しましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

汎用性のあるセルロースの高強度ゲル形成プロセスの発見~脱石油由来の水処理用部材に適用へ~

平成27年11月10日
信州大学 アクア・イノベーション拠点
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
○セルロースを石油や酸やアルカリを
 用いる化学処理を必要としない方法で
 加工し、高強度なセルロース材料として
 自由に様々な形態に成形できることを
 発見しました。
 
○加工したセルロース材料から、
 水と不純物を分離する中空糸膜の成形
 にも成功。石油由来の材料を使わず、
 ヒトや自然にやさしい水処理用部材の
 開発への応用が期待できます。
 
○本研究成果は、Nature社の
 電子版科学誌「Scientific
 Reports*」に掲載されました。
 
 
-----
 セルロースは植物組織の構成成分の
三分の一を占め、地球上に最も多く
存在する有機再生可能資源で、
しかも化石資源に依存せずに入手が
可能です。
 
 このため、19世紀半ばに木材パルプを
主原料とするレーヨンが発明されて以来、
さまざまなセルロースの成形手法が
開発され、人類は再生繊維など
セルロース由来の製品を多く利用して
きました。
 
 しかしながら、セルロースは、
分子間の強固な水素結合のため
溶解させるのが難しく、セルロースを
多様な形態に成形するには、
二硫化炭素等の環境負荷の高い溶媒を
用いる、もしくは誘導体化による
溶解性の付与が必要でした。
 
 2002年にSwatloskiら
注1)によってセルロースが環境負荷の
低いイオン性液体注2)に溶解できること
が報告されて以来、セルロースを
溶解できるさまざまなイオン性液体が
開発されました。
 
 その中でも、東京農工大学の
大野 弘幸 教授らが開発した
N-ethyl-N’
-methylimidazolium
 methylphosphonate
([C2mim][(MeO)(H)
PO2])は、低い温度で比較的
高い濃度のセルロースを溶解することが
できます。
 
 本研究では、市販のイオン性液体
[C2mim][(MeO)(H)
PO2]を用いました。
 
 実験では、木材由来パルプを
イオン性液体に溶解させ、溶解した液を
型に流し込みアルコール蒸気に
1時間程度晒すことで、セルロース間に
部分的な水素結合が生じ、
溶液全体が固化(ゲル化)しました。
 
 さらに、得られたゲルを水に漬けること
で溶媒が置換され、水を95%以上含む
セルロースハイドロゲルを創成することに
成功しました(図1)。
 
 得られたゲルは、寒天に比べ非常に高い
強度を持ち、取り扱いや化学的修飾が容易
で、生分解性注3)があり、
マイクロメーターサイズのパターン形成が
可能なことなど、高い機能性を持つこと
を確認しました。
 
 さらに、アルコール蒸気を用いた
湿式紡糸法注4)によって、95%の水を
含むセルロースハイドロゲルを連続的に
紡糸することに成功しました(図2)。
 
 得られたセルロースハイドロゲルの糸
は、結ぶことができ、織りのプロセス
によってセルロースハイドロゲル繊維
からなる二次元状の布に成形することにも
成功しました。
 
 さらに、紡糸のプロセスでハイドロゲル
の繊維を引っ張る(延伸)ことで、
得られる繊維の強度が大幅に向上できる
ことを見出しました。
 
 これは、延伸によりセルロース分子の
配列が一方向に整ったことによるもの
です。
 
 また、ストロー状の中空糸注5)への
成形にも成功し、膜としての高い透水性
を確認しました。
 
 これにより、本方法による
再生セルロースの中空糸膜への展開が
可能となりました。
 
 本研究の成果を総括すれば、
再生可能資源であるセルロースを
イオン性液体に溶解させ、段階的に溶媒を
置き換えることによって、用途に合わせた
形に成形できることが見出されたと
言えます。
 
 得られた成形体は、生分解性を保ちつつ
高い強度を持ち、温度やpHなどの変化
によって物性が変わらないなど
高いロバスト(頑強)性を示しました。
 
 さらに、成形に用いたイオン性液体は
ほぼ完全に回収・再利用が可能であり、
クリーンかつ省エネルギーの
セルロース成形プロセスの確立が
期待できます。
 
 成形手法の高度化によって
再生セルロース膜内のサブナノ孔構造
注6)制御も可能です。
 
 今後はナノ構造を制御した
セルロース中空糸膜をモジュール化し、
水処理プロセスへの応用について
研究を進めていきます。
---------------------------------------
 
>脱石油由来の水処理用部材に適用へ
 良いですね。
 
>本研究の成果を総括すれば、
>再生可能資源であるセルロースを
>イオン性液体に溶解させ、
>段階的に溶媒を置き換えることに
>よって、用途に合わせた形に成形
>できることが見出されたと
>言えます。
 
>さらに、成形に用いたイオン性液体は
>ほぼ完全に回収・再利用が可能であり、
>クリーンかつ省エネルギーの
>セルロース成形プロセスの確立が
>期待できます。
 
 素晴らしい。
 
 いつまでも石油依存では駄目です。
 持続可能でなければそのうち
破綻します。
 
 大いに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月11日 (水)

「京」にて現実大気の世界最大規模アンサンブルデータ同化に成功-天気予報シミュレーションの精度向上へ-

2015年11月10日
理化学研究所
海洋研究開発機構
科学技術振興機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 理化学研究所計算科学研究機構
データ同化研究チームの三好建正
チームリーダーらの研究チーム※は、
天気予報シミュレーションの高精度化
を目指し、スーパーコンピュータ「京」
[1]を使って、現実大気で世界最大規模
となる10,240個の「全球大気アンサンブル
データ同化[2]」に成功しました。
 
 これにより、数千kmに及ぶ遠方の
観測データを活用して天気予報の精度を
大幅に改善できる可能性が明らかに
なりました。
 
 2014年7月23日に発表した
プレスリリース「『京』を使い
世界最大規模の全球大気
アンサンブルデータ同化に成功
-天気予報シミュレーションの
高精度化に貢献-」では、
通常は100個程度に限られるアンサンブル
を、10,240個に飛躍的に向上させること
に成功したものの、疑似観測データを
使ったシミュレーション実験によるもの
でした。
 
