寿命を60%伸ばすことが特定の遺伝子を削除することで可能に
2015年10月27日 gigazine
詳細は、リンクを参照して下さい。
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ケネディ博士たちが行った研究では、
どの遺伝子が老化の原因になっているのかを
断定するため、細胞の寿命、
つまりは「細胞の分裂回数」を計測しています。
調査では何と4698種類もの遺伝子を
ひとつずつ欠失させ、
どの遺伝子を欠失させると複製寿命が
変化するのか、を計測していったそうです。
研究の結果、238種類の遺伝子が
複製寿命と何かしらの関係性を持っている
ことが発覚。
そして、中でも「LOS1」と呼ばれる
遺伝子は、欠失すると細胞の寿命が
約60%も伸びることが明らかになって
います。
「LOS1」は「断食によるカロリー制限」
や「寿命を伸ばすこと」と関係した
遺伝的要素に深く関わるものだそうで、
「LOS1」を欠失することで断食がもたらす
老化遅延効果と似たような現象が
生じることが明らかになったという
わけです。
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この研究が人類の夢とも言える
不老不死や長寿を実現することに
なるのかどうか、疑わしいと私は
思います。
この研究に意味が無いとは
言いませんが、細胞に寿命を持たして
いるには意味があるはずで、
その意味を理解出来るようになる為
にはかなりの時間が必要と思われます。
まだまだ理解不足な面が多く、
難しい問題だと思います。
病気は困るけれども、私は不老不死を
望んではいません。
生きる意味とか、存在価値とかは、
「有限だからこそ」ということも
あるはず。
有限だからこそ、「今を大切に」と言う
思いもわくし、意味を持ってくるものだと、
そう思う。
医学は、今、困っている多くの人の為に
あって欲しい。
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