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2015年11月 8日 (日)

ES/iPS細胞から神経細胞を「作り分ける」新技術を開発- iPS 細胞による神経難病研究の精度の向上-

2015/11/06  慶應義塾大学医学部
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 慶應義塾大学医学部生理学教室の
岡野栄之教授・今泉研人(医学部学生
(5年))、順天堂大学大学院医学研究科
ゲノム・再生医療センターの赤松和土
特任教授らの共同研究グループは、
ヒトES/iPS細胞から脳・脊髄にある
任意の神経細胞を作製することができる
新たな技術を開発しました。
 
 さらにこの技術を用いて、
アルツハイマー病と筋萎縮性側索硬化症
(ALS)において脳・脊髄の特定の部位の
神経細胞で生じる症状を、
患者iPS細胞から作製した神経細胞で
再現することに成功しました。
 
 近年、ヒトiPS細胞を用いた
アルツハイマー病やALSなどの神経難病の
新たな治療法開発が試みられていますが、
多くの神経難病は脳・脊髄の特定の部位
のみが障害され、他の部位では症状が
再現されにくいため、ヒトiPS細胞を
用いた研究では病変となる部位の細胞を
効率よく作製する技術が必要でした。
 
 しかし、これまでに用いられてきた
作製方法は脳の部位ごとにさまざま
であり、異なる部位での症状の比較など
が難しいのが現状でした。
 
 本研究の応用によって、神経難病の
症状をより正確に試験管内で再現する
ことが可能になり、これまで困難
であった神経難病のiPS細胞を用いた
研究の精度が大きく向上し、
新たな診断・治療方法の開発に貢献する
ことが期待されます。
 
 本研究成果は、2015年11月5日
(米国東部時間)に
「Stem Cell Reports」オンライン版に
公開されます。
 
プレスリリース全文は、以下を
ご覧ください。
 
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 良いですね。
 
>本研究の応用によって、神経難病の
>症状をより正確に試験管内で再現する
>ことが可能になり、
>これまで困難であった神経難病の
>iPS細胞を用いた研究の精度が
>大きく向上し、
>新たな診断・治療方法の開発に
>貢献することが期待されます。
 
 期待したい。
 
 神経難病治療は、進んでいないのが
現状。
 
 薬のスクリーニングなどに、おおいに
役立つと思う。

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