 今回、現実大気の観測データと
解像度112kmの全球大気モデルNICAM[3]を
使って、10,240個のアンサンブルデータ
同化に成功しました。
 
 その結果、実際の
天気予報シミュレーションにおいて
数千kmに及ぶ遠方の観測データを
活用できる可能性があることが
分かりました。
 
 全球降水観測GPM[4]による
衛星観測データなどさまざまな
観測データをより効果的に活用して
天気予報の改善に役立てられる
可能性があります。
 
 本研究は、IEEE[5]発行の米国の
科学雑誌『Computer』(11月号)に
掲載されます
(デジタル版は11月中旬に定期購読者に
公開予定)。
---------------------------------------
 
 Good Newsです。
 
>現実大気で数千km遠方にも及ぶ
>大気の誤差相関の存在が明らかと
>なりました。
 
>観測データの影響範囲を広げることで、
>大気状態の推定精度を向上できる
>可能性があります。
 
 これで、天気予報シミュレーションの
さらなる精度向上が見込めそうです。
 
 但し、計算コストをもっと下げないと
実用レベルにはならないでしょうね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

皮膚にピタッ「極薄」体温計 0.015ミリ、曲げても高精度 東大など発表

2015年11月11日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
---------------------------------------
 薄くて柔らかいプラスチック製の
体温計を東京大などの研究グループが
発表した。
 
 髪の毛の太さよりも薄く、曲げても
動作する。
 
 皮膚に貼り付ければ、様々な部位の
体温を高い精度で測れるという。
 
 米科学アカデミー紀要(電子版)に
論文が掲載された。
---------------------------------------
 
 良さそうです。
 
>研究グループは、温度によって
>電気抵抗が変化するインクを
>シールに印刷ロする方法で、
>0・015ミリの薄さの温度センサー
>を実現した。
 
>0・02度単位の高精度で測れるうえ、
>体温に近い温度で1千回以上
>繰り返して使えることを確かめた。
 
 製品化はまだ先の話のようですが、
期待したいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ロボットスーツ、医療機器に 筋ジスやALS…歩行へ力

2015年11月11日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 体に着けて歩行能力を高める装置
「ロボットスーツHAL(ハル)」
について、厚生労働省の専門家会議は
10日、全身の筋力が低下した難病患者
のための医療機器として承認することを
了承した。
 
 月内にも承認され、その後、保険適用を
検討する。
---------------------------------------
 
 良いことだと思いますが、
 
 やっと、
>医療機器として承認することを
>了承
 だそうです。
 
 以前の投稿です。
2013年8月 7日
 
 もう2年も前の話。
 
 日本はどうなっているのかな?
 
 遅すぎる。
 これではベンチャーも育たない。
 
 同じものではないのかな?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月 9日 (月)

--プラズマの新しい閉じ込め状態を発見--日米合同研究グループの成果

平成27年11月5日
1 核融合科学研究所
2 ジェネラル・アトミックス
3 九州大学応用力学研究所
4 テキサス大学
5 オークリッジ国立研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
プレスリリース内容
 
 核融合科学研究所の居田克巳教授
・小林達哉助教らの研究グループは、
九州大学応用力学研究所の共同研究者
(稲垣滋教授)と核融合科学究所の
大型ヘリカル装置で考案した
「瞬時加熱伝播法」を米国のトカマク装置
(ダブレットIII-D)に応用し、
米国の共同研究者
(トッド・エバンス博士)とともに、
磁気島と呼ばれるプラズマの領域での
新しい閉じ込め状態を世界で初めて
観測しました。
 
 この発見は核融合炉の閉じ込め改善に
欠かせないため、今後の核融合研究の
方向に大きな指針を与えるものと
なります。
 
 また、学術的な波及効果も大きい
ものです。
 
 11月4日付けの
英国ネイチャー・パブリッシング
・グループの科学雑誌
「サイエンティフィック・リポーツ」に
掲載されました。
---------------------------------------
 
 核融合研究継続中です。
 
 少しずつですが、進んでいるようです。
 核融合炉、現実のものとなるので
しょうか?
 
 高速増殖炉「もんじゅ」の研究継続より
まだましなような気もしますが、
 
 実現時期はいつ頃と想定している
のかな?
 
 ハッキリして貰いたい。
 血税を使っているのだから、
 
 「もんじゅ」は莫大な資金を投入した
にも関わらず、無駄遣いに終わりそう。
 一兆円以上ですよ。
 
 こんな無駄遣いが何故許される?
 
 この前、会計検査院が無駄遣いの
話題を提供していましたが、
これに比べれば、小さなもの。
 
 にも関わらず誰も責任をとらなくて
良いらしい。まともな検査もしていない。
 
 ひどい話しだと思う。
 
 政治家の先生達は、何が無駄なのか、
理解しているのだろうか?
 
>高速炉でロシアが2025年に商用炉の
>運転を開始、中国が30年ごろに
>商用炉の導入を目指している。
 
 らしいです。どういうこと?
 日本の科学者はどうなっている?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

天然由来の免疫抑制物質の完全化学合成に成功

2015/11/5 北海道大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
研究成果のポイント
 
・ミクロネシアの海綿から発見された
 免疫抑制物質パラウアミンの
 完全化学合成を達成した。
 
・複雑な構造のため,多くの化学者が
 挫折してきた中で,日本初
(世界で2例目)の化学合成に成功。
 
・臓器移植を受けた患者の生存に不可欠
 である免疫抑制剤の,新たな開発に
 つながる成果である。
 
 
-----
研究成果の概要
 
 パラウアミン※1は,ミクロネシアの
西カロリン諸島近海に生息する海綿から
発見された天然有機化合物です。
 
 この化合物は,臓器移植患者の
拒絶反応予防に広く用いられている
免疫抑制剤シクロスポリンに匹敵する,
強力な免疫抑制活性を示すことから
世界的な関心を集めてきました。
 
 パラウアミンとその類縁体の
化学合成は,免疫抑制活性の
メカニズムを解明するために必須であり,
新たな医薬品の開発につながる社会的な
意義があります。
 
 パラウアミンの分子構造は,
1つの炭素環と5つの含窒素環が互いに
複雑に組み合わさった複雑なものであり,
数年前まで「最も合成困難な有機化合物」
と見なされていました。
 
 北海道大学の谷野圭持教授は,
徳島大学の難波康祐教授との共同研究
により,日本初(世界で2例目)の
パラウアミンの化学合成に成功し,
本合成品が強力な免疫抑制作用を示す
ことを確認しました。
 
