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2015年10月 7日 (水)

身近な製品の大幅コストダウンにもつながる成果 小さな触媒格納庫 ~非晶質ニッケルナノ粒子の特異な触媒機能を初めて明らかに~

平成27年10月5日
大阪大学
科学技術振興機構(JST)
産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
○安価で入手容易なニッケルを用いて
 非晶質注1)ナノ粒子を合成し、
 触媒的な炭素ー炭素結合形成反応を
 実現
 
○開発したニッケルナノ粒子は、
 触媒として高活性なニッケル原子を
 効率的に出し入れする役割があることを
 解明
 
○医薬品などの骨格部分が安価に
 合成できることで、身近な製品の
 大幅なコストダウンが見込まれ、
 ナノマシンや量子ドットといった、
 次世代のマテリアルへの応用にも
 期待
 
 
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 大阪大学 大学院基礎工学研究科の
真島 和志 教授、劒 隼人 准教授、
百合野 大雅 特任助教および
産業技術総合研究所 触媒化学融合
研究センターの佐藤 一彦
研究センター長、田中 真司 研究員、
ナノ材料研究部門の清水 禎樹
主任研究員の共同研究グループは、
安価で入手容易なニッケルを用いて
直径が最大15nm(nmは10-9m)
の非晶質ナノ粒子を世界で初めて合成し、
このニッケルナノ粒子を用いることで
触媒的な炭素-炭素結合形成反応を
達成しました。
 
 一般的に、安価で毒性の低い卑金属
(ニッケルや鉄など)のナノ粒子は
触媒活性が低く、有機合成反応への応用が
難しいことが問題となっていました。
 
 今回の研究成果は、ニッケルナノ粒子で
これまで知られていた触媒活性の限界を
打ち破り、炭素ー炭素結合形成反応
に対して、パラジウムや白金などの
貴金属ナノ粒子より高活性な触媒として
利用可能であることを明らかにしたもの
です(図1)。
 
 本研究によって、導電性高分子や
医薬品などの部分骨格も安価に合成でき、
身近な製品の大幅なコストダウンなど、
実用的な展開が期待されます。
 
 また、本研究の合成手法を用いることで
鉄、銅、コバルトなど、ニッケル以外の
金属粒子も容易に形成できることから、
金属ナノ粒子の代表的な応用法である
ナノマシンや量子ドットといった次世代の
マテリアルを実現する大きなきっかけと
なることが期待されます。
 
 なお、本研究成果は、
Wiley-VCH社が発行する
学術論文雑誌のAngewandte
 Chemie,
 International
 Editionに近く掲載されます
(速報版としてジャーナルHPに掲載
(9月30日(水)(日本時間)
されました)。
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 Good Newsです。
 
>医薬品などの骨格部分が安価に
>合成できることで、身近な製品の
>大幅なコストダウンが見込まれ、
>ナノマシンや量子ドットといった、
>次世代のマテリアルへの応用にも期待
 
 良いですね。
 
 今後に、おおいに期待したい。

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