« 光合成水分解反応初期に利用される水素イオン移動経路を解明~これまでの定説を覆す結果に~ | トップページ | 厚労省 2つの再生医療製品を保険適用へ »

2015年11月18日 (水)

新たな補体制御因子の発見~補体制御因子 CTRP6 は関節炎治療に有効 ~

2015 年 9 月 25 日
東京理科大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 東京理科大学生命医科学研究所
ヒト疾患モデル研究センターの
教授・岩倉洋一郎、ポスドク・村山正承
らの研究グループは、CTRP6 とよばれる
蛋白質が補体の新たな制御因子であること
を見出し、この蛋白質を投与すると
マウスの関節リウマチモデルを治療できる
ことを示しました。
 
 この結果は CTRP6 を関節リウマチや
他の炎症性疾患の治療薬として用いる
ことができる可能性を示しています。
---------------------------------------
 
>近年、補体第二経路は関節リウマチ
>だけでなく、多発性硬化症や腎炎、
>全身性エリテマトーデス、乾癬、
>糖尿病など多くの炎症性疾患に
>関与していることが解ってきました*。
 
>本研究では CTRP6 が自己免疫性の
>関節炎に対して有効的な治療効果を持つ
>だけでなく、多発性硬化症などの
>疾患においても重要な役割を果たして
>いることを疾患モデルを用いて
>示しました。
 
>CTRP6 は3つある補体活性化経路
>のうち第二経路のみを特異的に制御する
>ことから、CTRP6 を投与しても
>細菌や真菌に感染し易くなるような
>副作用が少ないことが予想されます。
 
>また、第二経路の最初の反応を阻害する
>ため、他の補体成分を標的とした治療
>に比べ効率が良いと考えられます。
 
 良さそうです。期待しましょう。

|

« 光合成水分解反応初期に利用される水素イオン移動経路を解明~これまでの定説を覆す結果に~ | トップページ | 厚労省 2つの再生医療製品を保険適用へ »

医療関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 新たな補体制御因子の発見~補体制御因子 CTRP6 は関節炎治療に有効 ~:

« 光合成水分解反応初期に利用される水素イオン移動経路を解明~これまでの定説を覆す結果に~ | トップページ | 厚労省 2つの再生医療製品を保険適用へ »