 この研究成果は,11月4日付で
英国の科学誌
「ネイチャー・コミュニケーションズ」
電子版に掲載されます。
---------------------------------------
 
 素晴らしいです。
 
>免疫抑制作用のメカニズムは不明
>とされており,その解明研究には
>パラウアミンと部分的に化学構造が
>異なる類縁体の供給が必要です。
 
>本研究成果は,世界で2番目
>(日本で初めて)となる化学合成
>ですが,パラウアミンと類縁体の双方を
>合成する新手法を提供するものであり,
>薬理学・医学研究への道を拓く重要な
>成果といえます。
 
 今後に期待したい。
 
 免疫抑制作用のメカニズム解明に貢献
出来ると良いですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月 8日 (日)

ヒトのiPS細胞由来の肝細胞を迅速かつ低コストで大量に調製する方法を開発-東大

2015年11月05日 qlifepro
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
>東京大学は10月29日、
>ヒトのiPS細胞由来の肝細胞を
>迅速かつ低コストで
>大量に調製できる方法を開発したと
>発表した。
 
 素晴らしいと思います。
 細胞培養は時間もお金もかかる。
 
 おおいに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ES/iPS細胞から神経細胞を「作り分ける」新技術を開発- iPS 細胞による神経難病研究の精度の向上-

2015/11/06  慶應義塾大学医学部
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 慶應義塾大学医学部生理学教室の
岡野栄之教授・今泉研人(医学部学生
(5年))、順天堂大学大学院医学研究科
ゲノム・再生医療センターの赤松和土
特任教授らの共同研究グループは、
ヒトES/iPS細胞から脳・脊髄にある
任意の神経細胞を作製することができる
新たな技術を開発しました。
 
 さらにこの技術を用いて、
アルツハイマー病と筋萎縮性側索硬化症
(ALS)において脳・脊髄の特定の部位の
神経細胞で生じる症状を、
患者iPS細胞から作製した神経細胞で
再現することに成功しました。
 
 近年、ヒトiPS細胞を用いた
アルツハイマー病やALSなどの神経難病の
新たな治療法開発が試みられていますが、
多くの神経難病は脳・脊髄の特定の部位
のみが障害され、他の部位では症状が
再現されにくいため、ヒトiPS細胞を
用いた研究では病変となる部位の細胞を
効率よく作製する技術が必要でした。
 
 しかし、これまでに用いられてきた
作製方法は脳の部位ごとにさまざま
であり、異なる部位での症状の比較など
が難しいのが現状でした。
 
 本研究の応用によって、神経難病の
症状をより正確に試験管内で再現する
ことが可能になり、これまで困難
であった神経難病のiPS細胞を用いた
研究の精度が大きく向上し、
新たな診断・治療方法の開発に貢献する
ことが期待されます。
 
 本研究成果は、2015年11月5日
(米国東部時間)に
「Stem Cell Reports」オンライン版に
公開されます。
 
プレスリリース全文は、以下を
ご覧ください。
 
---------------------------------------
 
 良いですね。
 
>本研究の応用によって、神経難病の
>症状をより正確に試験管内で再現する
>ことが可能になり、
>これまで困難であった神経難病の
>iPS細胞を用いた研究の精度が
>大きく向上し、
>新たな診断・治療方法の開発に
>貢献することが期待されます。
 
 期待したい。
 
 神経難病治療は、進んでいないのが
現状。
 
 薬のスクリーニングなどに、おおいに
役立つと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

自己免疫疾患を防ぐ遺伝子Fezf2の発見~Fezf2は自己抗原の発現を制御し免疫寛容を成立させる~

平成27年11月6日
東京大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
○生体防御において重要な役割を果たす
 リンパ球の1つであるT細胞は胸腺と
 呼ばれる臓器で分化・成熟し、
 自分の成分(自己抗原)に反応しない
 よう教育される(免疫寛容)。
 この際に転写因子Fezf2が
 自己抗原をつくり、T細胞の選別を
 行うことを見いだした。
 さらに、Fezf2が全身の
 自己免疫疾患の発症を防いでいる
 ことを明らかにした。
 
○すべての自己抗原が胸腺でどのように
 発現しT細胞を教育しているのか、
 これまでよく分かっていなかった。
 今回、胸腺上皮細胞の
 転写因子Fezf2が、多くの自己抗原
 の発現を直接的に制御していることが
 明らかとなり、免疫寛容を作りあげる
 基本的な仕組みが解明された。
 
○高等生物の免疫系の仕組みの基本原理の
 理解につながる、免疫寛容が成立する
 メカニズムを解明した。
 将来的に、現在では原因が不明な
 多数の自己免疫疾患の病態解明や、
 自己免疫疾患に対する新しい治療法の
 確立に役立つことが期待される。
 
 
-----
 関節リウマチなど、免疫系が自分の体を
攻撃してしまう病気は自己免疫疾患注1)
と呼ばれています。
 
 自己免疫疾患の患者数は、日本国内だけ
でも数百万人と見積もられています。
 
 この自己免疫疾患の主な原因は、
T細胞注2)が自己の成分
(自己抗原注3))を認識すること
による過剰な免疫応答であると
考えられています。
 
 T細胞は心臓の上部前方に位置する
臓器である胸腺において分化・成熟
します。
 
 その過程では、抗原を認識する
タンパク質であるT細胞抗原受容体が
ランダムに作られるため、自己抗原に
反応するT細胞が必然的に生まれて
しまいます。
 
 従って、自分の体を誤って攻撃して
しまうことがないよう、そのような
自己反応性のT細胞は胸腺内で除去
されています。
 
 しかし、どのようなメカニズムで
自己抗原をつくり、自己反応性の
T細胞を選別しているのかは、
よく分かっていませんでした。
 
 この度、東京大学 大学院医学系研究科
病因・病理学専攻 免疫学分野の
高場 啓之 特任研究員と高柳 広 教授
らの研究グループは、胸腺に発現し、
自己反応性T細胞の選別に関わる
転写因子注4)Fezf2を
見いだしました。
 
