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2015年10月31日 (土)

世界初、リプログラミング療法の臨床試験に成功

2015/10/29  慶應義塾大学医学部
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室の
大家基嗣教授と小坂威雄専任講師らの
研究グループは、世界で初めて
進行性の前立腺がん患者に対し、
抗肝炎ウイルス薬リバビリンによる
リプログラミング療法
(抗がん剤の効かなくなったがんに
再び抗がん剤が効くよう巻き戻す)
を用いた臨床試験を施行し、
成功しました。
 
 抗がん剤ドセタキセルを用いた治療は、
現在、日本も含め世界における
進行性の前立腺がんに対する標準治療
ですが、ドセタキセル療法が効かなく
なった患者に対する有効な治療は
なかったため、今後の新たな治療法の
一つとなることが期待されます。
 
 今後、薬事申請・実地臨床導入に
向けて、2014年9月から新規に
「橋渡し研究加速ネットワークプログラム
橋渡し研究支援拠点」に認定された
慶應義塾大学の大学病院において、
医師主導型治験が2016年3月を目処に
開始される予定です。
 
 本研究成果は、2015年10月29日から
京都市で開催される
第53回日本癌治療学会学術集会において
発表されます。
 
プレスリリース全文は、
以下をご覧ください。
 
 
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 私の思っていたリプログラミングの
イメージは以下のようなものです。
 
 関連リンク
2014年6月20日
 
 要するにiPS細胞などの万能細胞から
ではなく、違う方法でもっとダイレクトに
目的の細胞を作成することだと、
 
 でも、今回の方法も
>その作用のメカニズムとして、
>リバビリンが、抗がん剤が効かない
>遺伝子発現プロファイル(注 6)を、
>抗がん剤が効く遺伝子発現プロファイル
>へと変化させたものと考えられます。
>リバビリンはドセタキセルが効かない
>がんを効くがんへと巻き戻すこと
>のできる薬剤
 と言っています。
 
 確かにリプログラミングですね。
 
 こういう方法もあるんですね。
 
 医師主導型治験良い成果が出ると
良いですね。
 
 期待したい。

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