 Fezf2は胸腺の上皮細胞で、
体の至るところで機能している遺伝子を
発現させています。
 
 自己抗原が胸腺で作られることにより、
それに反応するT細胞を選別し、
除去できるのです。
 
 Fezf2を持たない
遺伝子改変マウスを調べたところ、
自己抗体の産生や自己の組織を破壊する
といった自己免疫疾患のような症状が
見られました。
 
 この結果は、Fezf2がさまざまな
自己免疫疾患の発症を抑えていることを
示しています。
 
 今回、解明された免疫寛容注5)が
成立するメカニズムは、高等生物の
獲得免疫注6)システムの基本原理の
理解につながることが期待されます。
 
 また、現状では原因の分かっていない
自己免疫疾患の発症機序の解明や
新たな治療法の確立に役立つと
考えられます。
 
 本成果は国際科学誌「Cell」
オンライン版に、2015年11月5日
正午(米国東部時間)に掲載されます。
---------------------------------------
 
>すべての自己抗原が胸腺でどのように
>発現しT細胞を教育しているのか、
>これまでよく分かっていなかった。
 まだまだ未解明なんですね。
 
 免疫寛容が成立するメカニズムの理解が
少し進んだということのようです。
 
 以前、以下の投稿をしましたが、
理解した、というにはまだまだの
ようです。
 
2015年6月26日
 
 胸腺のT細胞“教育”の理解には
まだまだ時間がかかりそう。。
 早とちりでした。
 
 免疫寛容に関しては、以下のリンクも
あります。
 
2015年11月13日 qlifepro
 
 
 いろいろありますね。
 
>胸腺内で免疫寛容を成立させる
>分子メカニズムの一端が
>明らかとなりました。
 ということです。
 
 どうも発表の言い方は大げさで誤解
してしまいます。
 
 さらなる研究に期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月 7日 (土)

具合が悪いと「時間」が長く感じるのはナゼ?

2015年11月5日 T-SITE
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 すべてのひとに等しく与えられる
「時間」。
 
 日によって長さが変わるはずもない
のに、つらいときは長く、
楽しい時間はあっという間に過ぎるのは
なぜか?
 
 ひとの時間感覚は代謝に比例し、
激しいときは実際よりも速く進む。
 
 病気のときは長時間苦しんだように
感じ、逆にリラックスしていると
時の進みを速く感じてしまうのは
代謝の増減が影響だ。
 
 「歳をとると時間が速く感じる」
も科学的に正で、細胞レベルで
タイマーが遅くなってしまうので、
あっという間に1年経った!
は本当の話なのだ。
 
 
■まとめ
・人間の「感覚的な時間」は、代謝が
 向上すると速く、悪くなると
 ゆっくりに感じる
 
 ・発熱しているひとは、ほぼ2倍も長く
 感じる実験データあり
 
 ・年齢とともに「体内タイマー」が
 遅くなるので、ときが速く感じるのは
 科学的に当然
---------------------------------------
 
>体温が上がると1日が長くなる!
 らしい。
 
>年齢とともに遅くなる自分時計
 そうなんですかね~
 
 確かに、最近は時間の流れが速い。
 
 一日、一日を意識して過ごさないと
あっという間に時間が過ぎ去って
しまう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

重力波望遠鏡「かぐら」完成 岐阜・神岡、直接観測に挑む

2015/11/6 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 東京大宇宙線研究所などが岐阜県飛騨市
の神岡鉱山の地下に建設を進めてきた、
遠い宇宙から届く「重力波」を観測する
望遠鏡の第1期実験施設が完成し、
6日、報道陣に公開された。
 
 今年度中に試験運転を始め、
世界初の重力波の直接観測に挑む。
 
 完成したのは大型低温重力波望遠鏡
「KAGRA(かぐら)」。
 
 今年のノーベル物理学賞受賞が
決まった梶田隆章東大宇宙線研究所長
らが推進してきた。
 
 梶田所長が素粒子ニュートリノの質量を
確認した観測装置
「スーパーカミオカンデ」と同じ鉱山跡に
建設された。
 
 15年度中に試験運転を始め、
重力波を観測できる環境が整っているか
確認する。
 
 17年度までに第2期実験施設を
完成させ、本格観測に取り組む計画だ。
---------------------------------------
 
>アインシュタインが約100年前に
>重力波の存在を予言したが、
>観測されていない。
 
 もし、重力波の直接観測に成功すれば、
ノーベル賞ものです。
 
 期待して待ちましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

近未来の照明のかたち:「さっと一吹き、できあがり」

平成27年11月5日
東北大学 原子分子材料科学高等研究機構
(AIMR)/大学院理学研究科
科学技術振興機構(JST)
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 東北大学の磯部 寛之 教授
(JST ERATO磯部
縮退π集積プロジェクト 研究総括)の
共同研究グループは、有機ELの
新しい構築法を開拓する分子材料を
開発しました。
 
 「さっと一吹き」するだけの短工程で、
ほぼ理論限界となる高い発光効率を
実現する有機ELができあがる
「夢の多機能分子材料」が登場した
ものです。
 
 近い将来、極限にまで単純・簡潔化
された有機ELが、私たちの身の回りを
明るく照らすことを期待させる
成果となります。
 
 
-----
発表内容
 
 磯部教授らの研究グループは、
炭素と水素という二種の元素のみからなる
「トルエン注1)」を環状に連ねた
新しい大環状分子材料を開発し、
これにより単一層という最も単純・簡潔な
デバイス構造をもちながら、
ほぼ理論限界となる高い効率で光を発する
有機ELを実現できることを
発見しました。
 
 この成果は、これまでの発光ダイオード
の構造・材料設計の常識を覆し、
有機EL材料の新しい設計指針を
見いだしたものとなります。
 
 有機ELで効率の良い発光を実現する
ためには、本当に多層構造が
必要なのでしょうか?
 
 磯部教授らの研究グループは、
この根本的な疑問に、「一つの基盤材料を
設計することで単一層ながら、
ほぼ理論限界値となる発光効率を
実現した有機ELをつくることができる」
という常識を覆す発見をもたらしました
(図1)。
 
 材料を「さっと一吹き」するだけで
照明ができあがるのです。
 
 それも炭素と水素というたった二種の
元素のみを使った有機物質(炭化水素)を
材料に使ったもので、有機ELの
設計指針を分子設計という根底から
単純化することに成功したのです。
 
 元素のもつ性能を最大限引き出し
活用するという、元素戦略注4)的観点
からも重要な発見です。
 
 研究グループでは、この新しい
炭化水素材料が赤・緑・青という
光の三原色すべてのリン光発光材料に
適用できることまで実証しており、
表紙図の写真に見られるような
白色発光を行うデバイスの作製に
成功しています。
 
 今回の発見をもたらしたのは古い歴史
をもつ天然芳香族分子「トルエン」でした
(図2)。
 
 研究グループでは2014年に、
より古い分子「ベンゼン」から
有機電子材料をつくりだしていました。
 
 今回の発見は、ベンゼンの周辺に
メチル(CH3)基をもった「トルエン」
を使うことで、より高機能な
単一層・高発光効率有機ELの基盤材料
となることを見つけたものです。
 
 「単純化された分子材料で、
単純化された有機ELをつくりだす」。
 
 そんな、近未来の有機EL照明の姿を
想像させる重要な成果となります。
 
 英国王立化学会旗艦誌
ケミカル・サイエンス誌に
近日中に正式掲載されます
---------------------------------------
 
 素晴らしい成果のようです。
 
>近未来の有機EL照明の姿を想像させる
>重要な成果
 良く理解出来ません。
 
 有機ELを使用したTVが出来るように
なると言っているのでしょうか?
 携帯にも使えるようになるものが出来る
と?
 
 現在、有機ELディスプレーを実際の
製品で使用しているメーカーはサムスン
だけのように思います。
 
 これからの展開&製品化に期待して
います。
 
 参考リンクです。
2013/05/08 マイナビニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月 6日 (金)

細胞まるごと三次元画像データの自動解析法を開発-画像処理と数理計算の融合により巨大データを精密に解く新手法ー

2015年11月5日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 理化学研究所ライフサイエンス技術基盤
研究センター細胞動態解析ユニットの
清末優子ユニットリーダーと、
光量子工学研究領域画像情報処理
研究チームの横田秀夫チームリーダー、
山下典理男特別研究員、
森田正彦特別研究員らの国際共同
研究グループ※は、最新の高速高解像度
蛍光顕微鏡技術である
「格子光シート顕微鏡[1]」で得られる
膨大な三次元画像データを自動解析する
計算処理技術を開発しました。
 
 その結果、従来のデータ解析法では
捉えることができなかった、細胞分裂時の
微小管の動きを解析することに
成功しました。
 
 細胞の生命現象を理解するには、
生きた細胞内部の微細な構造が
激しく動く様子を捉える必要があります。
 
 国際共同研究グループは2014年に、
細胞内の微小管[2]の伸長を可視化する
EB1-GFP融合タンパク質[3]と、
高速性と高い解像度を備えた
格子光シート顕微鏡を利用し、
細胞分裂時の微小管の動きを
三次元的に追跡しました。
 
 しかし、格子光シート顕微鏡がもたらす
データは膨大で、従来行われていた
研究者の視覚と手作業に頼る分析では、
データを精密に解析できませんでした。
 
 そこで国際共同研究グループは、
これまでに開発してきた
大容量画像処理システムVCAT5[4]と
幾何学的な数理計算処理技術を
組み合わせることで、膨大な画像データの
自動解析法を開発しました。
 
 開発した手法を用いてHeLa細胞[5]の
分裂時の、微小管の伸長開始点や到達点、
伸長の角度等を詳細に解析したところ、
細胞生物学で議論が続いている
非中心体性微小管[6]の存在を
裏付ける結果が得られました。
 
 今後、格子光シート顕微鏡は
細胞分裂研究にとどまらず、
細胞動態解析のための中心的な技術
として広く役立つと期待できます。
 
 本研究は、米国の科学雑誌
『Journal of Biomedical Optics』の
下村脩博士の功績(GFPの発見)を
記念する特集号(10月号)掲載
に先立ち、オンライン版(11月3日付け)
に掲載されました。
---------------------------------------
 
 素晴らしい成果ですね。
 
>開発した手法を用いてHeLa細胞[5]
>の分裂時の、微小管の伸長開始点や
>到達点、伸長の角度等を詳細に解析
>したところ、
>細胞生物学で議論が続いている
>非中心体性微小管[6]の存在を
>裏付ける結果が得られました。
 とのこと。
 
 今後、本手法と格子光シート顕微鏡
を組み合わせることで、
 
>細胞分裂研究にとどまらず、
>細胞動態解析のための中心的な技術
>として広く役立つと期待できます。
 
 期待したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

新たな代謝バイオマーカー探索法を開発-わずかな代謝バランスの変動を検知する新手法-

2015年11月4日
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 理化学研究所環境資源科学研究センター
環境代謝分析研究チームの
菊地淳チームリーダー、
坪井裕理テクニカルスタッフⅠと、
バイオリソースセンター疾患モデル
評価研究開発チームの野田哲生
チームリーダー、茂木浩未開発研究員らの
共同研究チーム※は新たな
代謝バイオマーカー[1]探索法を
開発しました。
 
 ヒトをはじめとするさまざまな生物の
「健康」は、代謝バランスの恒常性の
維持によって保たれています。
 
 近年、こうしたエネルギー代謝を含む
生体反応の全体像を把握する
メタボノミクス[2]は生体内にとどまらず
生態学、環境科学にまで利用されて
います。
 
 メタボノミクスが扱う膨大な
代謝データの中から代謝バランスの
恒常性を客観的に評価するには、
その膨大なデータを解析し、
最適な代謝バイオマーカーを探索する
技術が不可欠です。
 
 この解析には従来、多変量解析[3]が
有効とされていました。
 
 しかし、多変量解析では事前に
コンポーネント数を設定[4]する必要が
あります。
 
 この設定を間違えると正しい結果が
得られませんが、数多く提案されている
コンポーネント数の決定方法のうち、
現状では決定的なものはありません。
 
 共同研究チームは、
繰り返し最小二乗法・多変量波形分解法
(MCR-ALS法)[5]に着目し、
「コンポーネント数を決めないと
解析できない」という考えから離れ、
事前にコンポーネント数を設定する
ことなく信頼性のあるコンポーネントを
決定する「クラスター支援MCR-ALS法
(Cluster-aided MCR-ALS法)」を
開発しました。
 
 濃度が分かっている物質の混合液の
NMR[6]データを使って検証した結果、
開発した方法が実用に耐えることを
確認しました。
 
 さらに、高脂肪食を与えたマウスや
加齢マウスの尿・糞のNMRデータを
解析した結果、従来法と比べて高精度
であり代謝変動を示す物質数が増えること
や、これまでに報告されていた知見と、
より良く対応することが分かりました。
 
 クラスター支援MCR-ALS法は、
情報量にかかわらず、信頼性のある
コンポーネントを選び出すことが
できます。
 
 したがって、情報量の少ない、
わずかな変化しか持たない病気の
発症シグナルから代謝バイオマーカーを
見けることが可能になります。
 
 また、生物の健康という曖昧な情報を
数値化し評価することが可能になるため、
体重や栄養といった日常的に記録できる
データや、病院での診断情報などと
統合・解析することで、
社会基盤・生活全体を見直しQOLの向上に
貢献することが期待できます。
 
 本研究成果は、国際科学雑誌
『Scientific Reports』オンライン版
(11月4日付け:日本時間11月4日)に
掲載されます
---------------------------------------
 
 良いですね。
 
>生物の健康という曖昧な情報を
>数値化し評価することが可能
>になるため、体重や栄養といった
>日常的に記録できるデータや、
>病院での診断情報などと統合・解析
>することで、社会基盤・生活全体を
>見直しQOLの向上に貢献することが
>期待できます。
 
 私がいつも大切にしたいQOLの向上に
貢献できると言っています。
 
 こういった曖昧な情報を定量化出来る
というのは素晴らしい。
 
 おおいに期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

はやぶさ2、順調に飛行 最初の軌道修正に成功

2015年11月4日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 今の所、順調そう。
 
 まだ先は長い、
上手く行きますように!
 
 注目してます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月 5日 (木)

Dollhouse VR:複数人で多視点から協調的に空間をレイアウトするシステム- 「操作」と「体感」を両立させて、利用者視点での設計を実現 -

産業技術総合研究所
東京大学
がんこフードサービス株式会社
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
・空間レイアウトの設計者と実際の利用者
 がリアルタイムに協調作業できる
 
・コミュニケーション支援機能により、
 異なる視点から空間を見る設計者と
 利用者がスムーズに対話
 
・空間レイアウトの工程を短縮する
 とともに、利用者視点での設計を実現
 
 
-----
概要
 
 産業技術総合研究所(以下「産総研」
という)人間情報研究部門
デジタルヒューマン研究グループ
多田 充徳 研究グループ長、
サービス観測・モデル化研究グループ
蔵田 武志 研究グループ長らと、
東京大学(以下「東京大学」という)
大学院情報理工学系研究科 五十嵐 健夫
教授らの研究グループは、
がんこフードサービス株式会社と共同で、
空間の利用者と複数の設計者が協調して
空間をレイアウトできるシステム
「Dollhouse VR」を開発した。
 
 Dollhouse VRは、複数の設計者が
マルチタッチパネルで操作して、
俯瞰視点から壁や家具などの
空間のレイアウトを変更できる
「空間レイアウトインターフェース」と、
利用者が頭部搭載型ディスプレイを用いて
レイアウトされたバーチャルリアリティー
空間に没入し、一人称視点で
空間レイアウトを体感できる
「没入型インターフェース」からなる。
 
 従来の設計支援システムでは設計と
バーチャル空間没入が別々であったため、
同時に設計の「操作」と空間の「体感」を
行えなかった。
 
 今回のシステムは、設計者と空間に
没入した利用者(体感者)の
コミュニケーションを支援する機能を
備えており、操作と体感が同時に行える
ため、設計者と利用者がリアルタイムで
協調できる。
 
 設計者が現場の利用者の意見を、
その場でレイアウトに反映でき、
住宅や商業施設などの大規模建築物の
空間設計の工程を短縮できる。
 
 また、がんこフードサービス株式会社と
連携した実証実験により、
開発したシステムの有用性を実証した。
 
  このシステムの詳細は、
兵庫県神戸市で開催される
コンピュータグラフィックスと
インタラクティブ技術に関する
国際会議
SIGGRAPH ASIA 2015の
Emerging Technologies(技術展示部門)
で2015年11月3~5日に発表される。
---------------------------------------
 
 良さそうです。
 
>設計者と利用者がリアルタイムで
>協調できる。
 というのがミソですね。
 
 発展途上の技術ですから、これから
>現場における運用事例を増やし、
>フィードバックを受けることで、
 
 さらに良いシステムになると思います。
 
 期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

DVDの400倍の記録容量、次世代ディスク技術を開発

2015年11月5日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 東京理科大などの研究グループは4日、
DVDの約400倍の容量を持つ
新たな記録用ディスクにつながる技術を
開発した、と発表した。
 
 厚みを利用し、立体的にデータを
書き込む「ホログラムメモリー」という
技術で、映像などの大容量のデータを
長期保存する施設に向くという。
 
 
 関連リンク
---------------------------------------
 
 記憶容量少しずつですが、大きく
なりますね。
 
>データセンターなどのハードディスクを
>置き換えられれば、消費電力の削減にも
>つながるという。
>山本学教授は「ドライブ装置の開発を
>担う企業を募り、3年後の製品化を
>目指したい」と話している。
 
 HDに比べてアクセス速度は
どうなんでしょう? 
&信頼度は、価格は?
 
 これらで負けるとデータセンターへの
採用は難しいかな?
 
>映像などの大容量のデータを
>長期保存する施設に向くという。
 この辺が狙い目なのかな?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月 4日 (水)

冷凍保存した魚の細胞から子づくりに成功

2015年11月2日 NHK NEWSWEB
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 冷凍保存した魚の細胞から子どもを
つくることに東京海洋大学のグループが
成功し、絶滅のおそれがある希少な魚の種
を残す新たな手法になると注目されて
います。
 
 東京海洋大学の吉崎悟朗教授らの
グループは、氷点下80度で3年間、
冷凍保存したニジマスの体内を
詳しく調べたところ、精子や卵のもと
になる「生殖幹細胞」が0.1%だけ
生き残っていることを発見しました。
 
 グループでは、この細胞を別の種類の
魚のオスとメスに稚魚の段階で移植して
成長させ、それぞれの体内で作られた
精子と卵を受精させたところ、
次の世代のニジマスをつくることに
成功したということです。
---------------------------------------
 
 素晴らしいです。
 
 人のせいで絶滅を余儀なくされている
生物は沢山います。
 
 少しでも、その救いになる方法が
あるのなら是非挑戦して貰いたい。
 
 期待しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

セレブの街、芦屋で先端医療の意外…ヒトの細胞でつくった日本初の難病治療薬の凄い実力

2015.10.8 産経WEST
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
少し前の情報です。
 
---------------------------------------
 ヒトの細胞を使って製造した
日本初の医薬品が、厚生労働省から
製造販売の承認を取得した。
 
 昨年11月の医薬品医療機器法
(旧薬事法)施行後、初めて再生医療製品
で承認を得たのは兵庫県芦屋市の
中堅製薬会社、JCRファーマだ。
 
 同社が製品化したのは、骨髄移植後に
起こる重い合併症、急性移植片対宿主病
(GVHD)の治療薬で、年明けにも
発売する予定。
 
 GVHDは重症化すると皮膚の発疹や
肝臓機能障害、下痢、嘔吐だけでなく、
さまざまな感染症を引き起こし、7割が
死亡するとされる。
 
 点滴で投与し、合併症の原因となる
過剰な免疫反応を抑えるという。
 
 同社の臨床試験では、重症患者の
生存率が3割程度から6割程度になった
という。
 
 画期的なのは効用だけではない。
 
 治療薬は患者以外の健康な人の細胞
から製造する日本初の「細胞性医薬品」
なのだ。
 
 用いるのは、骨髄から採取した、
さまざまな細胞に分化する間葉
(かんよう)系幹細胞。
 
 幹細胞は、炎症を抑え、細胞を修復する
機能があるほか、患部に集まるという
特性がある。
 
 治療ではこの薬を点滴で投与すること
で、GVHDの原因となる過剰な
免疫反応を抑える効果があるという。
---------------------------------------
 
 Good Newsです。
 
>芦田社長は「確かにおもしろいが、
>薬にするのは大変だとみんなに
>言われた」と打ち明ける。
>それでも、そこは中堅企業ならでは。
>芦田社長が「おもしろそうだ」
>と判断し、米国の製薬会社から
>日本での製造・販売などの権利を取得。
>初期のアイデア段階から具体的な
>製品化を目指し、臨床試験(治験)
>などを進めることになった。
 
>製品化に向けた研究は当初から苦労
>した。
 
>開発担当の立花克彦専務は
>「ヒトの細胞を使うということへの
>抵抗が強かった」と振りかえる。
>まず再生医療などへの理解の不足から
>臨床試験を受ける患者がなかなか
>集まらなかった。
 
>それでも10年以上かけて研究を続け、
>製品化に成功。
>昨年9月に厚労省に承認を申請して
>いた。
 10年以上かかったんですね。
 
 でも、上手く行った方なのかも
知れません
 
 素晴らしい成果に結びつくよう祈って
います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月 3日 (火)

Muse細胞がもたらす医療革新 ‐動物モデルにおいて脳梗塞で失われた機能の回復に成功‐

2015年10月 5日 東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
ちょっと前の情報になります。
 
---------------------------------------
 東北大学大学院医学系研究科の
出澤真理教授と冨永悌二教授らの
グループは、ヒト皮膚由来多能性幹細胞
(Muse細胞)を用いて脳梗塞動物モデルの
失われた神経機能の回復に成功しました。
 
 Muse細胞は生体内に存在する
自然の多能性幹細胞です。
 
 ヒト皮膚由来Muse細胞を脳梗塞の
モデル動物(ラット)に移植したところ、
梗塞部位に生着して
自発的に神経に分化し、さらに大脳皮質
から脊髄までの運動・知覚回路網を
再構築しました。
 
 脳梗塞で失われた運動・知覚機能の
回復は約3ヶ月後も維持され、腫瘍形成は
見られませんでした。
 
 Muse細胞は自然の多能性幹細胞であり、
遺伝子導入で多能性を持たせる必要が
無いので腫瘍形成の可能性が極めて低い
と考えられます。
 
 また今回の結果から移植前の神経への
分化誘導も必要としないことが
分かりました。
 
 したがって、成人皮膚・骨髄などから
Muse細胞を採取し、細胞をそのまま投与
するという簡潔な操作で治療を行うことが
可能です。
 
 Muse細胞による治療は、脳梗塞に対して
細胞移植による機能回復という根本治療を
提供するのみならず、再生医療を
特別な治療から一般的な治療へと変える
革新を起こすと期待されます。
 
 本研究結果は、9月21日に米国学術誌
Stem Cellsに掲載されました。
 
 本研究はNEDO機能代替プロジェクトの
支援を受けて行われました。
 
 
---------------------------------------
 
 Good Newsです。
 
 Muse細胞の初めての応用例では
ないかな?
 
 しかも、
>Muse細胞による治療は、脳梗塞に
>対して細胞移植による機能回復という
>根本治療を提供するのみならず、
>再生医療を特別な治療から
>一般的な治療へと変える
>革新を起こすと期待されます。
 
 と言っています。
 期待しましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

希望学

 ずっと前に、「希望学」というものが
あることを私のブログで紹介したことが
ありますが、2009年9月のことなので
ずいぶん時間が経ったこともありますし、
その後の進展(まだ続いています)
もありますので、再度紹介しておきます。
 
 その時言っていた本は入手して
読んで見ましたが、それなりで、
それほど感動したこともなく、
私のイメージしていたものと
たいして変わらず、
ちょっとがっかりしました。
 
 期待が大きすぎたかな?
 
 学問としてはこんなものなので
しょう。 と言う感じですね。
 
 ただ、学問は継続することが重要で、
そこから得るものは必ずあるはずで、
期待して見守りたいと思っています。
 
 継続は力なりです。
 
 その後、更新されていますので、
各自、そこから得るものは、いろいろ
あるはずで、知っておいて貰いたいと
思います。
 
 「希望」は人が生きる上で重要なもの。
 のはず。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

NIMSと九州大学の研究チームは、高品質・低価格でモノシリコンを育成できる新しい鋳造法「シングルシードキャスト法」を開発しました。

2015.10.27 物質・材料研究機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
1.国立研究開発法人物質・材料研究機構
 (以下NIMS)
 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点
 (MANA)ナノエレクトロニクス材料
 ユニットの関口隆史グループリーダー
 と、国立大学法人九州大学
 応用力学研究所の柿本浩一教授らの
 研究チームは、高品質低価格の
 モノシリコン育成法を開発しました。
 
2.今回得られた成果は、シングルシード
 キャスト法という新しい鋳造法です。
 従来の鋳造法に比べ結晶の品質を
 飛躍的に向上することができ、
 シリコン太陽電池の効率化が期待
 されます。
 
3.現在、太陽電池の主流である
 シリコン系太陽電池では、変換効率が
 20%に達しており、今後の開発では、
 付加価値を高めるために、20%を上回る
 変換効率が求められています。
 しかし、従来の鋳造多結晶シリコンでは
 この目標値を実現することが不可能
 であり、一方、半導体用の
 無転位単結晶シリコンでは価格競争に
 勝ち残れないため、多結晶シリコン、
 半導体用単結晶シリコンに代わる
 第3のシリコン材料の開発が
 望まれていました。
 
4.研究グループは、この問題を解決する
 ため、種結晶を使ったシリコンの
 鋳造法「シングルシードキャスト法」を
 新たに開発し、結晶の品質が良く
 不純物の少ない単結晶シリコン
 (モノシリコン)インゴットを
 育成することに成功しました。
 新開発した鋳造法は、るつぼの中で
 シリコンを溶解し、小さな種結晶から
 単結晶を成長させる技術で、
 半導体シリコン単結晶の作成法に
 比べて、原料コストも製造コストも
 下げることができます。
 さらに、この方法で育成した結晶を
 用いて試作した太陽電池の変換効率は
 最大で18.7%を記録しました。
 これは、同時に評価した半導体用
 無転位単結晶(CZシリコン)ウエハの
 18.9%に迫るものです。
 今後、結晶欠陥と不純物の影響を
 さらに抑えることで、CZシリコンの
 変換効率を上回ることが
 期待されます。
 
 
---------------------------------------
 
 価格競争力のある太陽電池が出来る
ようになりそうです。
 
 変換効率だけで言えばそれなりの効率が
達成出来ていますが、高価なんです。
 
 高品質・低価格な太陽電池が生産出来る
ことが最重要ですよね。
 
 今後に期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月 2日 (月)

腫瘍細胞における薬剤耐性メカニズムを解明したという、ガン治療のややこしい発見

2015年10月31日 FUTURUS
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 細胞の修復機能が却ってガンの治療薬の
効果を妨げているという、ややこしい話が
MITから発表された。
---------------------------------------
 
 なかなか興味深い話しです。
 「がん」を退治するのは難しい。
 
>結局出された結論は、『Gadd45』と
>『P27』の『mRNA』の濃度を測定する
>ことで、その患者に化学療法が
>効果的かどうかが予測できるように
>なる、ということだった。
 なかなか難しそう。
 
 今後の研究に期待します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

宇宙から地球を「健康診断」 CO2や水分を衛星で観測

2015/11/1 日本経済新聞
National Geographic
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 地球の“健康状態”に目を光らせる
観測衛星が増えている。
 
■地表のうるおいを調べるSMAP
■地球の呼吸を観測する
 
 人類によって病に陥った地球が
立ち直るための頼みの綱は、私たち人類と
その技術だけなのだ。
---------------------------------------
 
 なんとも情けない話しです。
 
 見渡すところ唯一の生命体が存在する
地球で、殺し合い等という愚かなことを
している人類。
 地球はひとつしかないのです。
 
 何故馬鹿さ加減に気づかないのか?
 
 何故殺し合いが無くせないのか?
 
 他国を攻撃するということを止めると
いう単純なことが出来ない。
 
 他国の人を信じることが出来ないと言う
その一点。
 
 実行すべきは、きちんと事実を把握する
こと。
 
>地球の健康を脅かすあらゆる圧力に
>対し、この星はこれまで驚くほどの
>回復力を示してきた。
 
>人間の活動によって放出される
>年間約370億トンの二酸化炭素のうち、
>海洋や森林、草原はその約半分を吸収し
>続けている。
 
>だがその許容量がいつ限界に達するか、
>誰にもわかっていない。
 
>なにしろごく最近まで、炭素収支を
>把握する有効な方法さえ
>わかっていなかったのだ。
 
>そんな状況を変えたのが、2014年7月に
>NASAが打ち上げたOCO-2
>(軌道上炭素観測衛星2)だ。
 
>「地球の呼吸を観測する」目的で
>開発された衛星で、地球上のあらゆる
>地域で、放出もしくは吸収されている
>二酸化炭素の量を1ppm単位の精度で
>計測できる。
 
>OCO-2衛星の観測データを使って
>作られた世界初の全地球マップには、
>オーストラリア北部、南アフリカ、
>ブラジル東部から、大量の二酸化炭素が
>放出されていることが示された。
 
>焼畑農業が大規模に行われている
>地域だ。
 
 怖ろしいことだと思う。
 
 賢明にならなければいけないはず
なのに、理解しない人が多い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

C型肝炎に特効薬 3カ月で完治、費用負担少なく

2015/11/1 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 状況が激変したのは2014年。
 
 溝上センター長は「C型肝炎ウイルスが
試験管内で培養できるようになり、
新薬開発が加速した」と話す。
 
 すでに5剤が発売されており、
その最新薬が2015年7月に承認された
「ハーボニー」だ。
 
 これは同年5月に2a、2b型の治療薬
として発売されたソホスブビルに、
レジパスビルという成分を加えたもの。
 
 1b型にも非常に高い効果を示す薬剤だ。
 
 臨床試験では、初めて治療する患者
だけでなく、他治療で効果がなかった
人を含めても96~100%の人で
ウイルスが除去された。
 
 1日1回、1錠を12週間飲むだけでよい。
 
 「長期入院の負担や薬の副作用なしに
ウイルスを消失できる」と
溝上センター長は新薬の普及に期待する。
 
 問題はこの領域の新薬の薬価が
1錠数万円以上と高額なこと。
 
 患者負担が大きくなる不安があるが、
実は国全体で見れば肝がんを発症してから
かかる医療費を抑制できるメリット
がある。
 
 そのため、2015年8月31日から
ハーボニーは医療費の助成対象となった。
 
 助成対象となる治療期間は12週間で、
患者負担は市町村民税(所得割)課税
年額に応じて月1万円または2万円になる。
---------------------------------------
 
 Good Newsです。
 
>3カ月で完治
 だそうです。殆ど全ての人が、
 
 せっかく良い薬が開発され、助成対象
にもなっているようですから、
C型肝炎患者は積極的に検査を受けて
完治を目指してほしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年10月 | トップページ | 2015年12月 »